『BEASTARS』アニメが19年10月9日から放送開始！動物の本能と理性の葛藤が映す人間のリアル

最近非常に注目されており、『このマンガがすごい！2018』オトコ編第2位を受賞、『マンガ大賞2018』大賞受賞を初めとして数々の賞を受賞した『BEASTARS』！本作がなんとアニメ化されます！制作はTVアニメ『宝石の国』を手がけたオレンジ。動物たちの動きの機微をCGでいかに表現するかが見どころになりそうです！

あらすじ

そこは肉食獣と草食獣がまるで人間のような姿をして共存する世界。その姿には押し殺された本能が宿る。本能を解放し、草食動物を食べることは「食肉」として重罪に当たる。

しかし、主人公のハイイロオオカミ「レゴシ」が通う全寮制の名門高校・チェリートン学園で生徒が食い殺される「食殺事件」が起こってしまう。生徒たちに不安と疑惑が伝播する中、被害者と同じ部活所属のレゴシはその大きな牙と爪を恐れられてしまう。鋭い瞳のレゴシが見つめる先は…。

動物たちの濃厚なヒューマンドラマ

この物語のテーマは食べられる命の大切さなんていう薄っぺらいものではありません。肉食と草食という隠すことのできない差。その中で起こる衝突や葛藤が訴えかける生き方そのものを私はこの作品に考えさせられました。

抗いがたい本能に食われるか、飼いならすのか、多くの肉食獣と私たちは日々悩まされています。この作品の素晴らしいところはそうした訴えをいやらしくあからさまに見せないところにあります。

「考え直せよ人間」と押し付けるのではなく、キャラクターたちが自分の問題として悩む姿から読み取る。あくまでこの世界で肉食獣としてその優しさと本能に悩むレゴシ。緻密に構成された世界とキャラクターがいるからこそ、彼らの苦悩が際立って見えます。

獰猛な本能をどうやって見せるのか！

本作の印象的なシーンとしてメスドワーフウサギの「ハル」にレゴシが襲い掛かってしまうというものがあります。それまで非常に物静かで温厚な性格を見せていたレゴシの強烈に肉食獣である面を表したシーンで衝撃的でしたが、このシーン、マンガでは非常に冷静に荒々しく濃い暗闇の中で躍動するレゴシが描かれています。それはまさに狩り。こうした獰猛さをいかに表現するのか、アニメではその点も注目です！

放送間近！PV見れば期待爆上がり！

10月9日から各放送局で放送開始されます！！また、NETFLIXでは先行放送で10月8日より視聴可能です！併せて、10月8日には新刊15巻も発売！PVも視聴しましたが、引き込まれる！想像以上に声優さんがはまっている！オープニング、ALI「Wild Side」も世界観にマッチしているゥ！すごいですねこれは。『BEASTARS』ファンも、まだ読んだことがない人も是非、アニメをご視聴ください！

PVの最後に各日程が載ってます！