本をひらけば、いつでもそこにいる...「日常マンガ」は、変化の激しい現実世界を生きる私たちの、心のホームグラウンドです。
「日常」とひとくちに言っても、主人公は様々。この記事では、個性豊かなキャラクターを中心に、日常マンガを10作品紹介します。
1.ニート兄妹の日常:『働かないふたり』
人と会うのが怖い妹・ハルコと、能力値の高い兄・守。
同じニートでありながら、対照的なふたり。共通しているのは、「なんだか幸せそう」ということ。この本を読めば、ニートを見る目が変わるかも!
勉強する兄・守のことを、「ヒマ人」呼ばわりするハルコ。
2.ノラネコと人間の日常:『木曜日のフルット』
ノラネコのフルットと、ちょっとだらしない女性・鯨井(くじらい)先輩の日常です。ほかにも、何かしらのクセのあるキャラクター達がたくさん登場します。
石黒正数(いしぐろ・まさかず)先生の描く、絶妙な丸いフォルムがたまりません。
人間世界の不条理を訴えるフルット。ノラネコからみた「人間」の考察は、哲学のようでもあります。
3.四季を感じる日常:『オチビサン』
ポンポン帽子がかわいい主人公・オチビサン。ともだちのナゼニとパンくい。鎌倉のどこかにある小さな町・豆粒町を舞台に、四季折々の小さな発見をする日常が描かれています。
全編、フルカラーで描かれています。筆者は、安野モヨコ先生の色使いが大好きです。
4.ちょっと”おばか”な魔族の日常:『まちカドまぞく』
ある日突然、魔族の末裔であることを知った主人公・吉田優子。
魔族であるからには魔法少女を倒さなくてはいけないのですが、ちょっと「おばか」が過ぎるため、なかなかうまくいきません!応援したくなる確率120%です。
5.(自称)ヒーロー女子小学生の日常:『三ツ星カラーズ』
(自称)町の平和を守る三人組、「カラーズ」。運動神経のないリーダー・赤松 結衣(あかまつ ゆい)。「うんこ」が口癖のさっちゃん。すこし歪んだ性格の青山 琴葉(あおやま ことは)。東京・上野を舞台に、可愛くもクセのある三人の日常が描かれています。
かわいいキャラクターから発射される毒は、破壊力バツグンです。
6.タイトル通り、独身OLの日常:『独身OLのすべて』
適度な距離感と腹八分目の友情で結ばれている、OL三人組の日常。
かわいいキャラクターの中に、毒がみっちり詰まっています。
独身OLを取り巻く不条理にポイズンゲージが溜まった人は必読。
毒を以て毒を制しましょう!
7.高校生の日常:『となりの関くん』
隣の席の関くんは、いつも度を越した一人遊びをはじめます。横井 るみは先生に見つかるのではないかとハラハラするのですが、関くんの真剣な遊びっぷりに見入ってしまいます。
関くんの一人遊びはいつでも本気。読んでいるこちらも「次はどんな遊びをしてくれるのだろう」とワクワクしてしまう!
8.パティシエこぐまの日常:『こぐまのケーキ屋さん』
ケーキ屋を営むこぐまの店長と、店員の青年の物語です。こぐまは自分のことを「くま」、青年のことを「てんいんさん」といいます。このマンガは、優しさ由来の成分でできています。体力がゼロの時に読んでみてください。きっと全回復します。
「プリンアラモード」が発音できずに「ぷいんあらもろ」になってしまう店長。かわいいので、正解でいいと思います。
9.SFがナチュラルに入り込む日常:『ドラえもん』
50周年を迎えた今こそ『ドラえもん』!!すっかりお馴染みになっていますが、日常×SFという、画期的な作品なんです。筆者は30巻に収録されている「ねむりの天才のび太」というお話が好きです。
10.破天荒な警察官の日常:『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
金儲けが大好きな警察官・両津 勘吉(りょうつ かんきち)。自分に正直に破天荒に!誰からも愛されるアンチヒーローの金字塔です。
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「好きなところから読める」という安心感
日常生活を描いたマンガには、「好きなところから読める」という安心感があります。読みはじめるのが、とても気軽。
それでも、「もっと、もっと」と読み進めていくうちに、結局は全部読んじゃうのですけれどね!
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