こんにちは、ひたすらマンガを読んでいるけんすうと言います。マンガ発見サービスの「アル」の社長もやっています。
こういう仕事をしていると、「次に来るマンガはなんだと思いますか?」と聞かれることがあります。ものすごくいろいろなマンガが思い浮かぶのですが、その中でも「忘却バッテリー」は、将来的にアニメ化、映画化がされるのではないかと思っている注目の作品です。
そこで、この記事では、次に来るマンガ!と個人的に思っている、忘却バッテリーの魅力を紹介したいと思います!
いわゆる、作品のネタバレも多少はありますが、読む楽しみが減るものではない範囲にしております。が、気になる人は記事を読まずに読み始めてしまったほうがいいかもしれません!
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忘却バッテリーのあらすじ
「全ての球児にとって、清峰葉流火と要圭は絶対に忘れることのできない悪夢のようなバッテリーだ」
ピッチャーの清峰葉流火とキャッチャーの要圭は、中学生の怪物バッテリー。全国の強豪野球部74校から熱烈にスカウトされていましたが、全校を辞退します。
当然、謎として扱われたのですが、実は、要圭は、記憶喪失になってしまっていたのです。
冷静沈着であり、智将と呼ばれていた要圭は記憶喪失になっていて、バッテリーを組んでいた清峰葉流火のことも、野球の記憶もなくなっている・・・という状態から話しはスタートします。
しかし、記憶喪失になった要圭は、一言でいうと、アホになっています。
相変わらず超実力がある、ピッチャーの清峰葉流火と、素人になった要圭と、二人に心おられた球児3人が、全く強豪ではなく、野球部もない小手指高校で、また野球をやっていく・・・という話がおおまかなあらすじです。
ちなみに、狂言回しや、ツッコミは、山田太郎という、平凡な野球選手によってなされます。山田は、この2人のバッテリーによって心がおられて、野球をやめて、野球部がない小手指高校に入学したのです。
忘却バッテリーの魅力
第一話が始まった最初は、ギャグが7割で、3割野球をするみたいな感じなのかな、と思っていました。
しかし、第二話目で出てくるキャラクター達により、輪郭がはっきりしてきます。
そのキャラは「バットコントロールと機動力で塁をかき乱す俊足の二塁手」でらる、千早瞬平と、「フルスイングでどんな球も柵越えさせる強肩の遊撃手」である、藤堂葵です。
超すごいピッチャーの清峰葉流火と、記憶喪失になっている元智将(現アホ)の要圭と、千早、藤堂、そして狂言回しを担当する、山田太郎の5人で物語が進んでいきます。
ちなみに、なぜ、千早、藤堂が野球部のない小手指高校に進学したかというと・・・。
葉流火と圭のバッテリーにより、心がおられて野球をやめているからなのです。
マンガ好きの人なら、「あー、ここから、勝負したりして、いい感じでいろいろあって、結局野球部に入るんだろうなー」と考えると思うのですが・・・。
まさにその通りです。ただ、その流れが個人的にはめちゃくちゃよくて。
圭の家に遊びにいくことになったけど、圭のお母さんがちょっと痛々しくて、そしてカルピスも薄くて、、などいろいろあり、笑って話しているうちに、野球部の入部届けを渡されて「えー、こんな流れで・・・」という感じで千早と藤堂が入部することになるのです。
このあたりが、妙にリアルでした。やっぱり千早も藤堂も野球が好きなんですよね。
そして、2巻で、強豪の、帝徳高校と戦うことになります。
そこで、圭は「千早も藤堂も、帝徳に転校したほうがいいのでは?」と提言します。軽いノリで。
それにドキッとするメンバーたち。さすが元智将なだけあって、観察眼が優れています。転校したい気持ちがある、転校したほうがいいのではないか、というところを見抜いてしまうわけです。
そして試合ですが、圭が原因で負けてしまいます。相手の選手からバカにされた感じで見下されるわけですが・・・。
そのあとに、バッティングセンターでこっそり練習する姿を見た二人は小手指高校に居続けることを決断します。
千早いわく、「でもここで転校したら、清峰葉流火と要圭から2度も逃げていることになります。」なのですね。
彼らは才能があり、天才選手なので、だからこそ、深いレベルで葉流火と圭と戦って、才能の差を知ってしまい、絶望をしてしまったわけです。
そのやめたきっかけの背中を、今度は守ることになるわけですね。
ここまでで2巻です。
ここからさらに、各選手の背景を掘り下げたりと、高い筆力と演出、そして素人から見ても熱のこもった原稿によって描かれていきます。
ここからどうなる?
変な言い方ですが、29話までがプロローグです。そこの演出にゾクっとしてしまったので、是非とも読み進めてみてください。
そこからどうなっていくのか・・・。毎週楽しみで仕方ありません。
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