帯に「勝負の第12巻」と書かれていましたが、個人的には「萌えの12巻」だった『3月のライオン』最新刊。
三姉妹はもちろんですが、今回は棋士のおじさまたちの愛らしさが全開です。雷堂どんに土橋九段、そして滑川さんwら再登場キャラの深掘りエピソードに大満足。
川本家のエピソードでは、再びやってくる三月町の夏まつりに向けて、屋台メニューを一新。
8巻に登場した冷やし白玉シロップも、改良版として再登場します。
それから新メニューとして、ちほちゃんから送られてきた梅シロップ、生姜シロップとレモンゼリーを組み合わせた、愛玉子(オーギョーチー)風のデザートも。
感慨深かったのは、このシーンでのひなちゃんの成長ぶり。
「和菓子職人になりたい」という夢をぼんやり持っていた中学生のころとうって変わって、お姉ちゃんとおじいちゃん相手に自分のアイデアをハキハキと説明する姿は、もはやプロの卵といっていいほど。
零だけでなく、彼女も未来への階段を一歩一歩のぼっている最中なんだなと思いました。
本レシピ記事はumebon(梅本ゆうこ)さん運営の「マンガ食堂」に掲載されたエントリーから寄稿いただき掲載されています。http://mangashokudo.net
梅シロップ&ジンジャーシロップ:
(※写真はジンジャーシロップ)梅シロップは今年漬けたものがあったのでそれを使います(青梅と氷砂糖で漬けるごく普通のやつ)。
ジンジャーシロップはしっかり辛口になるよう意識して作ります。薄切りした生姜に砂糖をまぶし、水分が出たら水と黒糖を加えて、クローブ、唐辛子(これが辛さの決め手)と一緒に火にかけます(ネットを参考に目分量で作ったので適当レシピですみません…)。粗熱がとれたら保存容器へ。
新生姜の甘煮:
新生姜は皮をむいて、ピーラーなどで薄く切る。
鍋に水と砂糖を入れて熱し、新生姜を入れてやわらかくなるまで煮る。
レモン汁を絞り入れると、新生姜が薄いピンク色に変わります。粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やしておく。
レモンゼリー:(※分量は参考まで)
レモン汁50cc分を絞り、水250ccと混ぜ合わせレモンジュースを作る。レモンの果肉は薄くスライスし、いちょう切りしておく(トッピング用)。
上で作ったレモンジュースの半量を鍋に入れ、火にかけて砂糖(大さじ3)を溶かす。鍋の温度が60~70度になったら、水でふやかした板ゼラチンを入れてよく溶かす。残りのジュースを加えて混ぜる。
型に入れて2~3時間ほど冷蔵庫で冷やしたら完成。
ミルク寒天&紅茶寒天:(※分量は参考まで)
鍋に牛乳(100cc)、水(50cc)、粉寒天(2g)を入れて混ぜ、火にかけてよく溶かす。
(紅茶寒天の場合は水150g、粉寒天2g、ティーバック1袋で同様に)
火を止めて砂糖(大さじ2)を溶かし、容器に入れて常温で固まるまで待つ。
固まった寒天は小さなダイス状にカットする。
あとは前回と同様にブラックタピオカ、白玉を茹で、濃いめのミルクティーを作ったら夏祭りメニューのパーツ完成。
大集合の図。
ここから先は動画でもどうぞ(音が出ます)。
冷やし白玉シロップ(改良版):
容器にブラックタピオカ、白玉、牛乳寒天、紅茶寒天を入れて……
濃いめ&甘めに作った冷たいミルクティー(練乳を入れるとコクが出てオススメ)を注ぎ、氷を散らします。
丸い白玉とタピオカ、キューブ状の2種類の寒天の組み合わせに、「なんてかわいいビジュアル…!」としばしうっとりしてしまう。もちもちに、寒天の歯切れのいい食感も加わって、味の面でもパワーアップした印象です。
梅シロップレモンゼリー:
梅シロップと氷を入れた容器にレモンゼリーを大きなスプーンですくって入れ、いちょう切りしたレモンとシロップ漬けのクコの実をトッピング。
つるんとしたレモンゼリーに、香りのいい梅シロップがさわやか。梅シロップを梅酒に変えたら、大人向けの一品にもなりそう。
巻末で、あかりさんと島田さんが出会う場面に登場したのもこのスイーツ。このシーン、たまらんかったです。甘酸っぱいシチュエーションにぴったりではないですか…! (そして島田さんの胃腸との相性もよかったようで安心)
ジンジャーシロップゼリー:
作り方は梅シロップゼリーと同様。最後に新生姜の甘煮をひらりとのせます(思ったよりピンクに発色しなかった。無念…)。
あとからじんわり辛さのくる生姜シロップが、レモンゼリーとぴったりです。
今年は長雨のせいで、夏の名残を味わう間もなく秋に突入しちゃった印象だったので、12巻の夏まつりのシーンは特にじんわりときたのでした。
<おまけ>
西武池袋百貨店で開催されていたコラボ企画、最終日にズザザーッと滑り込みで入店。
屋上でおろしツナパスタとフレンチトースト食べて、物販でおいなり弁当とプリンをゲット。
夏まつりメニューをアレンジした梅シロップミルクプリンと、タピオカミルクティープリン(チャームつき)。
ミルクプリンはパンナコッタ風の濃厚なプリンに、さっぱり酸味のきいたシロップ。タピオカミルクティープリンは、黒タピオカのもちもち食感がちゃんと再現されてました。また食べたいなー。
丸の内でコラボカフェもスタートするようで、これも楽しみ。(編注・2020年12月現在終了しています)
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