2021年1月8日、『進撃の巨人』33巻が発売になりました!
「進撃の巨人」33巻たったいま発売しました!
という告知をできるのも、あと1回。 pic.twitter.com/EWFI8OcOp5— 「進撃の巨人」担当編集者バック (@ShingekiKyojin) January 7, 2021
4月9日発売の『別冊少年マガジン』5月号で完結すると発表され、迫りくるクライマックスを楽しむためにも絶対におさえておきたい最新刊です。ネタバレもたっぷり交えつつ、発売したばかりの『進撃の巨人』33巻感想をお届けします!
※本記事にはネタバレが含まれます。一定の考慮はしてありますが注意してお読みください。
33巻の表紙のデザインは?
33巻は、ミカサら調査兵団が巨人のエレンへ攻撃を仕掛けようとする表紙でした。
このデザイン、1巻表紙の超大型巨人vsエレンの構図と似ているような…。
1巻では狩る側だったエレンが、今は狩られる側。物語の大きな変化を感じられました。最終巻を目前に1巻と似た表紙、胸アツです。
ベストエピソード総選挙でも1位!ハンジさんの勇姿
33巻には、進撃の巨人ベストエピソード総選挙で1位に輝いた「自由の翼」が掲載されています。「自由の翼」では、ハンジさんが無念の退場を迎える、というのは薄々聞いていましたが、いよいよその時を目撃することになりました。
わだかまりを乗り越え、力を合わせて準備した飛行艇がいよいよ飛び立つぞ、というところで急転直下…
フロックの襲撃!彼は本当にすごい。ブレない。この襲撃を受け、飛行艇の離陸時間に大幅なズレが生じてしまいます。
巨人たちの進行は止まりません。迫りくる「地鳴らし」を前に、ハンジさんが立ち上がります。
空高く飛ぶハンジさん…!大好きな巨人を見つめる姿は、絶望を前にしても無邪気な少女のようです。表情は見えませんが、あの明るい笑顔が想像できます。そしてついにその時が。
まさにこのセリフの通り、巨人という未知の存在に真っ向から立ち向かっていったハンジさん。14代調査兵団・団長ハンジ・ゾエ、お疲れ様でした。
「自由の翼」は、月間少年マガジンでフルカラーで再掲載予定です。こちらも楽しみですね!
あの二人の穏やかな時間
アニとアルミンが距離を縮めています。結晶化していたアニの元へ通っていた時、ヒッチに茶化されて慌てていた第27巻収録の110話からの時の流れを感じます。その時の微笑ましいコマをご覧下さい👇
2人が語らうシーンは、「進撃の巨人」では今まで見たことのない穏やかな空気が流れていました。不器用な駆け引きがとても可愛かったです。
想いが通じ合ってよかったね!あの頃のヒッチに見せてあげたい。(第27巻収録・110話のアニとヒッチ)
再び明日が来るのなら
長きにわたる迫害の歴史の結果、「地鳴らし」により多くの命が奪われる中、大人たちは後悔と懺悔を叫びます。過去とは無縁の罪のない子供たちの命も奪われることの、なんと辛いことでしょうか。
現実も、未来を生きる子供たちに理不尽な苦労を強いてしまいます。私たちは後悔しないと前に進めません。明日が来ているうちに、この誓いを実行しなければいけないはずです。
皆も…どうか誓ってほしい 憎しみ合う時代との決別を 互いを思いやる世界の幕開けを…
次回はいよいよ最終巻!
34巻はついに最終巻。最終回のイメージは連載前にすでに決まっていたという諌山先生ですが、一体どんなエピソードが我々を待ち受けているのでしょうか。世界中を震撼させた壮大すぎる物語がいよいよ完結です。心臓を捧げよ!