『ヲタクに恋は難しい』ついに完結！最終11巻レビュー！幸せを運ぶヲタクたちの恋模様

ヲタク同士の不器用な恋を描いた『ヲタクに恋は難しい』のコミックス最終巻となる11巻が2021年10月14日に発売されました！

これまでに数々のマンガ賞を受賞！TVアニメ化や恒例の高クオリティPV、さらには実写映画化まで！この6年間、これでもかとファンを魅了し続けてきました。

この記事では、『ヲタクに恋は難しい』最終11巻のレビューをお届けします！

ついに結ばれた尚✖️光に涙した10巻

本作で唯一、出会いから描かれたカップルの尚哉と光のふたりがついにお付き合いすることになった10巻！

恋が芽生える前からわが子のように見守り彼らの幸せに涙した方、多いのではないでしょうか。

生粋のゲーヲタである光をまるごと受けとめる非ヲタ・尚哉のまなざしの神々しいこと！お互いにヲタクであること、そうでないことを大事な人の一部として認めている、そんな素敵なふたりの物語は教科書に載せてほしいレベルです。

一歩踏み出す勇気をくれたのは

11巻では成海と宏嵩の過去エピソードが宏嵩目線で描かれます。ゲームさえあればひとりでもよかった重度のゲーヲタが、コミュ力抜群の隠れ腐女子との出会いをきっかけに変わっていく過程がたまりません。

誰かと感情を共有したり、相手を思いやったり…それらはゲームと違って答えがなくて思い通りにいかないことも多々ありますが、それこそが味わいだったりしますよね。

宏嵩には成海が、成海には宏嵩が隣にいたことで足りないものを補いあって歩いている姿が尊くて…これまた涙です。

さらに、この巻では成海にヲタバレの危機が…！！過去の辛い経験から非ヲタに完璧に擬態して生きてきた彼女の選択は成海と宏嵩の、そして仲間との絆をより一層深めるものでした。

それな！と言い合える仲間の尊さは何にも変えられませんね。

画集も手に入れましたか！？

単行本カラーイラストやコラボイラストなど、これまでの作品が一挙収録された『ヲタクに恋は難しい official art works』が11巻と同時発売されました！

イラストに関してのお話を中心としたふじた先生のインタビューも載っていてファンにはたまらない内容となっています。個人的にはコミックスの表紙イラストの全体像が拝めて最高です！他にも美麗イラスト満載でずっと見ていられます。

いろいろあったよね…6人6様の恋

連載当初はヲタクあるあるが散りばめられ、笑いと共感を運んでくれていた本作。この6年間を通して、登場人物６人６様のヲタクと恋愛を描くことであなたはあなたでいいんだよと、わたしたちを優しく支えてくれるような作品へ成長したと感じます。

「計算された最後ではなく、生きたキャラクターと読者とともに運んだ予想外のラスト」と、ふじた先生が語られているように本作は多くのファンに愛される作品であり、それはきっとこれからも変わりません。

彼らの笑顔がみられる最終巻であることが本当にうれしく、これ以上ない幸せです。ふじた先生おつかれさまでした！そして、すてきな作品をありがとうございます！

叶うなら、またいつかこの6人に出会える日を願って。

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ヲタクの好きが詰まってる！