東京 (28)
主人公・安住は、"元"奨励会の人間です。 奨励会というのは、将棋界のエリート集団。 「26歳の誕生日を迎えるまでに四段(=プロ)になれないものは退会」という、厳しいルールがあるそうです。 将棋一筋で少年時代を生きた人間が別の世界で生きるとき、何を思うのか? プロとアマでは何がちがうのか? 好きな事と仕事の関係とは? 主人公の安住くんが、棋士モードになる場面は必見です。 森さんの「棋士はアスリートよりもかっこいい!」というセリフにも納得。 静かだけれど、棋士達は精神世界でバチボコにやりあっているのです。
2020年 06月 08日