Happy Birthday 二ノ宮知子先生!本記事は、5月25日が誕生日の二ノ宮先生の作品をアルライター有志より愛を込めて紹介させていただくスペシャル記事となっています!
昭和・平成・令和と3時代を跨いで、多くの作品を世に送り出している二ノ宮先生。ほのぼのとしたストーリーの中に隠された、関係者への取材や先生の飽くなき探求心で深みがでた描写、物語の背景となる設定やテーマの秀逸さに思わずうなってしまいます。
先生の作品を読んだ人は、自由に紙面を行き来して「あっ」と驚く予測不可能な行動をするキャラクターたちに魅せられて、楽しい時間を過ごせることでしょう。沢山の驚きと、笑い、そして思わず応援したくなるピュアな恋愛模様が満載のデトックスコミックの数々!
さぁ、準備はできましたか?ようこそ二ノ宮ワールドへ!アルライター厳選の「これぞ二ノ宮先生」と感じられる6作品をご紹介します!
目次
- 「宝石×質屋」人間ドラマの宝庫 ほのぼの最新作『 七つ屋志のぶの宝石匣 』
- 衝撃の売れっ子漫画家の母業『 おにぎり通信~ダメママ日記~ 』
- 鉄板の抱腹絶倒の面白さ!『 のだめカンタービレ 』
- 泥酔の思い出を笑いに変えたい人の必読書『 平成よっぱらい研究所 』
- 都会っ子は農家の嫁になれるのか⁉『 GREEN 』
- ドタバタファミリー劇場『 天才ファミリー・カンパニー 』
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「宝石×質屋」人間ドラマの宝庫 ほのぼの最新作『七つ屋志のぶの宝石匣』
『七つ屋志のぶの宝石匣』は、現在「Kiss」(講談社)にて連載されている二ノ宮先生の最新作です。
東京下町にある歴史ある質屋・倉田屋を舞台に、宝石のオーラが見える質屋の娘・志のぶと、名家の跡取りでありながら、訳あって幼いころ倉田屋に預けられたイケメン宝石外商・顕定の2人が、質屋に流れてくる宝石を通して、様々な人生に出会う人間ドラマとなっています。
この作品のレビューを書いてくれたのは、マンガだけでなく文房具と鉄道にも詳しいあまみんさん!
かわいいアクセサリー、わくわくする宝石知識と出会えるトキメキ質屋コメディです。画面はモノクロなのに、先生の描かれる宝石達からは輝きを感じます。のだめ好きな読者さんにも喜んでもらえる、ボケとツッコミのドタバタ劇も健在です!美しい宝石たちの後ろに見え隠れする人間ドラマも楽しめる、大満足の作品です。
衝撃の売れっ子漫画家の母業『おにぎり通信~ダメママ日記~』
『おにぎり通信~ダメママ日記~』は、二ノ宮先生のお酒にまつわるエッセイ『平成よっぱらい研究所』に続く、喜劇のような二ノ宮ファミリーの日常を描いた作品です。
ふたりの男の子の子育て、そして二ノ宮先生自身の子ども時代までさかのぼって描く二ノ宮ファミリーの笑い溢れるノンフィクションコミックとなっています!くれぐれも人前で読まないことをお勧めします!
この作品のレビューを書いてくれたのは、マンガソムリエとしてInstagramでも発信しているMichaさん!
笑いが止まらない、二児の男の子がいる二ノ宮ファミリーのコミックエッセイ!有能な専業主夫のPONさんと、家事育児は任せた!と潔い二ノ宮知子先生のやり取りは、まるで千秋先輩とのだめの掛け合いを見ているかのよう。売れっ子漫画家の仕事の様子も垣間見える貴重な作品です。
鉄板の抱腹絶倒の面白さ!『のだめカンタービレ』
『のだめカンタービレ』は、実写ドラマ化・映画にもなった二ノ宮先生の代表作ともいえる作品です!
