漫才の話なのに泣けるシーンもある。周辺の人間(コンビ)に味があって、人間くささが全開なのが魅力。 そう、”人間くさい”のがいい。味があるとか、雰囲気が〜とかじゃなくて、”人間くさい”。 べしゃり暮らし fLike icon 1
言語化できなかった自分の本音に漫画経由で突き刺される。血だらけにされてもそれが気持ちいいなんて漫画、これまであったかしら。 愚かなことなんて自分でわかっているのにやめられない。刹那的だから今に全力というのは武器でもあるから厄介だ。 また時代(世代)が変わったら、こんな漫画を描いてもらいたい。今度は当事者じゃない立場で眺めたい。 東京タラレバ娘 fLike icon 1
文字が多く、動きも少ないのに、THE 少年漫画。リアリティと少年漫画セオリーの編み込みが絶妙で、画面にスピード感がない代わりに、ポップさが楽しい。 これを作画できる小畑さんすごいなぁと、感動します。 成し遂げたいものがあるならば、毎日コツコツコツコツ努力するしかないんだという現実を突きつけてくれるので、子どもに読ませたい漫画だとも思いました(笑) バクマン。 fLike icon 1
ゆるやかな雰囲気に安心しているといきなり現れる小さな毒感がやみつきになる。そうだ、この物語は「子供はわかってあげない」だ。 彼らはどんな大人になるだろうと想像するのも楽しい。 とても作家性が強いので、いろんな作品を読みたい。 子供はわかってあげない fLike icon 1
失礼を承知で言います。ここまでキャラクターの魅力だけで惹き込む漫画はない! ストーリーがどんなものでも面白い漫画になったであろう漫画。メインどころではないキャラクターも個性が強く、好きなキャラクターがたくさんです。 BLEACH fLike icon 2
戦争の天才と不敗の魔術師が、政治と組織に翻弄されながら戦略を尽くして戦う。人間が「欲」を持ち続ける限り、理不尽な歴史は何度も繰り返されるのだと知る。戦争がない今の日本でも、企業や政治の世界で同じようなことが繰り返されていると思う。それでも、だからこそ、理不尽の中でどう戦っていくのか、どういうスタンスを取る自分でありたいかを考えさせられる。ProductionIG制作のアニメと映画もぜひ観てください... 銀河英雄伝説 fLike icon 1
絵がリアルで美しいために、思春期の息苦しさとやるせなさ、醜さが強く迫ってくる。 見つけた逃げ口は、少しだけ自分を癒やしてくれればよかったのに、実はそこは深い沼で、どんどん沈んでいってしまう。読みながら、なぜか一緒に溺れることさえできず沈んでいくような感覚に心地よさを覚えてしまい、それに驚いた。 浅野いにおさんの作品の中では一番好きです。 うみべの女の子 fLike icon 4
キャラが個性的で楽しく、カッコつけず、でもやる時はやる。でもすぐボロが出る。主に迷言、時々名言。このバランス感はとっても新しいと思うのです。 普段ギャグ寄りの漫画はほとんど読まないのですが、これだけは何度も読み返すくらい好きです。 ハコヅメ~交番女子の逆襲~ fLike icon 0
毎日分単位のスケジュールをやりくりして仕事して、自分にも人にもどんどん厳しくなり、気づかないうちに余裕や寛容さをなくしている自分に深呼吸をさせてくれるような物語。 こういう物語が小説ではなく漫画で描かれるようになったことに文化の変化を感じます(大げさ?)。 海街diary fLike icon 3
各キャラクターの個性と、それに伴う考え方や努力の方向性が明確に描かれている。自分を活かせるのは自分だけ。それを理解して当然のように努力しているのだけど、その目的が自分に閉じず、チームへの貢献にあるところに胸が熱くなる。 DAYS fLike icon 4
いろんな価値観、ライフステージの働く人が出てくるので、その時の年齢や状況で共感するポイントが変わる。数年したら、昔は「こいつ最低だな」と思っていた人物に共感してしまったりして。 自分の変化と向き合うために再読する作品です。 働きマン fLike icon 2
「漫画の描き方」みたいな講座があるなら、お手本になるような漫画だと思いました。必要以上に重くならず、軽快でからっと明るい。 伏線を探すためにもう一度読み返します。 彼方のアストラ fLike icon 3
どんな少年ジャンプのスーパーヒーローよりも心が強いヒーロー。積み上げ”続ける”こと、信じ”続ける”ことはとても難しいから、それを迷いなく続ける姿に心を打たれる。 成功したいというより、ジャズを極めることが目的になっている純粋さに惹かれる。 BLUE GIANT fLike icon 3
現代の、特別ではない人々の様々な人生の選択が軽やかに描かれる。主人公たちが、周りの人たちとの関係や会話によって自分の意志を確認し、行動していく姿に落ち込んでいるときは勇気をもらう。スーパーヒーローじゃない彼らだから与えられる勇気がある。何度も読み返したくなるのは、美味しそうな朝食の風景はもちろん、登場人物たちのそうした人間の機微に触れられるからだと思う。 いつかティファニーで朝食を fLike icon 2
稼ぐ力は、選択の自由を与えてくれる。なんでこんなに働いているんだろうと、ふと正気に戻るとき、何度もこの美しい装丁を開き、物語に救われた。自分の中の繊細さを見つめ、外の世界で戦うために必要なしたたかさと図太さも身につけていく主人公たちを仲間みたいに思う。 サプリ fLike icon 3
持たない人間がただぐるぐると悩むような物語ではなく、持たない者が不器用でも前に進もうとあがいたり、持たないことを卑下せず自分の人生をしっかり歩む姿に励まされる。 ”かっこわるさ”が、こんなにも人を愛おしく思わせるのかと驚く。読む度に、周りの人をもっと大切にしたいと感じる物語。 ハチミツとクローバー fLike icon 4
小説では、もう素敵な純文学になかなか出会えない。だから、こんなところで出会えたかと驚いた。 せつない物語は、感情を揺さぶり、ぐちゃぐちゃにし、日常生活で作られるどろっとしたものすら流してくれる。 夏の前日 fLike icon 0
30過ぎた自分が、もし誰かになれるなら誰になりたい?と問われたら。 私は東村アキコ先生だと言う。 いつも人にどう思われているか気にしている自意識過剰な自分には、人生を自分らしく楽しめている姿が羨ましくて。 遊び呆ける描写に、作者が人を観察し、それに自由に反応していく姿が描かれている。 東村先生は、思うにものすごく「器用」で、「勘がいい」人なんだと思う。 自由で、器用。人生を楽しむ天才。 なぜ... かくかくしかじか fLike icon 4