渋谷タワレコで「チェンソーマン マンガ展」開催中！狂った世界には多少狂った街（シブヤ）がよく似合う

『チェンソーマン』の世界を堪能できるイベント「チェンソーマン マンガ展」が2021年6月12日からタワーレコード渋谷店で開催中！複製原画の展示やフォトスポット、豊富なラインアップのオリジナルグッズ先行販売などファン垂涎のイベントです。

©藤本タツキ／集英社

2021年3月4日にコミックス第11巻が発売され第1部完結を迎えた本作。アニメ化と第2部連載が決定しさらなる盛り上がりを見せる『チェンソーマン』の世界を体感してきた筆者がレポートします。

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映画ファンが描くマンガ世界

あなたは『チェンソーマン』のどんなところが好きですか？

愛着を持たずにいられないキャラクター、ひと目で脳に焼きつく悪魔や魔人の造形、一枚の絵として美しい戦闘シーン、想像を超えつづける物語展開、つい真似したくなる言葉選び…これらの魅力の源泉は作者 藤本タツキ先生の幅広い文化的背景に見ることができます。

チェンソーマン

なかでも先生は単行本の作者コメントで毎回好きな映画を挙げ、前作『ファイアパンチ』でもドキュメンタリー映画を撮る人物を登場させるなど大の映画好きを公言しており、自身の作品も映画から大きなヒントを得ていることを明らかにしています。

『チェンソーマン』でも実際にある映画のオマージュが各所に盛り込まれ、言語表現が最小限に抑えられた映像的な描写が散りばめられています。

9巻 ここからはじまる破壊は圧巻 レクイエム風の声楽曲が脳内に流れてくる

チェンソーマン

少年マンガの新境地

『チェンソーマン』は「週刊少年ジャンプ」という舞台で少年マンガの常識を次々と覆す手法をとることで、掲載されるたびセンセーショナルな盛り上がりを見せました。これまでの少年マンガと大きく異なるポイントの例を2つご紹介します。

ポイント① 必殺技がない

本作には少年マンガに高確率で出てくる「必殺技」が出てきません。バトルシーンで「喰らえ！○○！」などと叫ぶアレです。

すべてを「ばん」で片付けるマキマ

チェンソーマン

戦闘時のモノローグも必要最小限。静止画をスピード感のある美しい映像のように見せる、マンガというフォーマットへの視覚的挑戦ともいえるでしょう。

チェンソーマン

ポイント② 無慈悲な死と失われる心

作品内では主要人物でも呆気なく死んでしまいます。あまりに淡々と、そして芸術的に描かれる破壊と死によってデンジとともに心を失っていくような感覚を味わった読者も多いはず。これは読者の感情を増幅させようとしてきた従来の少年マンガとは真逆の特徴です。

チェンソーマン

しかしただ芸術性を志向した残酷な物語ではなく、少年マンガらしさを保ちながらもこれまでの少年マンガにはない新しい感情を読者にもたらすのが『チェンソーマン』。脳みそで考えるよりも目と心で感じてほしい作品です。

この感情、言葉で説明するのは野暮じゃあないっすか…

それではいよいよ、「チェンソーマン マンガ展」へ行きましょう。
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いざ！現場へ

タワーレコード渋谷店の8階。順番待ちの階段からポチタとデンジのポスターが並び「こっちだよ」と誘われているようです。

筆者撮影

タワレコカラーとの相性ちょういいじゃん…

一歩中に入ると「5巻発売記念スペシャルPV」の合唱団による挿入歌が耳に飛び込んできます。讃歌のように「チェンソー！チェンソー！チェンソーマン！」というクワイアが響きわたる異様な空間。

🎨マンガ展のメイン「複製原画の展示」

人数制限のおかげで混雑していないので、原画をいろんな位置・角度から舐め回すように見る、見る、見る！

＜複製原画展示コーナーの一覧＞

1. 堂々の初登場

2. チェンソーマンの戦い

3. デビルハンターの日々

4. 悪魔との対峙

5. デンジを囲む女たち

6. それぞれの最期

7. カラーイラストコーナー

「2.チェンソーマンの戦い」「4.悪魔との対峙」では、寄りで見るとタツキ先生のシンプルな絵のうまさと作り込まれたキャラデザインが、引きで見ると映画的な画の美しさがよくわかります。

