2021年夏、待ちに待ったスポーツの祭典が遂に開催！涙、感動、様々なドラマ…スポーツが起こす熱狂の渦に飲み込まれる準備は万端ですか？
今回筆者がオススメしたいこの夏のスポーツは、ボクシング！
本記事では2021年7月15日に発表された「2021年夏スポーツを100倍楽しむマンガ100選」に選書された作品を中心に、アルのライターがこの夏オススメのスポーツマンガをご紹介させていただきます❗️
今回のスポーツマンガ特集ではボクシングをテーマに、リングという名の四角いジャングルを舞台に血湧き肉躍るボクシングマンガ8作品を厳選しました。
選んだ人もり氏 。スポーツマンガが大好きなアルのライター。子供の頃『はじめの一歩』に憧れプロボクサーを志すも圧倒的なスタミナ不足が露呈し挫折した過去を持つ。
🥊目次〜好きな作品まで一気にジャンプできます🥊
🥊『はじめの一歩』
🥊『リクドウ』
🥊『あしたのジョー』
🥊『シュガー』
🥊『RIN』
🥊『リングにかけろ』
🥊『BUYUDEN』
🥊『KATSU!』
釣り舟屋を営む母を助けながら高校生活を送る気弱な少年、幕之内一歩（まくのうちいっぽ）が
ボクシングと出会い、強いとは何かを求めてプロボクシングの道を志す物語です。
一歩をはじめ、ライバルの宮田一郎、日本人前人未到の重量級制覇を目論む鷹村守（たかむらまもる）や、一歩の兄貴分である木村、青木など魅力的なキャラクターが多数登場することも本作品の魅力です。
激闘の数々は読者の記憶にも強く残っており、中でもかつて一歩と闘いあと一歩のところまで追い詰めた強敵、間柴了と木村の一戦はベストバウトに推す声も多い名試合です。
一歩が所属するジムの会長である鴨川源ニのセリフも熱く、努力する者全ての背中を押してくれます。2021年7月現在130巻を超える長寿作品となっている本作の結末は果たして。
「強さ」という言葉に一歩は最後にどんな答えを出すのか。その結末を追いかけていきましょう。
家庭環境に恵まれず、過酷な少年時代を過ごした芥見リク（あざみりく）。
自身にも命の危険が迫る中、自分の身を守ってくれたのは偶然知り合った元東洋太平洋ボクシング王者の所沢京介（ところざわきょうすけ）が教えてくれたジャブとストレートの打ち方でした。
相手の急所を的確に把握し射抜く天性の才能に恵まれているリク。自分の弱さ故に目の前に居る人を助けられなかったことを嘆き、再び巡り合った京介に、強くなるためにボクシングを教えて欲しいと懇願します。
早く寝ないと…（僕の中ではまだ１８日が終わっていない…） pic.twitter.com/TvdnBaJY3M— 松原利光/黒鉄のヴァルハリアン⚔ (@Matsubara_Toshi) May 18, 2021
時は流れ、プロボクサーの登竜門であるプロテストを圧倒的な力を見せつけて合格したリクは、かつて京介が持っていた東洋太平洋のベルトを獲得することを目標とします。
人の闇の部分を色濃く描いた異色のボクシングマンガであり、修羅の道を行くその姿に目が離せなくなる作品です。
高森朝雄先生原作、そしてマンガ界のレジェンド、ちばてつや先生の代表作『あしたのジョー』。この作品がボクシングマンガであることと、衝撃のラストシーンは多くの人に知られているのではないかと思います。
しかし本編を通してじっくり読んだことがない人もまだまだいるのではないでしょうか？
本作は1人の少年がボクシングと出会い、心に情熱の炎を燃やし、そしてその全てを出し切るまでを描いた作品です。
魅力はなんといっても主人公、矢吹丈のカリスマ性。彼は、貧しく荒くれ者だったときも、ボクシングで名声を手に入れていくときも、そしてライバル力石の死によって落ちぶれていくときでさえも読者の心を惹きつける不思議な魅力をまとっています。
彼がボクシングを通して私たちに見せてくれるのは友情、正義、悪、成長、葛藤、喜び、悲しみ、そして愛。矢吹丈という1人のキャラクターの生き様を、人間ドラマを一生に一度は味わってみてください
『あしたのジョー』のレビューはアルライターのよねが【夏のスポーツマンガ特集ボクシング】記事に寄稿させていただきました🥊
後にボクシング界の歴史に名を残すことになる主人公・石川凛。そんな凛がボクシングと出会い、才能を開花させていくまでを描いた物語です。
初めてボクシングを体験した凛は、その時のことを「胸がこう...デレっと甘くなった」と表現するのですが、自分が夢中になれるものに出会った時、誰もがこんな気持ちになるのではないでしょうか。
