応天の門

灰原薬 / 著

平安の世に巣くう怪異の正体とは。『応天の門』業平と道真が紐解く大河ミステリー

時は平安。門によって護られ、門によって隔絶された都市・平安京。政務を行う朝堂院の正門は応天門と呼ばれる。ここは出世に目がくらんだ魑魅魍魎どもが巣くう魔の領域。

色男の歌人として名を馳せる在原業平(ありわらのなりひら)と学問の天才・菅原道真(すがわらのみちざね)が、物の怪の仕業とされる事件を解決していく怪異奇譚。

歴史好きにはもちろん、学業の神様の恩恵にあやかりたい受験生にもぜひ読んで欲しい!

灰原薬/著
応天の門

応天の門 (全11巻) Kindle版

消えた女官の行方

ある時、使いに出した藤原家の女官が消える事件が発生。鬼の仕業と噂が広まる中、捕まったのは道真の友人の紀長谷雄(きのはせお)。長谷雄が女官に言い寄っていたのを見た者がいると言う。無罪を主張する長谷雄だが、無常にも検非違使(けぴいし)たちに連れ去られる…

最強の二人が絶対的支配者の藤原一族に立ち向かう!

長谷雄が捕らわれているさなか、野犬に食い荒らされた女の死体が河原にあがった。屋外なのに女の足の裏には傷ひとつない。髪に残るは麻の匂い。

いくつかの物証や証言から、藤原の屋敷で女たちが折檻されているのを知った業平と道真。しかし、絶大な権力をもつ藤原家に逆らうことは、帝に弓引くのと同じ。

「最後には正しい者が勝つと本気で思っているんじゃないだろうな?」

深追いはできないと言う業平だったが、若い道真は理不尽を許せない。権力を笠にきた藤原一族に一矢報いる道真の奇策とは…!?

現代の天神さまからも声援届く

類い稀なる頭脳と観察力で事件を解決に導く道真。太宰府天満宮では2018年12月から2019年4月まで「応天の門」展が開催されたこともあり、未来の天神さま・少年道真の活躍に太宰府天満宮からも応援の声が!!

歴史好きにはたまらない

単行本は東京大学で歴史研究をしている本郷和人先生の解説付き。当時の入試の様子や服装などの逸話を知ってから本編を読むと面白さ倍増!

丁寧な時代考証をもとに描かれた平安の世界観に加え、灰原薬さんの端麗な絵柄にも引き込まれる!平安きっての歌人・業平の歌を詠む力を活かして解決する事件など、史実をもとにしたストーリー構成も見どころ。コミックバンチwebでは最新3話が無料也。

応天の門 (全11巻) Kindle版