マンガ×実写×動画で描かれる『CLOUDMAN-さわれぬ日々-』心惹かれる理由とクラウドマン誕生の秘密

今、Twitterでとある動画が大きな話題を集めています。

その名も、つのだふむ先生の『CLOUDMAN-さわれぬ日々-』。

マンガと実写と動画を融合させた新しい読書体験と、枠にはまらない自由すぎるストーリー展開に話題騒然!

今回は、あらすじや見所、そして本作の誕生の秘密について迫ります。

ある日突然、全てのもの触れられなくなった...

主人公・園田裕之は、ある日突然足が地面から浮き、全てのものに触れられない体になってしまいます。服は弾け飛びスマホにも触れられない、そして水道水も彼を避けて水さえも飲めない始末...。

色々試したところ、“ 自分の周りには10センチほどの見えない膜ができていて、その結果全てのものに触れられなくなる “と言う特殊能力に目覚めたことに気付きます。

絶望に打ちひしがれる園田。

ですが、友人の神野「雲ははるか地上から浮いていて誰もさわれない・・・無敵だ」と彼の能力を絶賛し、こう呼びます「クラウドマン」と。

『CLOUDMAN-さわれぬ日々-』に惹かれるワケ

特殊能力に目覚めた園田のヒーローものかと思いきや、3話では神野が謎の死を遂げ、豪速球を投げる謎のキャラクターが登場するなど、突然のミステリー展開に読者も騒然。

服が弾け飛んだ園田に対して、神野が綿工場の木綿を纏わせる(通称:木綿ふわふわにさせた変態)など突然始まるシュールなギャグ展開も本作の見所です。

そして、一番注目して欲しいのは、マンガと実写、そして動画の3つを掛け合わせた新しい読書体験。

最近では、マンガにアニメーションと音声を加えたマンガ動画が人気ですが、加えて実写を融合させた作品は初の試みです。

また、気になるのはマンガと実写の使い分け。

園田や神野といった主要な登場人物と思われるキャラクターたちは、顔がイラストで描かれている一方で警察官などのサブたちは実写で登場するのです。

この表現の違いに物語の秘密が隠されているのでしょうか?

アメコミ映画を思わせるような臨場感溢れるBGMチョイスにも注目してみてくださいね!

クラウドマンは僕のヒーロー

CLOUDMAN-さわれぬ日々-』を手掛けているのは、マンガ家・つのだふむ先生。

『宇宙兄弟』や『ドラゴン桜』などの数々のヒット作を手掛けた名編集者、佐渡島庸平さんが立ち上げた作家エージェント会社コルクに所属しています。

自身初となる連載作品『りさこのルール』では、偉人の名言をよりどころに生きる、うだつの上がらない男・園田ヒロユキの数奇な人生譚を描きました。また、本作では元映像作家としての経験を活かした「縦スクロールマンガ」という制作法を一貫、ストーリーはもちろんその制作方法が大きな注目を集めました。

今回のCLOUDMAN-さわれぬ日々-は、つのだふむ先生の最新作...!?

と思いきや、実は2017年に開催された「Weiboコミック×コルク×note 日中漫画大賞」で入賞した作品だったのです。2017年10月までは、Twitterとinstagramで毎日更新されていた『CLOUDMAN-さわれぬ日々-』ですが、思うように視聴数が伸びず、以降更新を休止していました。

つのだふむ先生は当時のnoteでこう振り返ります。

2017年の僕を牽引してくれたのは、このクラウドマンという作品だ。数多くではないけれど、毎日観て応援してくれるファンができた。毎日作ることが日々の糧となり、希望となり、新たな出会いにも導いてくれた。クラウドマンは僕のヒーロー。

4年の時を経て復活した『CLOUDMAN-さわれぬ日々-』。

つのだふむ先生にとってもヒーローであるクラウドマンの戦い、そしてこの新しい読書体験をお見逃しなく!

👉つのだふむ先生のTwitter

OGP及び記事内の画像は、つのだふむ先生の許諾の元掲載してあります。快く許諾していただきまことにありがとうございました。

@Fumm Tsunoda/CORK