進撃の巨人

諫山創 / 著

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『進撃の巨人』連載10周年!長い歴史を刻んだ今だからこそ読み返して気付きたい、第一巻が持つ破壊力と隠された伏線

『進撃の巨人』は、言わずと知れた諫山創先生の人気作でアニメ化も進行中の作品です。巨人が支配する絶望に満ちた世界で人類が生き残るためにその巨人に立ち向かっていくという物語です。

諫山創
進撃の巨人

2019年夏現在29巻まで発売されていますが、それだけ巻を重ねた今だからこそ、初見以上に第1巻の「巨人が支配する世界」への引き込み力を一層凄まじく感じることができますので、この機会に改めて紹介させていただければと思います!

進撃の巨人(1) (週刊少年マガジンコミックス)
諫山創/著

ページを捲ったその瞬間、あなたは巨人の世界に引きずり込まれる

ReM

このシーンで伝わる世界観

絵もそうですが、1ページ目のこのセリフが『進撃の巨人』の世界観を理解させてくれる一番の要素ではないでしょうか?こんな圧倒的に強そうな巨人がいるという「恐怖」と共に、「屈辱」という言葉でこの巨人を倒したいというふつふつとした気持ちをで駆り立てられてられ、一気に自分がこの壁の中の住人になったかのような気持ちにさせられます。

そして巨人に食い尽くされる

ReM

恐ろしい、、、

どうやって巨人を倒して行くのかなーなんてワクワクしながら読み進めて行くと、何と、びっくりするくら巨人に食い尽くされていくんですね…。巨人の恐怖をトラウマレベルで植え付けられてしまうこと間違いなしです。

ReM

ここから、、、

そして、巨人に母親を食べられた主人公のエレン・イエーガーが強い意志を持って立ち向かおうとする真っ直ぐな姿に感動し、これからだ!という時に行きなり巨人が出現。このいきなり恐怖へと引きずり落とされる感覚にどんどん作品の中へと引き込まれていきます。

ReM

いきなりの恐怖

とことん絶望へと突き落とすラスト

ReM

「絶望」そう表現するしかない瞬間です。

「ゴクン」文字なのに驚くほどリアルに頭の中で音が聞こえる絶望感たっぷりのこのシーン。

まさか1巻で主人公が食べられてしまうなんて誰にも想像できなかったのではないでしょうか?きっとエレンの親友であるアルミンのこの絶望した表情と全く同じ表情をしながら読んでいた人も多いはずです。

読み返せば読み返すだけ伏線が見つかる作品!

この他にも1巻には伏線となる内容が幾つも散りばめられており、それがよりこの世界観へと引き込む要素にもなっています。そんな伏線に改めて気づかされると『進撃の巨人』の面白さが一段と深まると思うので、まだ読んだことない方はもちろんですが、一度読んだという方も是非もう一度1巻から読んでみてはいかがでしょうか?

進撃の巨人 (全29巻) Kindle版