チェンソーマン

藤本タツキ著

新刊情報
最新刊 5巻
2020年01月04日

6巻は、2020年04月05日に発売(電子書籍)

アルが独自に算出

チェンソーマンとは?

『チェンソーマン』は、2019年1号から週刊少年ジャンプで連載している、藤本タツキ先生の作品です。

けんすう

衝撃の1話目

少年漫画でありながら、過激な描写があったり、グロテスクな悪魔がでてきたりと話題になりました。

チェンソーマンの魅力

主人公のデンジは、全く学がないため、少年漫画の主人公のような、大きな大義や目標があるわけではなく、また真っ当な考え方や道徳、というものもありません。どちらかというと目の前の短期的な欲や考えに左右されるのです。

たとえば、物語がスタートして、数話で、風呂に入れていいものを食べれて、顔のいい女性が近くにいるという、「夢みてーなイイ生活」をしており夢にゴールしているといいます。そして、マジのマジのゴールは他にないか?と考えて結果、「胸を揉んでみてぇ」というゴールを発見する、といった具合です。

けんすう

めちゃくちゃここ好き

しかし所属している公安のデビルハンターでは、目標や信念があるものしかいません。また、対峙する悪魔も夢や目標を持っており、「胸を揉む」という目標がくだらないとバカにされたりします。

少年漫画といえば、大きな目標や大義を持っている、また道徳の心を持っているのですが、デンジはそれがありません。正確にいうと、悪人のわけではなく、教育を受けておらず学がないのです。

そんな少年漫画のスタンダードからはずれたマンガですが、人間、全員が大きな夢や目標があるわけではなく、ささやかな幸せや生活を守るために生きているわけです。そんなデンジに感情移入するのもよいかもしれません。

また、悪魔の設定も魅力的です。悪魔は「人間がその言葉に恐怖しているか」によって強さが変わります。それは「コウモリ」だったり「ナメコ」などの動物だったり、「チェンソー」や「銃」だったりします。また「永遠」などの概念だったりもします。

そして、人間側(デビルハンター)は、悪魔と契約することで、その悪魔の力を借りることもできます。さらに、魔人というものもおり、これは「悪魔が人間の体を乗っ取った」もので中身は悪魔ですが、理性が高い場合、人間と協力したりもします。

恐怖が増えれば増えるほど強くなる悪魔なので、「恐怖を感じないくらい頭のネジがぶっ飛んでいる」という人間のほうが戦闘で有利です。デンジは、ネジがぶっ飛んでいるので、作中でも有利な状態になっている・・・というのもバトルマンガとしてのおもしろさを引き上げています。

けんすう

恐怖が悪魔の力

悪魔とのグロテスクで派手な戦闘を楽しむのもよし、と魅力がつまった話題作です。

あらすじ

※あらすじでは1話をまとめています。読んだ時のおもしろさを損なわないように細心の注意はしておりますが、ネタバレを避けたいかたはご注意ください。

チェンソーマンの世界では、悪魔と呼ばれるものが存在しており、それを駆除する「デビルハンター」という職業があります。

主人公のデンジは親が残した多額の借金があるため、飼っている「ポチタ」という悪魔と一緒に、デビルハンターをしてお金を稼いでいました。ポチタは、怪我をしているところをデンジが血をわけて助けた悪魔です。

けんすう

このシーンでもう泣けます

しかし、一緒に仕事をしているのは金を貸しているヤクザであり、毎回の食事が食パン1枚といったような、底辺の環境です。

けんすう

少年漫画のキャラって、バカそうに見て賢い人が多いんですが、デンジはマジでバカなところがリアリティあって好き

死ぬまで底辺の生活だろうと気づきつつ、「食パンにジャムを塗ってポチタと食って、女とイチャイチャしたりして、一緒二部屋でゲームして、抱かれながら眠るんだ」といった、ささやかな夢を見るデンジ。

しかし、ゾンビの悪魔にハメられて、デンジはバラバラにされてしまいます。

デンジは過去に、もし自分が死んだらポチタだけが心残りであり、もし自分が死んだら、自分の体をポチタにあげるから、普通の暮らしをして、普通の死に方をしてくれと頼んでいました。

