百姓貴族

荒川弘/著

既刊6巻

百姓貴族の好きなところ

【命に近い職業、農家】 あの『鋼の錬金術師』の作者、荒川弘先生による農家コミックエッセイ。 農家のリアルがお笑い成分多めで紹介されています。 荒川先生の実家は畜産&園芸どっちもやるタイプの農家で、デビューまで7年ほどは実家で働いていたそうです。 「農家の常識は世間の非常識」と作中で表現されるように紹介されることは驚きと笑いの連続。 船で海へ出て野菜を採って帰ってきたり、冬の北海道なのにパンツ一丁で外へ出たり、指をほとんど切断しても病院へ行かずに治したり、畑で鹿肉が獲れたり。 インパクトのあるエピソードがたくさん紹介されます。 しかし、ただ面白いだけでは終わらないのがすごいところ。 笑いと笑いの間にほろっと苦く考えさせられるエピソードが差し込まれ、それが作品を引き締めてくれるのです。 牛を出荷するときに(肉にするとき)たまに泣き出すやつがいることや、大きな台風が来たときに牧場のすべてが洗い流されたこと。 動物や自然や命、人にはどうすることもできないものとどう向き合っていくのか。 そんな想いが心に浮かんでは、また農家さんは仕事に向かいます。 農家って実は命に一番近い職業なのかも知れません。 農家について面白く知りたい人、そして荒川弘先生のルーツに興味がある人におすすめです!

2019年 11月 29日

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