花吐き乙女

松田奈緒子著

SNSで話題「花吐き病」の原点『花吐き乙女』を 読んで創作意欲を咲かせましょう!

Twitter上やブログなどで時折「花吐き病」ないしは「花吐き(病)パロ」といったハッシュタグとともに、そのハッシュタグのママに花を吐く人物のイラストや写真などを目にした方は少なく無いと思います。

皆さんはこのムーブメントの元ネタをご存知でしょうか?

元ネタとなっているのはマンガ編集者が主人公の『重版出来!』を描かれた松田奈緒子先生の『花吐き乙女』というマンガなのです。

あらすじと登場人物

トンデモ大学(通称T大)アジア民族文化研究所 所長・種堂新(たねどうあらた)准教授は謎の奇病「花吐き病」について研究している。

「花吐き病」の症状は片想いをこじらせると苦しくなり所かまわず花を嘔吐してしまう社会生活に困難をきたす上、嘔吐した花、通称・吐瀉花(ゲロばな)に直接触れると伝染してしまうというもので、唯一完治する方法は想う人に想われること。

そして完治した際に最後に吐くといわれる「白銀の百合」に浄化作用があるという説を信じ研究を断念した父に報いる為日々を過ごしていた。

時を同じくして花吐き病になった人々達の前に現れて絡む謎の幽霊がいた。

幽霊自身も生前花吐き病を患っていたということ以外何も覚えておらず、わかるまで成仏出来ずにいるという。

「花吐き病」の正体の謎と切ない恋模様が蔦の様に絡むラブストーリー。

登場人物

種堂新(たねどうあらた)

トンデモ大学(通称T大)アジア民族文化研究所の所長であり准教授。

「花吐き病」の大元の資料となった「花葉記伝書」は偽書であるというニュースが出回り教授を辞職に追い込まれた父の無念を晴らす為研究に勤しんでいる。(ちなみに父は存命)

山田寧々子(やまだねねこ)

新の幼馴染で同じ大学の図書館司書。新が好きだがフラれている。

愛猫の「おハナ」を飼っている。

大竹ハジメ(おおたけはじめ)

同大学のアジア史科院生の23歳女性。

卒論の研究の為に潜入したキャバクラで働いていた女性から花吐き病を感染。

小笹(こざさ)

新と共に花吐き病を研究している。アイドルのナッキーナの大ファン。

白井カイラ(しらいかいら)

小笹の小学生時代の同級生。動物の研究をし、動物とも会話が出来る。

切なくも楽しいラブストーリーの結末に注目!

一般的に綺麗とは言い難い「嘔吐」という行為が、「花を吐く」という形で描写されることで「綺麗は汚い 汚いは綺麗」というシェイクスピアの戯曲「マクベス」の中の一説の様に美しく表現されています。

「花を吐く」綺麗さ、それは時に自分が好きな人が他に恋焦がれる人を想って花を吐く姿を目の当たりにし嫉妬する醜さが同居する地獄でもあるのです。そういった悲しいシーンもありますが、基本的には明るく前向きなストーリーです!

ハッシュタグや投稿画像をきっかけに「花吐き」という興味をそそる言葉を知った方、やがて本作へ辿り着いたあなたも、是非読んで創作意欲の花を咲かせて下さいね。

つのる想いは嘔吐になる

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