働かないふたり

吉田覚 / 著

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これが理想のニート生活!?人生を楽しむことを教えてくれるマンガ『働かないふたり』 

ニート…Not in education, employment or trainingのこと。つまり勉強もしていない、働いてもいない、職業訓練も受けていない人々のことを指す言葉です。正直ニートってあまりいいイメージがないのが現実だと思います。むしろそんな風に思う人に読んでほしいのがこのマンガ!それはこのマンガの大きな魅力に理由があります。

吉田覚/著
働かないふたり


働かないふたり 1巻 (バンチコミックス)
吉田覚/著

ニートの兄妹『働かないふたり』あらすじ

対人恐怖症の妹「春子」とコミュ強で、勉強もできる、漫画もかける、運動もできる、ハイスペックな兄「」の二人の働かない日常を描いたマンガ。彼らとその家族、友人やお隣さんとの日常をゆるーく見る。そんなスタンスのマンガ。

taku

オセロ=兄の権威その1

くまみー

落ち込んでる時の元気の出し方 #春子のくせっ #今日からやりたい行動

ゆるい。ダラ―っと読めるから止まらない。


このマンガ、設定から分かるようにとてもゆるいマンガになっています。いわゆる日常系マンガですね。クスっと笑ったり、じわーっと感動したり。見ていてほっこり、癒されるマンガです。


私のおすすめの話はある日の早朝、散歩中の守が道端に座り込んだおばあさんを見かけたところから始まります。散歩中に体調が悪くなった彼女は守の厚意に甘え、家までおぶってもらいます。道すがらニートであることを告げた守に彼女は自身の息子を思い出すのでした。

りんぺい

粋なニートやなあ

名前も告げずに去る守の歩き方がガニ股なのもツボです。感動でもなく、説教的でもない、このマンガを読んでいると何とも言えない感情が私の胸を包みます。こんな素敵な日常のワンシーンがこのマンガには詰まっています。



見てほしいのは人間的魅力!

しかし、冒頭でも書いたようにニートは社会的に認められないこともしばしばあります。なぜそうした人々の日常を癒されるマンガに出来ているのでしょう。その理由は登場人物がみんな優しいからだと思います。


兄妹はお互いに気遣い、仲良しです。たまにふざけ過ぎてることもありますが…。家族もそんな兄妹を確かに家族の一員だと認めています。友人もニートであることをありのまま受け入れており、かつ気を許しあった仲です。誰一人、お互いを肩書きで判断せず、一人の人間として付き合っています。


このマンガを読んで、大切なのは人間としての魅力を磨くことと、相手の人間としての魅力を感じ取る力だと思いました。私を好きだと言ってくれる人との関係は何物にも代えがたい大切なものです。多くなくていい、数人でもいいからそんな人のために本気で何かしてあげる、そんな人になりたいと思いました。

気づかされることも。優しくあるためには強くなくては。

このマンガではそんな人間的魅力だけでなく、何気ない会話から考えさせられることもあります。たとえばこのコマ。

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強くなろう…

確かに、世の中には優しい人を利用する人がいることも現実です。だからといって優しい人が損をすると説くのではなく、強さが必要なのだとプラスにして教えてくれるのがこのマンガです

全年齢対象、全人類対象マンガ!

このマンガは働いている人、働いていない人関わらず刺さります(断言)!このマンガはあらゆる人に向いている全人類対象マンガです!日常に楽しみを見出せない人、新しい楽しみ方を見つけたい人、疲れた時に、楽しみたい時に、寝る前に、朝起きた時に!いつでも、いろいろな楽しみが詰まっています!ぜひこのマンガを読んでください!

みやお

くだらねぇw

くだらねー、けどやってみたいかも…。

働かないふたり (全17巻) Kindle版