誌面を賑やかすスクープの数々。それは週刊誌だけではなく、テレビでもインターネットでもSNSでも、今やメディアは誰かの失敗を探し暴く数々のスクープとスキャンダルで溢れています。
そう送り手も受け手も誰もが衝撃的情報を飲みたくて仕方ない。それはそれを伝えるメディアこそ正義なんだって信じてるから。そんなあるスキャンダルにまつわるエピソードが、安野モヨコ先生の不朽の名作『働きマン』でも描かれています。
働きマンとは
週刊誌「JIDAI」の編集者、松方弘子(28歳・元巨乳)。ハードな週刊誌の現場で、時には泊まり込んで仕事に邁進しています。恋人と会うよりも睡眠を優先したくなるような日々。それでも松方は仕事が好き…!公私のバランスに悩みつつも、彼女は“男スイッチ”をオンにし、働きマンとなって日夜働き続けるのです。
本作は、そんな松方や彼女の周辺の働きマンにとっての「仕事とは何か」をいろんな角度から切り取った名作です。
暴け!政界スキャンダル!!
ある日松方は、関係者の内部告発により外務大臣のスキャンダル情報を得ます。
松方が掴んだ特ダネで、その週の『JIDAI』は急遽、巻頭差し替え!かくして「外務大臣星川光 国民への背信!!」というJIDAI砲が放たれたのでした。
このエピソードの最高ポイントは、この気持ちの良い展開のストーリーの後に、さらにもう一山、興奮の展開が設定されていること。
特ダネを掴んだ記事が出て達成感を得た矢先に、情報提供者は濡れ衣を着せられ、松方自身は脅迫電話などで怖い思いもしてしまう…。しかし、そんな中でも、松方は泣いたり騒いだり誰かに助けを求めたりしません。仕事で起きたトラブルは仕事で解決すべしという、しごく真っ当ですっごく格好良い思考回路の持ち主、松方。超リスペクト…!
悩んで悩んで悩み抜いた先に、遂にやってきた“男スイッチ”。一体彼女はどういう解決法を見出したのでしょうか…!?ぜひコミックスでお確かめください!!
分かる!働きマンたちの珠玉の言葉たち!!
お仕事マンガの最高峰であるこの『働きマン』。働く人々の心を穿つ名言、そして「分かる〜!!」となる言葉があちこちに散りばめられています。今回は、そんな名言を10個ご紹介!脳にドカンと来る言葉たちをお楽しみ下さい。
1. 「やりたい企画」と「通る企画」は違うのだよ
2. 何いってんの 鍛えた筋肉が違うだけよ
3. いつだって真剣勝負なんだから まずは目の前の仕事だろ
4. 泣きやつれでついたシワは 5万の美容液でも消せやしない……
5. 俺なんか自分で見たもんしか信じねえけどな
6. 「怒る」てのはそいつのこと引き受けるってことでもあるから後から思うとありがたいよな
7. 一回止まると回転すんのに時間かかるぞ
8. 目標を「入ってから何をするのか」「どうなりたいのか」に設定すれば 自ずと遠くへ投げるから結果として「入社」は飛び越えている
9. え?私の女の人生……女として充実してんのか って 大きなお世話だコノヤロー
10. あたしは仕事したなーーって思って死にたい
刮目せよ!仁義なき戦い
編集部に出てくるキャラクターの多くに、ある共通点があります。
なんと、あの映画『仁義なき戦い』に出演していた名俳優たちの名前をもじって付けられているのです!
主人公の松方弘子は松方弘樹。
編集長の梅宮龍彦は梅宮辰夫。
デスクの成田君男は成田三樹夫。
新人の田中邦夫は田中邦衛。
張り班の菅原文哉は菅原文太。
弘子の後輩編集者の渚マユは渚まゆみ。
風俗担当の編集者・小林明久は小林旭。
雨が降ろうとヤリが降ろうと、毎週必ず締め切りがやってきて、同じ曜日に発売される週刊誌。その壮絶な現場では、まさに仁義なき戦いが繰り広げられているのでしょう…!
仁義はなくともきっちり仕事の筋は通す。そんな彼らの「働きマン」っぷりは、すべての働く人々の心を打つこと間違いありません。ぜひご堪能下さい!
働きマンは未完。いつか続きを読める日を信じて…!
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