『おおきく振りかぶって』のひぐちアサ先生が描く希望と絶望の物語。 見ているだけでイライラしてしまうヒロインのヤエですが、ヤエの醜さや愚かさは誰にでも持ち合わせているものだと思います。また、芹生の正しさは、正しいが故に時に人を追い詰めてしまう恐ろしさを感じます。 ひぐち先生特有の人間の汚さと奥深さを全面に出した本作品は、誰の心にも刺さるものとなっているのです。 ヤサシイワタシ fLike icon 0
00年版『タッチ』のイメージ。 「和也ではなく南が死んでたら…」というifを描いてるように思う。 主人公とヒロインの距離感が何ともいじらしくて切ない。『タッチ』とはまた違った死の捉え方をしているのも見所の一つ。 あだち充の集大成のようにも思える。 クロスゲーム fLike icon 0
ただのタイアップアイドルものとして読んだらぶん殴られる。 それくらい衝撃の作品。この当時一番少年漫画してた。 特に主人公とヒロインの関係が「男女の恋愛」ではなく「友情」「ライバル」「切磋琢磨する仲間」「アイドルとファン」として描かれているところが新鮮で素晴らしかった。 AKB49~恋愛禁止条例~ fLike icon 2
あだちファンの中では最高傑作と言う人も多い。私も例に漏れずその一人。 あだち作品には珍しく、主人公とヒロインが犬猿の仲から始まる。しかしだからこそ二人の距離が少しずつ縮まっていく様子がとても愛しくいじらしい。 最終回は漫画史に残る名シーンとなっている。 ラフ fLike icon 1
主人公の三橋が阿部を通して強く成長していく様を丁寧に繊細に描いている。特に三橋は泣き虫の臆病だが、芯は強く、また独占欲や嫉妬など所謂人間の汚い部分も多分に兼ね備えているのが魅力。 人は常に自己の居場所を他者の承認によって見つける生き物だが、三橋は阿部に存在を肯定されたことで自身の居場所を見つけることが出来た。 このような自己肯定感が阿部によって少しずつ養われていくところも、この漫画を魅力的にして... おおきく振りかぶって fLike icon 0