そして、「私は・・・デンジの夢の話を聞くのが好きだった。・・・これは契約だ。私の心臓をやる。かわりに・・・デンジの夢を私に見せてくれ」といい、ポチタはデンジを生き返らせます。

ポチタは、チェンソーの悪魔でした。ポチタと合体し、頭がチェンソーになったデンジは、ゾンビの悪魔をバラバラにします。

そして、その場に、公安のデビルハンターと名乗る女性がやってきて、「キミの選択肢は二つ。悪魔として私に殺されるか、人として私に飼われるか」と言われます。

そして、公安のデビルハンターになることになったデンジ。果たして、彼のささやかな夢はどうなるのでしょうか?

登場人物

デンジ

けんすう

ドカーン!

父親の借金を背負わされ、ヤクザの下でデビルハンターをやっていたが、ゾンビの悪魔により殺されてしまう。しかし、飼っていたポチタが心臓になり融合することで、胸の紐(スターターロープ)をひっぱると頭がチェンソーになることができるようになった。

マキマいわく、デンジからは人と悪魔の二つの匂いがする。

チェンソーを使うと自分の体も切れてしまうため、血を出しすぎて貧血になってしまう。義務教育も受けておらず、基本的には学がない。

年齢は16歳。趣味は食べることと寝ること。

マキマ

けんすう

😏

内閣官房長官直属の公安デビルハンター。特別に鼻が効き、悪魔と人の匂いを判別することができる。美人だが、ドライなところや冷酷なところが垣間見える一方、好きなタイプは?と聞かれたときに「デンジ君みたいな人」と答えるなど、思わせぶりなこともする。酒に強い。

契約している悪魔は不明だが、終身刑以上の犯罪者の命を使い、そのものに名前を呼ばせることで、遠隔で人間を捻り潰すことができる能力を持つ。悪魔を知ることは、一端のデビルハンターでは許されない。

岸辺からは「お前がどんな非道を尽くそうと、俺の飼い犬を殺そうと、人間様の味方でいる内は見逃してやるよ」といわれており、裏で何をしているかは作中ではまだ不明。

早川アキ

けんすう

#レスに使えるコマ

デンジより3年先輩の公安デビルハンター。マキマは命の恩人といっている。家族が全員、目の前で殺された経験を持つ。

狐の悪魔と契約をしており、力を借りる代わりに体の一部を狐に食わせる契約になっている。

アキの部隊は、他じゃみないような実験的な体制で動かされている。

また、呪いの悪魔とも契約しており、持っている刀のような釘で、自分の寿命と引き換えに、何回か刺したら呪い殺すことができる。

パワー

けんすう

パワー初登場!

魔人。デンジのバディ。理性が高いため、アキの部隊にいる。魔人になる前は「血の悪魔」だったので、血を使った戦いが得意だが、血の匂いにすぐ興奮してしまう。人間も悪魔も嫌いで、仲良くなれるのは猫だけ。

姫野

幽霊の悪魔と契約している。右目を食べさせたかわりに、透明で触ることができない、力持ちなゴーストの右手を使える。酔うとキス魔になる。アキのことが好き(顔が好きらしい)。

荒井ヒロカズ

堅苦しい熱血漢。姫野の部下。狐の悪魔と契約している。趣味は俳句。

東山コベニ

大学にいきたかったが、優秀な兄を大学にいかせるために、無理やりデビルハンターになっている。9人姉妹らしい。20歳。契約している悪魔は不明。趣味はおいしい物を食べること。

岸辺(先生)

特異1課所属。先生と呼ばれている。その後、特異4課の体調に。デンジとパワーに戦闘を教える。アルコール中毒。

サメの魔人

特異4課所属。壁の中や地面、どんな場所でも泳ぐことができる。短い間なら悪魔の姿にもなれる。

暴力の魔人

特異4課所属。魔人になると、悪魔のときよりも弱くなるが、魔人でも強すぎるので、毒が出る仮面をつけられている。

蜘蛛の悪魔

特異4課所属。普段は人間のような形をしている。

天使の悪魔

特異4課所属。特殊な悪魔で人に敵意はないが、触れると寿命を吸い取る。

名言

俺は軽〜い気持ちでデビルハンターなったけどよ。 この生活続ける為だったら死んでもいいぜ

引用元:(デンジ・1巻)

