世界が滅んだその後で

洋介犬/著

1分で判る『世界が滅んだその後で』

  • ある日突然世界が滅びてしまう

  • 目が覚めると自分以外は「亡者(ナキモノ)」と呼ばれる怨霊になっていて街を彷徨っている

  • 亡者に生存者だということがバレたら殺されてしまう中、主人公はこの世界で無事生き残ることができるのだろうか...?新感覚のサバイバルホラーを見届けろ!

作品概要

世界が滅んだその後で』は、新潮社のマンガサイト「くらげバンチ」で連載中の作品。

外れたみんなの頭のネジ』で累計90億PVを達成した人気ホラーマンガ家・洋介犬先生の最新作である。

あらすじ

ある日突然、世界が一瞬で滅びてしまう。

世界と同時に息絶えた人類は「亡者(ナキモノ)」と呼ばれる怨霊になり、街を徘徊している。

世界が滅んだその後で

亡者は恐ろしい見た目をしているが”生前に執着していたものを体現する”という奇妙な習性を持つため、元の世界と同じような生活をしている。

そんな世界で唯一の生存者である主人公・ノゾミ

亡者に生存者であることがバレると惨殺されてしまう絶望的なこの世界で、ノゾミは生き残るためこの世界の秘密を探る。

世界が滅んだその後で

ユニークな亡者や生前に悲しい経験をした亡者と接するうちにこの世界の様子を徐々に理解するノゾミだったが、この惨状を作り出した邪悪な存在が空から笑いながらこちらの様子を見ていることに気付く。

その姿を見て果てしない畏怖と怒り感じたノゾミは、改めてこの世界で足掻き生き残ることを誓うのだった...。

世界が滅んだその後で

キャラクター

ノゾミ

世界が滅んだその後で

この世界において唯一の生存者。

目覚めた時は何故か棺の中におり、右手と右目、そして以前の記憶を失っている。

生存者であることが亡者にバレると殺されてしまうため、瓦礫の破片を頭につけてタオルを巻き亡者の特徴である”ツノ”を偽装している。

ニャツミ

世界が滅んだその後で

猫娘のような容姿を持つ、マイペースで無邪気な亡者。

自身の姿については、生前から猫になりたかったからだと語るが、変人として疎外されており、唯一大切に育てていた猫も余命を宣告されるなど辛い過去を持つ。

タエ

世界が滅んだその後で

スクール水着姿の美人で、常に汗を流している。

この滝のように流れる汗には、彼女の生前のとあるトラウマが影響している。お姉さん的ポジションで、亡者を装うノゾミの良き相談相手。

世界が滅んだその後で

ニャツミとタエは、亡者を装うノゾミの良き友人たちであるが油断してはならない。

なぜなら、ノゾミが生存者のようなそぶりを見せた時は、瞬時にこの表情になるのだから...。

豆知識

世界が滅んだその後で

この世界の惨状を作り出した元凶であり、ノゾミが「人を滅ぼせし者」と呼ぶ人物。

正体や詳細は全くの不明で、作中では地球外からノゾミを観察する形で度々登場する。

15話「願」では、とある事件をきっかけに絶望したノゾミに”左目”を授けそれを「オーディンの失われし目」と名付けている。

世界が滅んだその後で

オーディンというのは、北欧神話に登場する戦争と死を司る神のこと。

知識に対して非常に貪欲な神とされ、魔術を会得するために自身の片目を代償に、ミーミルの泉を飲んだという話がある。最終的には、フェンリルと呼ばれる巨大な怪物に噛み殺される結末を迎えるのだが...。

世界が滅んだその後で

ノゾミは”左目”を授かったことで、この世界で生き抜くためのとある能力を得るのだが、果たして北欧神話のオーディンとリンクするような展開があるのだろうか...?

作者情報

洋介犬と書いて「ようすけん」と読む。

公式ブログ「30秒怪奇妙漫画ブログ「イヌギキ」」では、創作ホラーはもちろん、先生のもとに寄せられた実話ホラー、そして「コメンテーター エンドウさん」という風刺マンガを掲載している。

また、日本を代表するホラーの名手・稲川淳二氏公式推薦作家であり、怪談語り部としてメディア出演をした経験を持つ。

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