チェンソーマン

一度見たら忘れられないこのシーンもありました

また「7.カラーイラストコーナー」では表紙絵を含むカラー版原画がずらりと並びます。原色を多用したアメコミライクな色彩とのコントラストが『チェンソーマン』のダークな世界を一層引き立たせていることに気付かされます。

📷撮影OKのコーナー

会場内は撮影可能スペースも充実しています。来場者がほぼ100%撮影していたのが「リアルチェンソーマン」。等身大のチェンソーマンがはるか遠くを見据えて立ってます。

筆者撮影

写真撮影スキルの無さをこれほど悔やんだことはありません。人目をはばからず限界までしゃがんだりあらゆる角度から撮ったりしましたがこれが限界でした…お許しください。さて続いてはビビッドな色合いが写真映えする「コベニカーのフォトスポット」。

筆者撮影

本来なら車の後ろに入ってコベニちゃんのようにダブルピースして誰かに撮ってもらうべきスポットです。ちなみに「早川家のリビング再現コーナー」はやや混み合っていたので断念。こちらも中に入って撮影するやつでした。

"他人の視線"の悪魔を恐れず撮るんじゃああ！

そしてタワーレコードとのコラボ「LPサイズパネル」のゾーン。音楽好きにはたまらないレコードジャケット風パネルが並びます。グッズ購入5,000円ごとにパネルが当たる抽選券を1枚もらえる（後日当選発表）ということで、筆者もしっかり計算買い。

筆者撮影

ソ◯ック・ユース風のやつ当たりますように…

ちなみに、写真左下にもいるように会場の壁や天井のところどころにポチタがいるので、コミックスの合間にポチタが出てきて心癒やされるあの感じを場内で味わうことができますよ。

✏ファンからのメッセージ

展示の最後にはファンからのメッセージコーナーが。愛にあふれた言葉とイラストに一面埋め尽くされていました。行く予定の方はぜひ気合の一筆を。

筆者撮影

🎁完売したグッズは予約可能

イベント最後のお楽しみはグッズ。人気商品は完売していますが前金予約で購入特典を受けることができます。筆者もTシャツを予約済み！その他購入したグッズや購入特典のカードはこちら。

筆者撮影

左から木製マルチスタンド（チェンソーマンを選んだぞ！）、名場面アクリルキーホルダー（天使の悪魔を引いたぞ！）、2,000円購入ごとに1枚もらえる限定特典イラストカード（デンジと師匠を引いたぞ！）。Tシャツが手元にやってくる7月を楽しみに待ちます。

さらにこの先にアニメと第2部連載が待っている幸せ

「チェンソーマン マンガ展」は複製原画やフォトスポットで『チェンソーマン』の世界を堪能できるだけでなく、タワーレコードとの組み合わせにより実現したアート性の高い展示・グッズまで存分に楽しめる大充実イベントでした。

迷っているなら絶対行くべし！2021年6月25日18:00～ 最後の事前予約チャンスをお見逃しなく。

「チェンソーマン マンガ展」イベント概要

＜展示会概要＞

• 日程：2021年6月12日（土）～7月4日（日）

• 時間：12:00～20:00 最終入場 19:30

• 場所：タワーレコード渋谷店8階「SpaceHACHIKAI」

• 入場：無料（電子チケットによる事前予約制）

  ※電子チケット詳細はこちら

＜展示内容＞

• 複製原画の展示

• リアルチェンソーマン展示

• 早川家のリビング再現コーナー

• コベニカーのフォトスポット 他盛り沢山！

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かならず最新情報をチェック！事前予約は必須

読み直して行ったらとてもよかったので、オススメです

OGP及び記事内画像はプレスリリースよりhttps://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000727.000025445.html