アキに仕事やめろといわれてボコボコにされ、やり返したあとにいったセリフ。はじめて人並の扱いをされたデンジには、たとえマキマのような決して優しい対応とは言えないものでも、十分夢みたいな生活なのです。

馬鹿みたいな理由じゃな・・・・・・

引用元:(パワー・2巻)

デンジがパワーを助けたシーンで、なぜ殺そうとしたのに助けたのか?という答えに、胸を揉む仕草で答えるデンジ。それに対しての答え。

デンジ君 エッチな事はね 相手の事を理解すればするほど気持ち良くなると私は思うんだ

引用元:(マキマ・2巻)

初めて胸を揉んだが大したことがなく、追いかけてたものを掴んでも、追いかけてた時のほうが幸せでは・・・と落ち込んでいるデンジへかけた言葉。

知っておくと楽しめる用語

悪魔

通常、「〇〇の悪魔」といった名称がつけられている。○○に入るのは、筋肉やナメコや天使など、様々なものがある。すべての悪魔は名前を持って産まれ、その名前がおそられているものほど悪魔自身の力も増す。つまり、「コーヒーの悪魔」は恐れられていないので弱い。

ソ連(この世界では、ソ連が残っている?)では、悪魔を軍事利用している、などのセリフも出てきており、世界中に悪魔がいると予想される。

血を飲むと怪我やダメージを回復できる。

デビルハンター

東京だけでも、民間を含めて1000人以上いる。悪魔と契約して悪魔と戦う。

公安対魔特異4課

デンジが所属する課。悪魔と融合したデンジや、魔人のパワーがいるなど、実験的な部隊。警察官に職務質問されたときに手帳とともに名乗ると、嫌な顔をされるらしい。

魔人

人の死体を乗っ取った悪魔のこと。頭の形状が特徴的。魔人の人格バディ。悪魔と同じ駆除対象だが、パワーのように、理性が高い場合、デビルハンターを任されるというケースもある。

出てくる悪魔一覧

ゾンビの悪魔

人間をゾンビにして操ることができる悪魔。デンジが最初に殺した悪魔。

筋肉の悪魔

全身が筋肉のような悪魔。触れている筋肉を自由自在に操れる。

けんすう

筋肉の悪魔!

ナマコの悪魔

ナマコの悪魔は、ナマコの悪魔です。一発でパワーに殺されるだけの存在です。

けんすう

存在感なさすぎるナマコの悪魔です

コウモリの悪魔

ニャーゴを盾にパワーを脅し、デンジを連れてきた悪魔。

ヒルの悪魔

コウモリの悪魔の恋人。コウモリの悪魔と一緒に、人間すべてを食べる夢を見てたらしい。

銃の悪魔

13年前に米国に出現し、どこにいるかわからない、全てのデビルハンターが殺したがっている。

世界中が悪魔対策で、銃で儲けようとしたときに、銃を使った事件や内戦、暴動が増えて、銃が怖がられるようになり、さらに銃を使った大きなテロがおきたときに産まれた。

11月18日午前10時に、日本に26秒上陸し、5万7912人が死亡した。

他国でも、アメリカは124秒で54万8012人、カナダは7秒で8481人、ハワイは0.4秒で780人、中国は37秒で31万6932人、ソ連は210秒で15万5302人、メキシコは2秒で6088人、インドは15秒で2万9950人が死亡、と約5分で120万人弱を殺した。そのことにより、悪魔への恐怖も高まって、すべての悪魔が以前よりも力が強くなった。

