東京 (28)
読んだらとても癒されます。 お座敷で舞妓さんに癒される人たちがいるように、この作品を読んで、なんだか日常から解放されるような気持ちになる人も多いはず 屋形(舞妓さんになる前の子たちが行く、寮のようなところ)へ行くも素質がなくて、逆にお料理の才覚が現れて「まかないさん」(ごはんをつくる人)になる"キヨ"。そして、キヨの幼馴染で、誰よりもはやく舞妓さんになれた"すーちゃん"。 こんな状況なら、もっと嫉妬とか、そういう人間くさい出来事が起きても不思議ではないはずだけれど、この作品ではそういうものは一切起きないです。 舞妓さんのルールで「家庭を思い出させるものはご法度」というルールがあるらしいですのですが、 この作品でも、"人間くささ"というものはすごく上手に伏せて描かれている気がします "人間くささ"はないですけども、 "人間味"には溢れてます きっと読めばわかるはず! おすすめです
2019年 10月 09日