マグメル深海水族館

椙下聖海 / 著

コマ投稿OK

ようこそ『マグメル深海水族館』へ!新米飼育補助員が仲間と共に成長していく静かに熱い海洋ロマン

海洋生物、昆虫、とにかく生き物が大好きだという椙下聖海(すぎしたきよみ)先生がくらげバンチにて月刊連載中の『マグメル深海水族館』。世界唯一の水深200mに存在する水族館を舞台に、深海生物の生態に迫り、生命の躍動を静かに感じる物語です。

マグメル深海水族館

深海。一般的に水深200mより深い場所を指し、太陽の届かない完全な暗黒世界。様々な障害が存在するために人が到達することが困難であり、月に行くことよりも大変な「宇宙より遠い海」とも呼ばれています。そのため深海には未だ解明されていない謎も多く、ロマンに満ち溢れた地球最後の未開拓地(フロンティア)なのです。

深海生物は少々グロテスクな姿形のものも多く、不気味で怖いといったイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。しかしそれは、あなたが深海生物の本当の姿をまだ知らないからなのかもしれません。

本記事では『マグメル深海水族館』を登場人物とダイナミックな深海生物のコマと共にご紹介します。この作品を読めば、深海を孤独に生きる生物たちの新たな一面を知ることができ、彼らに対するイメージが一変するかも知れません。

いざ、未知の世界『マグメル深海水族館』へ!

マグメル深海水族館

舞台は水深200mにある水族館

マグメル深海水族館

物語は品川駅から「しんかい線」に乗り電車で20分、水深200mに位置するマグメル深海水族館が舞台となっています。電車1本で深海まで行けてしまう世の中!(こんな世界、こんな水族館が本当にあったらいいのに!)

マグメル深海水族館

生きている深海生物を間近で観察することができる世界唯一の施設として、この水族館には多くの来館者が訪れています。マグメルとは死の国のこと。海底には死が降り積もり、死んだ生き物は食べられて次の命に繋がっていく。命が巡る深海そのものの意味に通じる言葉なのです。

新米飼育補助員と頼れる仲間たち

まずは、マグメル深海水族館で働く飼育員とその仲間たちを紹介しましょう。みんな、好きなものに対する愛と真剣さを兼ね備えた素敵なキャラクターばかり!

清掃員兼飼育補助員、天城航太郎

主人公はちょっと気弱な青年、天城航太郎。最初こそただの清掃員として働いていましたが、彼の深海生物に対する愛情と熱意を汲み取ったとある人物から飼育補助員を勧められ、憧れだった深海生物の飼育員としての一歩を踏み出すこととなります。

マグメル深海水族館

その眼差しからも伝わってくるほど、深海生物を心の底から愛している優しい青年です。

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

マグメル深海水族館館長、大瀬崎湊人

マグメル深海水族館の創設者であり館長です。TVにも出演するほどのすごい人。そして、航太郎を飼育補助員に推薦した張本人。

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

海洋生物のことならお任せ!深海のスペシャリストです。その心には深海生物を守り育てていくという使命感を抱き、マグメルごと飼育員と深海生物を深い愛情で包み込んでくれる父のような存在です。この館長に出会ったことにより航太郎の人生は大きく動き始めます

マグメル深海水族館

ベテラン飼育員、由比朝陽と長泉湖

航太郎を支える二人のベテラン飼育員朝陽。朝陽は言葉に棘がありますが、深海生物に関する知識と愛情の深さを持ち合わせています。初めて飼育担当をしたコウモリダコに特別な愛着を持っています。実はシスコン的な一面も!?

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

一方、湖は学生の頃から成績優秀で深海に強く惹かれていました。深海生物の飼育員になることが中学生の頃からの夢で、航太郎をいつも優しくフォローしてくれるお姉さんのような存在です。

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

海の上の漁師、白浜深夜

クールな青年、深夜は漁師の弟子であり、時折網にかかってしまった深海魚を発見しては湊人館長に知らせてくれています。深海生物の研究に役立ててもらうため、決して魚の死を無駄にはしません。航太郎の良き理解者でもあります。

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

料理人見習い、堂ヶ島嵐

マグメルにある潜水艦型レストラン「ラティメリア」の料理人見習いです。世界一うまい深海料理を作ることが夢で、明るく好奇心旺盛な性格。航太郎に深海魚について詳しく教えて欲しいとグイグイ迫って来ては彼を困らせています。しかし、その純粋な眼差しは航太郎に深海に対する新たな価値観を教えてくれるのです。

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

凄腕の獣医、春野出帆

天才獣医の春野。みんなからは「ハルさん」という愛称で親しまれ、ちょっと怖くて、ぼーっとしているように見えますが頼れる深海生物のお医者さんです。ホラーが大好きという意外な一面も!

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

このように、まるで夢のような深海水族館で働く飼育員とその仲間たちのエピソードが、深海生物の不思議な生態を教えてくれるのです。時にその飼育の難しさや、自然界の厳しさと向き合いながら、航太郎とともに成長していく気持ちになれるストーリーになっています。

深海生物の描写に2つの注目ポイント

もちろん、主役の深海生物を忘れてはいけません!『マグメル深海水族館』では椙下先生の繊細なタッチで深海生物が生き生きと描かれているのですが、その美麗なイラストには筆者が注目するポイントが2つあります!

注目ポイントその1、大ゴマによる描写で生命の躍動感が伝わってくること!

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

この大胆に5ページ分のコマを使って描かれたリュウグウノツカイのダイナミックなイラストをご覧ください!!

マグメル深海水族館
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筆者が初めてこのページを開いた時、とても感動して何度も何度もページをめくり直したのを覚えています。

注目ポイントその2、可愛らしいデフォルメイラストで深海生物のことを学べる解説!

その1のダイナミックさとは対照的に、各話で登場した深海生物の解説はとても可愛らしくデフォルメされたイラストなのです!これなら怖さも半減。強面がコワ可愛いに昇格です!

マグメル深海水族館
マグメル深海水族館

航太郎と一緒に楽しく多種多様な深海生物の生態について勉強できるマンガでもあるのです。

好きをもっと深く知るために

航太郎は仲間たちに支えられながら、飼育補助員として深海生物たちと関わり始めたことで、知識としてだけではなくリアルな生命として深海生物たちのことを理解できるようになっていきます。

マグメル深海水族館

航太郎の愚直な姿を見て、本当に理解するということは知ろうとする姿勢と、深海のような真っ暗な未知に対して手を伸ばす勇気が必要なのだと思い知らされるのです。

マグメル深海水族館

このマンガ、ほとんどのコマでキャラクターの周囲を深海生物が漂っている姿が描かれており、椙下先生の生き物に対する愛着が手に取るようにわかります。まさに、マンガそのものが水族館のようでとっても素敵なのです!

マグメル深海水族館

さて、あなたも深海生物のことをもっと深く知りたくなってきませんか?

1話試し読みはこちらから!少しでも興味が湧いたなら、その深淵を覗いてみて下さい。深海生物の魅力に気づいたら、ぜひお気に入りの子をこちらでシェアして下さいね。

マグメル深海水族館

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