肉片を食べると、どの悪魔でも強くなる。肉片同士はくっつきあうので、銃の悪魔を探すときに使われる。

永遠の悪魔

ホテルの8階を閉鎖して、外部と遮断してデンジたちを追い詰めた悪魔。しかし、デンジに3日間、攻撃され続け、耐えられなくなり殺してくれと懇願。

未来の悪魔

公安にとらわれている悪魔。2人が契約している。1人は寿命半分を差し出しており、1人は両目と味覚と嗅覚を差し出している。「未来最高!」というのが口癖。お腹に頭を突っ込むと、その者の未来が見える。

藤本タツキ先生の情報

藤本タツキ(ふじもと・たつき)先生は、1992 年秋田県生まれ。秋田県立仁賀保高校出身。

デビューのきっかけは、23歳の大学生の時に応募した読切作品『恋は盲目』がクラウン新人漫画賞佳作となったこと。

マンガ家になった理由は

「昔から油絵を描くのが好きで、それ以上に物語をつくるのが大好きでした。漫画家の道を選んだのは、自分の感性をよりストレートに出せると思ったから」。

と述べています。

好きなアニメは

  • 『涼宮ハルヒの憂鬱』

  • 『氷菓』

  • 『おじゃる丸』

  • 『日常』

  • 『かみちゅ!』

  • 『クレヨンしんちゃん』

  • ピクサー作品

  • ディズニー作品

  • ジブリ作品

とインタビューで述べています(参考)。

チェンソーマンは以下のサービスで無料で読めます。

[第1話]チェンソーマン

[第2話]チェンソーマン

[第3話]チェンソーマン

みんなの好きなコマ

コマ画像の投稿は出版社および作者の方から許諾をいただいています

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お正月は何をしますか?もちろんマンガを読みます!こたつでぬくぬくしていると、刺激が欲しくなりますよね。そんな刺激的なマンガの代表『チェンソーマン』の最新刊が1月4日に発売されるのでご紹介します!2019年1号から週刊少年ジャンプで連載がスタートした本作は、『ファイアパンチ』を描いた鬼才、藤本タツキ先生によるダークヒーロー物語です。先日発表された「このマンガがすごい!」で4位と2019年大きな話題を生みました。超絶貧乏少年デンジはチェンソーの悪魔ポチタと悪魔を駆除するデビルハンターを仕事としてなんとか日々の生計を立てています。悪魔のポチタと悪魔を駆除するのには訳があります。ポチタはケガをしているところをデンジに助けてもらったのです。しかし、残虐な悪魔に狙われたデンジは一度殺されます。ポチタがデンジの命となり、自身が”チェンソーの悪魔”となって、悪魔を狩っていく物語です。王道バトルマンガには珍しい主人公がかなりぶっとんでいます。超貧乏な生活を送り続けてきたデンジの望みは人としての最低限の生活です。王道バトルマンガの主人公にはない目標ですよね。デンジの行動理由は基本的に「オンナ」です。魔性の女マキマのことが大好きで、その人の為に命を懸ける狂いっぷりは見ものです。特異4課のメンバーが襲撃され、多くの仲間を失ってしまうデンジたち。デンジもサムライソードに敗れ、マキマの能力によりなんとか危機を脱します。この1件でデンジが狙われていることが判明し、デンジとパワーは修業を積みます。デンジはサムライソードと早川は沢渡との決戦が始まろうとしています!新たな悪魔と契約し、強くなった早川が姫野の仇である沢渡とどう戦うのか?!サムライソードに一刀両断されたデンジはどう対抗するのか?!決戦の5巻!見逃せません!!---🏆🏆🏆---2019年に読んだマンガで最高だった3冊を選んでSNSでシェアしよう!ログイン不要ですぐできる!ハッシュタグは #2019年私のマンガBEST3

