『BEASTARS』が遂に完結！最終回は10月8日発売の少年チャンピオン。レゴシたちの生き様を最後まで見届けろ！

週刊少年チャンピオンで大人気連載中の板垣巴留先生による動物版青春ヒューマンドラマ『BEASTARS』。2020年10月8日発売の週刊少年チャンピオン45号にて、ついに最終回を迎えます！

2016年9月連載開始から約4年間。いびつな多様性の中で、懸命にもがきながら生きる主人公たちの姿に励まされてきたファンも多いのではないでしょうか。

大好きな作品の最終回は喜ばしいことですが、やっぱり少し寂しいもの。

しかし！どんな逆境や難しい状況でも己の信念に従って突き進むレゴシたちのように、最後まで彼らの物語を応援し見届けたい。最高の最終回を迎えるために、今一度『BEASTARS』の魅力をおさらいしていきましょう！

唯一無二の世界観

肉食獣と草食獣が共存する世界。文明が発達したその世界で動物たちは皆、二足歩行で生活し、学校に通い、恋をして、スーツを着て働いています。

主人公のレゴシは全寮制のチェリートン学園に通う17歳の心優しいハイイロオオカミの男の子。同級生らと寝食を共にしながら美術チームとして演劇部に所属しています。

本作を読んですぐに実感できるのが、動物たちの生き方が我々の世界と非常に似通っているということ。学校にはスクールカーストが存在し、いじめもあります。家族や友人関係に悩みながらレゴシたちは成長していきます。

しかし、決して覆らない「肉食獣と草食獣」の「捕食者と被食者」という動物社会ならではの世の中の対立構造や歴史。種族ごとの特性や身体の大きさ、生態に合わせて構築される様々な仕組み。社会が抱える問題は、この世界特有のもの。我々の世界とは決定的に異なる部分が丁寧で綿密に描かれています。

似ているけどやっぱり似ていない！そんな唯一無二の世界観が私たち読者をより惹きつけるのではないでしょうか。

「恋」か！「食欲」か！

『BEASTARS』を語る上で欠かせないのがレゴシの恋です。

大型肉食獣であるハイイロオオカミのレゴシは、学園で出会ったドワーフウサギのハルに恋をします。レゴシの中でハルとの出会いは、初めて異性を好きになると同時に、肉食獣としての本能に出会ってしまう事でもありました。

己の中に突然生まれた激しい感情は、17歳の少年である彼の生き方や考え方に大きな影響を与えます。そしてレゴシは次第に自分自身を取り巻く「社会そのもの」も、実は様々な問題を内包しながら不安定なバランスの上に成り立っていることを身をもって経験していくのです。

真面目で優しく不器用なレゴシは種族を超えて初恋を実らせることが出来るのか！思わず応援したくなるピュアでストイックな恋も本作の大きな魅力です。

アニメやエッセイマンガも見逃せない

連載が終了しても悲しんでいる暇はありません！

2019年10月の待望のアニメ放送から約1年、再び映像として動きまわるレゴシやハル、ルイたちに出会えるアニメ2期の放送が2021年1月からスタートします。

👉TVアニメ『BEASTARS ビースターズ』公式サイト
👉TVアニメ『BEASTARS ビースターズ』公式Twitter

さらに、2020年8月にはKissで連載されていた板垣巴留先生初の自伝エッセイ『パルノグラフィティ』が単行本化し発売中。同じく週刊少年チャンピオンで『グラップラー刃牙』シリーズを連載されている父・板垣恵介先生のエピソードも満載！マンガファン必見の一冊となっております。

👉『パルノグラフィティ』試し読み

自分の信念を大切にする姿に勇気をもらえる！

生きていると目の前に立ちはだかる大きな問題に、自分ではどうすることも出来ないと諦めてしまったり、自分の気持ちにも何度も嘘をついてやり過ごしてしまうそんな経験は無いでしょうか？

『BEASTARS』にはレゴシの他にもウサギやシカ、ライオン、パンダ、コモドオオトカゲなど我々もよく知る沢山の種族の動物たちが登場し、それぞれのドラマを紡いでいます。立場や価値観、生態も違う彼らですが、誰もが自分自身の信念に従って人生を突き進もうとする強さを持っています。

主人公のレゴシも、自分とは何もかも違う草食獣であるハルへの恋心。目の前に横たわる根深い差別や種族間の諍いに体当たりで挑みます。自分の気持ちに真摯に向き合い、不器用ながら等身大にぶつかっていく姿はとてもまぶしく勇気をもらえるのです。

だからこそ、我々ヒト科の心をも揺さぶるのではないでしょうか！

最終回が掲載される2020年10月8日には、コミック最新21巻も同時発売となります！

肉食獣と草食獣、それぞれの命運をかけたクライマックスに向けて盛り上がっていきましょう！
1話試し読みはコチラ🐺

心震わす物語を見届けよう！