東京 (28)
「あの動物のデザイン奇抜すぎない?」 「あの動物とあの動物、デザイナー同じだよね?」 生き物図鑑や古代生物図鑑を眺めていて、そんなツッコミを入れたことはないでしょうか? そんな人に読んでもらいたいのがこの作品。 動物好き、もしくはデザイナーならニヤリとしてしまう話のオンパレードです。 このマンガは、神様から生物のデザインを依頼されたデザイナーたちが、クライアントのムチャ振りに答えることで実在する(した)生物たちを生み出す物語。 生物にまつわる様々な知識や、膝を打ちたくなるような「その生物のデザインコンセプト」が満載です。 例えば神様から「翼がないのに飛ぶ動物を作って」という依頼がくれば、それを叶える生き物をデザインします。 僕はその答えとなる生き物をもともと知っていたのですが、確かに「なぜこいつは飛ぼうと思ったんだ?」と言いたくなる不思議生物なんですよね。 クライアントの依頼にいつも振り回されるデザイナーたちのやりとりも面白く、お仕事マンガとしても楽しめます。 生き物図鑑を見るのが好きだったかつての子供たち、デザイナーの苦労に共感してしまう大人たち、そんな人にオススメのマンガです!
2019年 10月 08日