呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校

芥見下々(著者)

『呪術廻戦』今冬映画化決定!今さら聞けない!映画で描かれる「0巻」とは!?

今や週刊少年ジャンプの看板人気作の1つとして、大きなムーブメントを巻き起こしつつある芥見下々先生による『呪術廻戦』。大きな評判を呼んだアニメ2期放送終了直後、なんと今冬ついに映画化が決定したことが発表され話題騒然となっています!

今回の映画化で描かれるのは、『呪術廻戦』の前日譚となる『呪術廻戦0東京都立呪術高等専門学校』。いわゆる「0巻」の愛称でファンの間には親しまれているエピソードです。

とはいえアニメから『呪術廻戦』を知った方、あるいは話題作と聞いて最近マンガを読み始めた方の中には「0巻ってなに?」という方もきっと多いはず。そんな皆さんのために、今回は映画で描かれるこの0巻について簡単にご紹介させて頂きます!

物語の前日譚!?『呪術廻戦』0巻とは

0巻の愛称で親しまれる本作は、『呪術廻戦』の本編エピソードから約1年程前の物語を描いた作品です。『呪術廻戦』の前身となる読み切り作品として、『ジャンプGIGA』に数話掲載されたエピソードが収録されています。

読んでいなくとも、もちろん『呪術廻戦』を楽しむことは可能。ですが、一度は目を通しておくと、よりその物語が楽しめます。特に呪いとの戦いが激化していく単行本10巻以降は、0巻の知識があったほうがスムーズにストーリーを楽しめることでしょう。

主人公は悠仁じゃない!?0巻の主人公・乙骨憂太って誰?

『呪術廻戦』本編の主人公は呪術高専1年生の虎杖悠仁ですが、0巻の主人公は同じく呪術高専の生徒である2年生・乙骨憂太。物語に触れたばかりの方にとってはあまり馴染みのない人物かもしれませんが、それもそのはず。この乙骨憂太は名前こそ単行本2巻ですでに一度登場していますが、物語に本格的に登場し始めるのは137話、単行本16巻(予定)からになります。

物語本編への参戦はかなり遅れてではあるものの、実は彼は2年生にして呪術高専の関係者の中でもトップクラスの実力者。メインキャラの一人である伏黒恵曰く「唯一尊敬できる先輩」であり、登場人物の中でも最強である五条悟をもってして「僕と並ぶ術師になる」とも言わしめています。

事実、まだ学生の身でありながら作中に登場する最強クラスの呪術師・特級ランクに位置付けられている乙骨。五条や敵の夏油傑を始め、世界でたった4人しかいない特級呪術師の1人でもある、ということが、未だベールに覆われた部分の多い彼の異常なまでの強さを物語っているでしょう。

一介の呪術高専の学生である乙骨が、なぜそこまでの圧倒的な実力を兼ね備えているのか?その秘密に迫った物語が、この0巻ともなっているのです。

悠仁たちの先輩!乙骨を始めとした呪術高専2年生たちの物語を描く

0巻で描かれ映画化されるのは、主人公・乙骨が呪術高専へと編入し、同級生となる禪院真希・狗巻棘・パンダと指導者の五条と共に呪術師としての修行に励みながら、自身の背負う「闇」に向き合っていくストーリーです。

元々は非常に気弱な性格で、いわゆるいじめられっ子であった乙骨。彼がこの呪術高専へ転校してきたのは、彼が持つ「闇」が大きな理由でした。呪術師として呪いを祓う修行を行うためにこの学校へと編入した彼ですが、実は幼馴染である「里香ちゃん」に幼少期から呪われ続けており、「里香ちゃん」は乙骨を守るためであれば手段を厭わない特級過呪怨霊として、彼にずっと憑りついているのです。

その「闇」と向き合うため、呪いを学ぶため、呪術師としての修行を続ける乙骨。しかしその中で乙骨の大きな力を狙い、呪術高専から離反した特級呪詛師・夏油が彼らに襲い掛かってきます。五条率いる呪術高専と、彼の旧知の友であった夏油率いる反乱一派。全面戦争の果ての結末は、ぜひ実際に物語を読んで確かめてみてください!

迫力の激闘はぜひ劇場で!続報を待つべし!

原作ファンからも非常に人気の高い、『呪術廻戦』0巻のエピソード。首を長くして映画の続報をぜひお待ちください!

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