好きな人にチョコレートを贈る冬の一大イベント、バレンタインデー。
大人になるにつれて、自分の気持ちを素直に相手に伝えられなくなってしまった。そんな人はバレンタインをキッカケに勇気を出してみませんか?
今回のテーマは、来るバレンタインにちなんで「サロン・デュ・マンガ 〜甘い恋愛マンガの祭典〜」です。あのチョコレートの祭典サロン・デュ・ショコラのスイーツたちのように甘〜い恋愛マンガを紹介する企画です。
スイート、ビター、ミルク、それぞれ3つの甘さに分けてとっておきの恋愛マンガをピックアップしました。ビター編では、働く女子にぴったりな大人の甘くほろ苦い恋愛マンガをご紹介します。
『クーベルチュール』
『クーベルチュール』は『ちはやふる』で知られる末次由紀先生が描く、名作オムニバスストーリー。
タイトルのクーベルチュールとは、製菓用に使用されるくちどけの良いチョコレートのこと。本作では、イケメン兄弟が2人で営むチョコレート専門店の名前となっており、イケメンのショコラティエが用意する極上のチョコレートをきっかけに、それぞれの物語が動き出します。
全2巻に収録されている8つの物語は、遠くで働く幼馴染への片想いや、クールな歯科医との恋など、バレンタインにぴったりな甘く切ないラブストーリーが満載。
今年のバレンタインはチョコレートと一緒に、素直な気持ちを恋人や家族に伝えてみませんか?
あなたのバレンタインデーがチョコレートに負けないくらい、甘く素敵な1日になりますように。
『青の花 器の森』
『青の花 器の森』は長崎県にある焼き物の町・波佐見を舞台に、絵付師として働く青子と陶芸家としてこの町にやってきた青年・龍生が出会い、始まる恋の物語。
それぞれにトラウマや傷ついた過去を抱える2人は、初めは反発し合いますが、お互いの創作への思いや作品作りをきっかけに、距離が少しずつ近づいていきます。
過去の経験が足かせとなり、慎重になったり臆病になったり、一筋縄ではいかない大人たちの心に寄り添う優しいラブストーリーに、読者もきっと恋がしたくなります。
長崎・佐賀に実際に存在する、デートにぴったりのカフェや焼き物の美術館も登場!お近くの方は青子と龍生のデートコースを大切な人と巡ってみてください。
これですね!気持ちいい場所ですよね〜。実はやきもの公園、別の話の扉絵にも登場してます。わかりにくい場所なので非常にマニア向けですが… https://t.co/Gjq9vcvTpr pic.twitter.com/bKLDGdw8N5— 小玉ユキ (@yukicdm) January 25, 2021
バレンタインのチョコレートと一緒に波佐見焼きをプレゼントするのも素敵です♪
『娚の一生』
大人の女性たちに絶大な支持を得ている、西炯子先生が描く歳の差ラブストーリー『娚の一生』。
主人公・つぐみは仕事のできる自立した女性。しかし恋愛面では過去の恋で傷つき、恋人はもう作らず1人で生きていこうと思っています。そんなつぐみの閉じた心の扉を、突然現れた年上の教授・海江田が大人の包容力と優しさを持って見事に開かせていきます。
人生の酸いも甘いも知っている、大人の男女の恋愛の行く末とは?
一緒に誰かと生きていく意味や、幸せとはなにかを考えさせられる作品です。
『水曜日のシネマ』
主人公・藤田奈緒(18歳)はレンタルビデオ店でアルバイトをしている大学1年生。
映画にあまり詳しくない彼女は、バイト先の店長・奥田一平(42歳)におすすめの映画作品を教わるようになります。
名作映画を一緒に観る時間が2人の距離が縮めていき、奈緒にとって初めての大人の恋が動き出します。
しかし立ちはだかるのは年齢差、2人は壁を乗り越えてハッピーエンドを迎えれられるのでしょうか?
名作映画に初めて触れ感動する奈緒や、大好きな作品を奈緒に選ぶ店長の楽しそうな姿を見ていると、好きな人と一緒に映画を観たくなります。
今年のバレンタインデートは映画鑑賞なんていかがですか?
『自転車屋さんの高橋くん』
トキメキ方がわからなくなってしまった大人女子に贈るマンガ『自転車屋さんの高橋くん』。
主人公・飯野朋子(はんのともこ)通称パン子は内気で真面目な30歳の会社員。会社でセクハラを受けたり、仕事を押し付けられても空気を読んでしまい、本心を口に出せません。
そんなパン子が通勤途中で出会ったのは、見た目がちょっぴりやんちゃな高橋くん。おじいちゃんの自転車屋さんで働く高橋くんは、ちょっと強引で言葉もストレート。だけど心根は優しく、パン子と真正面から向き合います。
高橋くんに少しずつ心を開いていくパン子、2人の関係とともにパン子自身にも変化が。
少し不器用でピュアな2人のラブストーリーを読んでトキメキをカムバックさせましょう!
甘いだけじゃない大人の恋
大人になると好きか嫌いかだけでは動けなくなり、恋愛も一筋縄にはいきません。また、日々の忙しさで恋愛を後回しにしている間に、恋の仕方をどこかへ置いてきてしまう人も。
そんな大人の女性たちへ、もう一度恋愛に前向きになれるようなラブストーリーを5つご紹介しました。
恋には辛いことも不安も伴いますが、好きな人に思いが伝わったらやっぱりうれしいものです。年に一度のバレンタインをきっかけに、素直な気持ちをチョコレートに添えて贈ってみませんか?
明日公開のミルク編では、従来の結婚制度やジェンダー論に囚われない新しい恋愛マンガをご紹介します。