史上最年少でプロの棋士となった桐山零と彼を取り巻く棋士たちの交差を軸に、桐山を取り巻く人々との交流を描いた『3月のライオン』。胸が熱くなるストーリーはもちろんのこと、心を揺さぶるセリフの数々に魅了された方も多いのではないでしょうか?
人との繋がりや成長を描いたシーンが多いのですが、もう一つ注目してほしいシーンがあります。それは「食」のシーン。
零ちゃんが対局に向かう日、ひなちゃんが学校のいじめに挫けそうになった日、そんな物語の裏では、あかりおねいちゃんが作るご飯がいつも優しく支えてくれました。
マンガに登場する魅力的な料理のことを「マンガ飯」と呼ぶのが一般化していますが、私はあかりおねいちゃんが作る唯一無二の料理を、作者の羽海野先生に敬意を表してあえてこう呼びたい!「羽海野メシ」と。
そんな、あかりおねいちゃんが作る羽海野メシのコマを集めました。
では、いただきます!
羽海野メシの不思議な魅力、視覚で感じる「美味しい」って?
あかりおねいちゃんが作るごはんには、視覚から美味しさが伝わる不思議な魅力があります。
大皿に盛られた美味しそうなメニューの数々...。大皿に盛られているということは誰かとシェアするということ。
一人ではなく誰かと食べるから美味しさもひとしお、そんなメッセージを感じてさらに羽海野メシの虜になってしまいます。
🍴ひなちゃんのお祝いメニュー
高校受験に合格したひなちゃんのお祝いメニューは、もちろんひなちゃんの大好物のフルコース。見ているだけで香りがしてきそうなジューシーなからあげに、羽海野先生の作品に度々登場するおにぎりとタクアンは今夜作りたくなってしまうほど。
🍴白ご飯の親友はどれだ!おかず三銃士
羽海野メシの魅力は家にある材料ですぐトライできそうなところ。”白ご飯の親友三銃士”のようなこちらのメニューは、自炊する元気ない時に真似したくなる逸品です。
🍴美味しくない訳がない!魅惑の手巻き寿司パーティー
“目が嬉しい”とはこのことを言うのか!と思わず感動してしまった羽海野メシ。自分の好きな具材を好きなだけよそって作る手巻き寿司は、美味しくないはずがないのです。
お刺身だけではなく、エビアボカドマヨネーズやゴマ塩ユッケなど羽海野メシならではのトッピングが魅力的。
🍴女性に嬉しい、ヘルシーメニュー
食べることが大好きな年頃のひなちゃんと成人女性のあかりおねいちゃんは、美味しいものに目が無いのでついつい食べ過ぎてしまうことも...。そんな彼女たちの最近の料理のテーマは「ヘルシー」。食べ応え十分なのに野菜たっぷりでヘルシーなメニューは女性の心をわしづかみに。
🍴受験生を応援!川本家伝説のメニュー
甘やかしうどんの魅力引き込まれ、実際に作っている人も多数!
すごく嬉しい😹 🌸 です!!
そしてとっても美味しそう🌼!!
海老天をあげている時に
お二人が海老のことをずっと
「残機」「後残機4あるから!」と言ってらっしゃる所が
みょうにつぼにはまりました😃
何より本当に美味しそうで
見ていて幸せになりました
お鍋まで一緒です!!😹 https://t.co/KeS5CFJfX7— 羽海野🍀チカ (@CHICAUMINO) February 11, 2020
🍴川本家の英知を結集した究極の半熟卵
カレーやポテトサラダのトッピングに大活躍する、半熟卵。何度も実験を繰り返した先に生まれた至極の半熟加減をもつ半熟卵は思わずトライしてみたくなるほど。作り方が気になる方はぜひ『3月のライオン』を読んで見てください!
🍴カロリーなんて気にしない!悪魔的美味しさのポテサラ
先ほどの半熟卵の応用レシピであるポテトサラダ。厚切りのベーコンとたっぷりのマヨネーズが入った間違いなく美味しいポテトサラダには、ある隠し味が...。
🍴伝統的なおせち料理も今風にアレンジ
あかりおねいちゃんのご飯は季節感を大事にする所も魅力のうちの一つ。
お正月の定番メニューおせち料理も、あかりおねいちゃんの手にかかれば今風の美味しいおせちに大変身。
🍴今年のひな祭りはおいなりさんに決定
3月のひな祭りに向けて作るのは、ちらし寿司ではなくおいなりさん。
たくさん作って大皿にもればみんなで楽しく食べれますね。
🍴幸福感でお腹を満たす、白玉スイーツ
最後にデザート。白玉って意外と簡単に作れることを『3月のライオン』で知りました。つやっと丸々とした白玉は食べるたびに、空腹を幸せいっぱいに満たしてくれそう。
私たちの心を掴んで離さない、それが羽海野メシ
眺めているだけで私たちを魅了するあかりおねいちゃんが作る羽海野メシ。
そんな彼女の料理には3つのポイントがあります。
まず、1つ目がこちら。
手の混んだ料理よりも、相手の空腹を満たしてあげることを第一に考えた彼女らしい言葉。川本家に代々伝わる家訓にもなっているそう。
次は、罪悪感がなく食べれること。本当に2倍食べても大丈夫かどうか真偽のほどはさておき、心置きなくいっぱい食べられるのは素晴らしいことですよね!
最後は、いつだって”誰かのため”に作っていること。
食べることは生きる上で欠かせない行為。そんな命の源とも言える食事でみんなの心を元気にしてくれるあかりおねいちゃんの食事は、わたしたち読者の心を掴んで離しません。