夢や目標を持つ人は、凛がプロボクサーを目指しひたむきに挑戦し続ける姿に刺激を受けるはず。
ボクシングマンガならではの臨場感溢れる激しい決闘シーンはもちろんですが、凛がボクシングに魅せられ心身ともに没頭していく姿は思わずゾクっとしてしまう凄みがあります！
『シュガー』のレビューはアルライターのちゃんめいが【夏のスポーツマンガ特集ボクシング】記事に寄稿させていただきました🥊
『シュガー』の続編となる本作。プロボクサーとなった石川凛の圧倒的才能、そして天才ゆえの孤独を圧倒的な筆致で描きます。
あまりの天才、いや鬼才っぷりに主人公・凛に共感できる読者は少ないのかもしれませんが、世界王者の座を奪取した凛はその直後のインタビューで「石川凛にとってボクサー石川は何者ですか？」と聞かれこう答えるのです...。
「本当に一番好きなことやってたら自分眺めてるヒマなんかねえだろ」と。
凛に共感できなくても、栄光にしがみつかず、ただ強さを求めて自分の道をひた走る凛の姿に誰もが奮い立たされることでしょう。
『RIN』のレビューはアルライターのちゃんめいが【夏のスポーツマンガ特集ボクシング】記事に寄稿させていただきました🥊
車田正美先生により、1977年から1981年まで週刊少年ジャンプで連載されていたボクシングマンガ作品です。
ボクシングで名を馳せた父親を早くに亡くした高嶺竜児（たかみねりゅうじ）。再婚し新しく父親になった男は酒浸りの日々を送り家族を虐げるロクでもない男でした。
そんな状況に耐えかねて姉と共に家を飛び出し、二人三脚でボクシングの技術を磨きプロボクサーへの道を歩みだす竜児。
ライバル達としのぎを削りながら、世界チャンピオンを目指す竜児の成長が作品を通して描かれます。
ド派手な必殺技の描写でも人気を博した『リングにかけろ』。ジャンプスポーツマンガのレジェンド作品です。
成績優秀で運動神経もバツグンの小学6年生武勇（たけいさむ）が、転校生の要萌花と出会います。
幼い頃からボクシングに触れてきた萌花に、ボクシングをやってみないかと誘われる勇。
興味ないと一蹴するも、その後中学生にカツアゲされそうになり、ピンチになったところを萌花に助けられます。
カツアゲされたうえに、同級生の女子に助けられたこの男の屈辱感がおまえにはわかんねーのかよ！！
知らんがな。ウザ！ダサ！よっわ！！
男としてのプライドをズタズタにされた勇でしたが、次第に萌花の真摯な想いに打たれ本気でボクシングを学びたいと決意します。
真っ直ぐに成長していく勇のボクサーとしての物語が作品を通して展開されていきます。
主人公がとある女の子に一目惚れし、その子の父が経営するボクシングジムに入会します。しかし彼女は主人公の思いとは裏腹に大のボクシング嫌い。
そんなすれ違いから始まる物語ですが、この偶然がボクシングの類稀なる才能を見出すことになります。プロの世界や本気の格闘技の命のやり取りなど、あだち充先生の主戦場である「部活」や「青春」に収まらず、その先まで見据えて描かれています。
ボクシングという競技の過酷さ、一方で併せ持つその栄光の輝かしさ。あだち作品の魅力である間や言葉のやりとりはそのままに、他の作品とはまた違った真剣味を持つ本作をぜひ味わってもらいたいです。
『KATSU!』のレビューはアルライターのうなぎが【夏のスポーツマンガ特集ボクシング】記事に寄稿させていただきました🥊
強いとは？
ボクシングマンガに登場するキャラクター達は、それぞれが強さとは何かを追い求めるように戦っているように感じます。
一瞬でも気を抜けば敗北と隣り合わせの中、本当の強さを手に入れるために闘志を燃やすその姿には、とても大切なことを教えてもらっている気持ちになります。
積み重ねてきたものを拳に乗せて打ち込む姿。何度倒されても立ち上がる姿勢。強く生きる為のヒントが、ボクシングマンガにはあります。読むべし、読むべし！
スポーツマンガを味わい尽くそう！
今回ご紹介させて頂いたスポーツマンガには一般社団法人マンガナイト主催のスポーツマンガ100選企画に選出された作品もご紹介されています。どんな作品が選ばれているか詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね⚾️⚽️🏐🎾🏀🏈🥊🏃♀️🤾♀️🏓🚴♂️🏸🏌️♀️
本記事は、競技ジャンル別にアルライターオススメのスポーツマンガ作品をご紹介する「2021年夏のスポーツマンガ特集」の一本として掲載されています。熱量が世界レベルの素晴らしきスポーツマンガの魅力を味わい尽くしましょう！