天才音大生であり、気難しい完璧主義者の千秋真一は、世界的な指揮者を夢見るも、閉所恐怖症のため海外留学ができず自暴自棄になっていたある日、隣室から聞こえてくる一風変わったピアノソナタに耳を奪われます。吸い込まれるように隣室に行ってみると、ゴミだらけの部屋でピアノを弾く落ちこぼれ変態ピアニスト野田恵と遭遇します。
誰にも行動が予想できない破天荒なヒロイン「のだめ」を中心に繰り広げられる恋愛模様とクラッシック音楽の世界を、コミカルに描いた作品です。
この作品のレビューを書いてくれたのは、遠くチェコから海外の日本マンガ情報も発信している旅するタコさん!
言わずと知れた二ノ宮先生の代表作。隙あらば変態の森を彷徨っているのだめを筆頭に、自由で濃すぎる登場人物たちで紙面はいつも大渋滞。思わず声をあげて笑ってしまうコメディですが、同時にクラシックの楽しさや美しさ、音楽家の情熱や苦悩もしっかり描かれていて、読み終わった後は自然とクラシックが聴きたくなる名作です。
泥酔の思い出を笑いに変えたい人の必読書『平成よっぱらい研究所』
『平成よっぱらい研究所』は数ある二ノ宮先生の趣味の一つ、「お・さ・け♪」をテーマにした作品です。
酒さえあれば万事オッケー(!?)の所長が飲めば何かが起こる!公園襲撃、ヘッドスライディング、怖いお兄さんとニアミス…犯したあやまち数知れず! 禁酒の誓いも数知れず! 体を張ってよっぱらいの生態を描く、二ノ宮知子先生の爆笑ノンフィクションコミックです。
この作品のレビューを書いてくれたのは、雑誌イブニングの公認アンバサダーも務めるちゃんめいさん!
泥酔して記憶を無くしたことがある方は共感すること間違いなしの「酔っ払いエピソード」が詰まった一冊。泥酔した時の記憶って、二度と思い出したくないことがほとんどなのですが、二ノ宮知子先生の手にかかれば喜劇に早変わり。
都会っ子は農家の嫁になれるのか⁉『GREEN』
『GREEN』も実写ドラマ化された作品です!
和子は、友人と行った秩父の山で出会った農家の跡継ぎ息子・誠に一目惚れし、「お手伝い」を自称しながら農業の手伝い始めます。しかし、誠のハートをゲットしようという不純な動機と農業に不慣れなせいで、和子は誠の友人・のぞみや近所の人たちを巻き込んでの騒動を引き起こしていくドタバタラブコメディー。小さく芽生えた恋の苗、収穫の日は来るのでしょうか?
この作品のレビューを書いてくれたのは、料理マンガ好きでオリジナルマンガも創作しているよねさん!
都会育ちの和子が恋に落ちたのは田舎で農業を営むイケメン誠。農業は甘くない、だけどこの恋甘く実らせてみせる!無鉄砲だけど真っ直ぐで一途な和子をつい応援したくなる、二ノ宮知子先生ワールド全開のラブコメディーです!
ドタバタファミリー劇場『天才ファミリー・カンパニー』
『天才ファミリー・カンパニー』は、今回ご紹介した作品の中では一番古い作品で、実写ドラマ化もされました!
都立高校2年生の夏木勝幸は11歳の時に父親を亡くし母子家庭で育ったハーバード大学を目指す天才青年。しかし、ある日母親が夕食に放浪者同然の男とその息子を連れてきます。母親は出会って3週間のその男と再婚し、同い年の弟と4人での生活が始まります。そして迎えた夏休み。その親子のおかげで勝幸は色々な人と出会い、様々な事件と遭遇し、成長していく物語となっています。
この作品のレビューを書いたのは、僭越ながら今回の記事を担当しているそふえです!
勝幸は日本的な旧態依然の考え方から、勝幸自身が新しい感性に触れて脱却していくわけですが、二ノ宮先生の作品としては珍しく、連載当時の日本の様子が色濃く出ています。シリアスな内容もコミカルにさらりと読めるのはさすがというか二ノ宮マジック!
「二ノ宮先生の作品」という共通項で繋がったアルライター有志6名!この企画を通して、新たな出会いや発見がありました。先生の作品があったから出会えたこの貴重な出会いに感謝とありがとうの気持ちを込めて、改めて!
二ノ宮知子先生、お誕生日おめでとうございます!