チェンソーマンが超おもしろい!魅力は、主人公に「学」がないこと

週刊少年ジャンプで連載中の「チェンソーマン」すごくおもしろいです。この魅力はどう表現すればいいのか・・・というのがわからなかったのですが、担当編集の人いわく「主人公のデンジに学がない」という表現をしてて、すごくわかりやすいな、と思いました。というので、「学がない」のが何でおもしろいのか?を書いてみます。インタビューはこちらから:集英社の林さんに聞く、編集者から見た今の時代の作品の作り方チェンソーマンをまだ読んでいない人にざっくりと説明すると・・・。世界観的には、悪魔というものがいる世界で、公安にもデビルハンターという職業があるような感じです。悪魔は人間に害するので、狩らないといけないんですが、悪魔は超強いので、人の身体を乗っとった「魔人」や悪魔と契約して能力を借りたりすることで、人間側は対抗しています。つまり、バトル漫画という面でいうと、「悪魔の能力を使って、悪魔と戦うマンガ」とも言えます。主人公のデンジは学校にもいかず、親の作った借金を返すために極貧生活をしながら、ヤクザの元で民間デビルハンターとして働いていました。ポチタという悪魔を買っていたのですが、とある事件から、ポチタに命を救ってもらい、融合することに。そして、頭がチェンソーになって悪魔と戦うことになります。で、ここで秀逸なのが「すべての悪魔は名前を持って産まれ、その名前がおそられているものほど悪魔自身の力も増す。」ということです。つまり、たとえば「ゾンビ」とか「コウモリ」とか出てきます。主人公のデンジは、「チェンソー」の悪魔と融合して、頭をチェンソーにして戦うんですけど、チェンソーも人間にとってちょっと怖いですよね。そして、ここが重要なんですが「悪魔と戦っているときに、恐怖を感じると、相手が強くなってしまう」ということなんですね。しかし、主人公のデンジは、教育を受けていないので、学がありません。夢や希望もないのです。ちょっといい暮らし(パンにジャムを塗る、とかそういうレベル)をできればいいと思っている。さらに、ちょっと頭のネジが外れています。難しいことを理解しません。バカといえばバカなのですが、愚かなわけではありません。ただし、学がないのです。学がなく、難しいことを継続的に考えられないし、考えるつもりもない。そこが、対悪魔に対しては絶大な力になるのです。悪魔を怖がらないから、悪魔が強くならない。この世界においては、最強になる可能性があるのです。さらに、少年漫画の主人公なら持っていそうな「海賊王になる」とか「火影になる」「家族を守る」とかの目標があるわけでもなく、「強い奴と戦うことが好き」みたいな、過程を楽しむキャラでもありません。仲間が死んでもたいして何も思いません。敵への復讐心もあまりありません。「人と悪魔のどっちの味方だ?」と聞かれたときには、「俺の面倒みてくれるほう」といいます。デンジには夢も目標も、仲間思いの何か、というのがありません。夢と呼べるようなものは、ちゃんとした寝床で寝れて食事がとれることとか、いいなと思っている女性の胸を揉む・・・くらいです。これが、この作品を特異なものにしている点であり、デンジの学のなさ、考えのなさが、非情な悪魔たちを倒すための希望となっているのです。このため、戦いや日常シーンも、今まで少年漫画では見たことがないような、バカな一面が描かれていたり、どうしようもなかったりするのですが、それがまた斬新でおもしろいです。週刊少年ジャンプ史上、もっとも「学がなくて、バカ」な主人公ともいえます。たとえばドラゴンボールだって、学はあまりなく、バカっぽい感じではありますが、強いやつと戦いたい、という点はありますし、悟空は心もキレイです。守らないといけないシーンでは世界を守りますし、仲間の死には当然怒ります。しかし、本当に学がなく、愛情も教育も受けていなかったとしたら・・・。デンジのようになるのではないかと思います。少年漫画でそういう描き方をするのは奇をてらっているだけでは?と思う方もいるかもしれませんが、そうではありません。チェンソーマンは、ちゃんと少年漫画らしい「希望」があるのです。その意味では、王道とすら思います。2019年には、映画のJOKERが話題でした。徹底的に恵まれない環境下、という点は同じですが、それが社会への攻撃になるのではなく、その学のなさ、考えの浅さ、そのものが人類を救う希望になる、、という点で、JOKERとは別の爽快感があります。というわけで、チェンソーマンは、少年漫画の代表作にすらなり得ると思っているので、未読の方はぜひチェックしてみてください!

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