ヤキモキしたりドキドキしたり時に笑ったり。山本崇一朗先生の名作『からかい上手の高木さん』にいろいろ惑わされたあなたが次に出会うのは、忍者です!
今日は、女性の忍者(くノ一)が活躍する作品『くノ一ツバキの胸の内』をご紹介いたします。
みなさんは、「くノ一」にはどんなイメージをお持ちででしょうか?
テレビとマンガにすっかり毒されたワタシの中では、すごくセクシーで、その色気を武器に敵を惑わして術中にはめる、しかし、色気の武器が無くても普通に強い!そんなイメージでした。でも、今日ご紹介する作品のくノ一は、ちょっと違います。
彼女たちは、まだ男を知らないのです!!(男を知らないとは言ってない)
目次
- かわいい“くノ一”たちが暮らす里のおはなし
- あなたの推しのは?個性的で魅力あふれる“くノ一”がたくさん登場!
- 「はにかむ顔」の破壊力がすごすぎ…!
- 山本先生の作品が、【次にくるマンガ大賞 2020】に2作品もノミネート!
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かわいい“くノ一”たちが暮らす里のおはなし
山奥のとある里。そこでは新米のくノ一たちが、日々修行をしながら暮らしていました。実は彼女たちは、まだ男を知りません…!「男を知らない」と言っても、もちろんそういう意味ではありません。生まれてこの方、一度も男性を見たことが無いのです。そう。その里は、男子禁制なのです!「男」という存在は知っている。あおい組という、男だらけの忍者の里があることも知っている。でも、実際に見たことがある者はいないのです。
主人公のツバキも男を知らないくノ一のひとり。真面目で努力家、後輩くノ一たちの面倒見も良いツバキですが、最近妙に「男」という存在が気になって仕方がありません。
でも、里で男について語ること自体が禁忌。そんな里の中で繰り広げられる、くノ一たちの微笑ましいストーリーです。
あなたの推しのは?個性的で魅力あふれる“くノ一”がたくさん登場!
とにかくかわいいくノ一たちが沢山登場します!なんと、総勢30人以上!!それぞれが細かくキャラクターが作り込まれていて、衣装も可愛く、全員とっても努力家で良い子。そんな様子を読むと、ついつい「推しくノ一」を決めて応援したくなってしまいます。
この感情、アイドルグループを応援する気持ちに似ています!アイドルも、推しを見つけては「ああ、かわいい。いい子…めちゃくちゃ頑張っている……尊い…!」となりますが、いつの間にか、それに近い感情で読み進めている自分がいるんです。ちなみに私の推しは、影ではめちゃくちゃ努力しているのに、周囲にはそれを一切感じさせないベニスモモちゃんです。尊い…!
「はにかむ顔」の破壊力がすごすぎ…!
この『くノ一ツバキの胸の内』は、あの『からかい上手の高木さん』の山本崇一朗先生の作品。『からかい上手の高木さん』といえば、つい照れちゃうような、はにかんでしまうような展開に身悶えてしまう名作です。山本先生は、この『くノ一ツバキの胸の内』でも、その手腕を存分に振るっていらっしゃいます!
この作品の凄いところは、たくさん登場する「はにかみ・シチュエーション」に異性が全く登場しない中で展開するところ!
急に「男」という単語を聞いて動揺して赤面しちゃうツバキ。
影ですごい努力をしているのを勘付かれてしまって動揺するベニスモモ。
人見知りでついつい人に意地悪をしてしまうサザンカが、たまに放つ本音の言葉。
そのような、彼女たちが急に「素直」になる瞬間の感情の発露が、とっても丁寧に描かれているんです。どれもこれも大変な可愛らしさ…!!くノ一にこんな顔されたら、すぐ術中にハマって瞬殺されちゃいます。
山本先生の作品が、【次にくるマンガ大賞 2020】に2作品もノミネート!
次世代ムーブメントを起こすであろう「次にくる」マンガをマンガファンが決める【次にくるマンガ大賞】。その2020年コミックス部門に、この『くノ一ツバキの胸の内』がノミネートされました!さらに、同じコミックス部門に、これまた山本先生の『それでも歩は寄せてくる』が同時ノミネート!
次にくるマンガ大賞に「くノ一ツバキの胸の内」と「それでも歩は寄せてくる」ノミネートしてもらってました。下のリンクから試し読みもできるのでよければお願いします。https://t.co/F3YKUwzgZl pic.twitter.com/KyArOQR4ww— 山本崇一朗.高木13ツバキ4将棋3 (@udon0531) June 19, 2020
・投票期間は2020年6月19日から7月3日(金)11:00まで
・各部門1人1回、3作まで投票できます!
投票フォームはこちらから(ログインが必要です)。奮ってご応募ください!
山本先生は、この2作に加えて『からかい上手の高木さん』も連載中。このクオリティの作品を同時に3作品も連載し、『からかい上手の(元)高木さん』の原作まで手がけられているの、すごすぎます…!!
日常の中に覗く細やかな喜び、楽しみの描写に長けた山本先生の作品。ノミネートされた2作品は、どちらも甲乙つけがたい名作です。これを気に、ぜひ両作品ともご堪能ください!
『それでも歩は寄せてくる』のレビューはこちら!
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どろんどろん
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