競技かるたを題材にしたマンガ『ちはやふる』。
主人公達が高校生というのもあり、若手による競技大会の出場者が増加。
そんな嬉しいニュースの中、現場ではこの様な問題も起きています。
競技かるたの隆盛と問題点
日本の競技かるた人口はこの10年で約3倍に増加したと言われています。これにともない、選手の皆さんや大会主催者の皆さんには、さまざまな面で負担の増大が余儀なくされてきました。
大会の運営費、選手たちの移動費や宿泊費などの負担の問題があり、万全な状況で競技かるたを続けることが難しいという現場の方々の声。
その声を受け、末次先生は競技かるたへの恩返しと発展を願い「ちはやふる基金」を設立しました。
プレスリリースも出ました。どきどきします。初めてのことで!沢山アクセスしていただけたら!
「一般社団法人 ちはやふる基金」設立のお知らせ|一般社団法人 ちはやふる基金のプレスリリース https://t.co/LrAxA4hSlT— 末次由紀ちはやふる44巻5月発売!! (@yuyu2000_0908) January 14, 2020
「ちはやふる基金」について
末次先生のマンガにも詳しく描かれていますが、『ちはやふる』が最終局面に向かうにあたり、「連載が終わる前にお世話になった近江歓学館に温水便座付きトイレを贈ろう」と思ったことがきっかけだそうです。
せっかく早起きできたので、なぜ私がちはやふる基金に関わることになったのかを少しお話ししたいと思います。
きっかけは、末次の基金始めましたの漫画にあったように、近江勧学館に温水トイレを贈りたいという相談を受けたことからでした。あれ、大真面目に考えていたんですよ!— ちはやふる基金のほんぽさん (@hon_chihayafund) January 14, 2020
トイレの寄贈をする為の打ち合わせをしていく中で他にもやるべきことがあると気付かれたそうです。
主に競技かるたに関するあらゆる資金不足をどう賄うかという課題。
確かに『ちはやふる』作中でも主人公・千早(ちはや)が大会の移動費の負担を両親に頼むのに悩む場面があります。
大会へ参加する為の参加費、交通費、宿泊費。
これらは全て選手の自己負担であり、若い選手に至っては親が全額負担する形に。
そうなると家庭の経済的な理由で大会出場を断念せざるを得ない選手も出てきます。
基金ではそういった金銭面の負担をサポートしてくれるので、選手達も気兼ねなく全力を出して大会に臨める様になる筈です。
また、今回基金設立で発表されたニュース。
それは新たに本理念に沿って今後開催される「ちはやふる小倉山大会」にて賞金100万円が拠出されるという内容です。
『ちはやふる』に登場する千早のライバルである、かるた女王・詩暢(しのぶ)が「かるたで生きたいのにできんっ」と悔しがる場面があります。
現在、競技かるたにはプロになる道が存在しません。
賞金が出ることで今後、競技かるたに「プロ選手」が登場する未来もそう遠くはないのではないでしょうか。
末次由紀先生からのご挨拶をお読みください。
“競技かるたで、仲間と楽しい時間を過ごしてもらいたい。 競技かるたからもらった、たくさんのものに恩返しをしたい。 かるたの競技人口は右肩上がりを続けています。 だからこそ、競技かるたに親しみを持つ子どもたちに 「ずっとかるたを続けていたい」 という夢をもって、強くなっていってもらいたい。 競技かるたを通じて、百人一首の文化に触れ、 世界中に友達を作ってもらいたい。 これまで競技かるたの世界を支えてきた皆様と連携し、 子どもたちの情熱を応援するとりくみが必要だ ——そういう想いから、ちはやふる基金を立ち上げるに至りました。 ご理解、ご協力いただけますと幸いです。” 末次 由紀
私達に出来ること
「ちはやふる基金」では、寄付やグッズを購入する事が出来ます。
寄付は継続か1度だけかを選択する事が可能です。
グッズを購入した場合、収益金が運営費用になります。
応援したい方は是非、皆さんの出来る方法で参加してください!
私も今後のかるたの未来の発展を心から願っています。
ちはやふる基金への寄付はこちらから、グッズ購入はこちらから。
ちはやふる基金概要
【一般社団法人 ちはやふる基金】
発起人:末次 由紀 (すえつぐ ゆき)
代表理事:本保 美由紀 (ほんぽ みゆき)
所在地:東京都港区
公式サイトURL
https://chihayafund.com
ちはやふる小倉山大会
https://ogurayama.chihayafund.com
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