1990年から1996年の6年間に渡り、週刊少年ジャンプ黄金期を駆け抜けた至高のバスケットボールマンガ『SLAMDUNK』。
最高潮の盛り上がりの中、惜しまれつつ最終回を迎えた伝説の作品、その青春の6年間が網羅された解説を、あのオリエンタルラジオの中田敦彦氏が自身のYouTubeチャンネル『中田敦彦のYouTube大学』で圧倒的熱量で投稿されています。
本記事を読んでから見るか、動画を見てから記事を読むか
その前編がコチラ。
後編がコチラになります。
なんと動画の尺が前編1時間8分5秒、後編1時間12分18秒の合計2時間20分23秒!もう映画1本並みのボリュームです。これは要チェックです✅
YouTubeチャンネル登録者数200万人を突破し、現代の語り部としては日本でも最強と言っても過言でもない中田敦彦氏。
その魂の解説を聞けば『SLAMDUNK』ファンは勿論、今まで読んだことが無い(なんと勿体無い!)方も興味を持たずにはいられない内容になっています。
この闘魂解説動画の詳細を事細か〜く説明していきたい気持ちで一杯なのですが、そうなると本記事までもが読み終わるまでに2時間20分以上のボリュームになってしまう可能性大なので、3つのポイントに絞って刺さるポイントをお伝えしていきます。
スラムダンクのイラスト集第2弾「PLUS」が本日発売となりました。本の性質上、一冊一冊手作業の工程が含まれるため、この時勢に予定通り発刊できてホッとしています。関わってくださった方たちの細心の努力に感謝しています。ありがとうございます。 #1.2kg #30×30 pic.twitter.com/0HzTaBTI6F— 井上雄彦 Inoue Takehiko (@inouetake) April 3, 2020
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物語の時間の経過がとにかく丁寧に描かれている
6年間に渡り連載されていた本作ですが、作中で描かれた期間は主人公の桜木花道が湘北高校に入学した1年の春から夏のインターハイが終わるまでのわずか半年足らずです。
そして作中で描かれた試合はわずか8試合。そのうち湘北高校が登場する公式戦はたったの6試合。6試合、たった?
そう、たった6試合なのです。その1試合1試合のなんと濃いことか!『SLAMDUNK』を語る上で、その試合内容の濃さは欠かせないポイントです。
必ず誰かに感情移入してしまう
何故このマンガが数多くの人に愛されるのか?それは、物語の舞台となる湘北高校バスケ部のメンバーに、必ず誰かには感情移入してしまうからなのです。
素人が瞬く間に成長し、全国の舞台で活躍する桜木花道に夢を見た人、流川楓の一見飄々とした佇まいながらも芯の熱さ、バスケへの情熱と爆発力のあるプレーに憧れた人、1度は道を踏み外したけど、再び表舞台に戻ってきて更なる輝きを放った三井寿に諦めない心を学んだ人。
身長のハンデを抱えながら、抜群のクイックネスとゲームコントロール力で克服し、仙道、牧、深津といった強大な対戦相手と真っ向勝負する宮城リョータの背中に夢を見た人。そして弱小だったチームをずっと支え続け、主将として個性的すぎる集団をまとめ上げるバスケット愛に溢れた赤木剛憲のリーダーシップに惚れた人。
あなたの琴線に触れるキャラクターに出会えること間違いなしです。
#SDR どこでもシュート練習 #スダー pic.twitter.com/WIWeAFlHDq— 井上雄彦 Inoue Takehiko (@inouetake) November 23, 2019
作中最後の闘い、VS山王工業戦が前のめり
桜木花道率いる作中最後の戦いとなる最強王者山王工業戦が、これがもう控え目に言って神試合です。
山王戦の後半戦だけで1年の歳月を掛けて描かれています。この配分が凄いのです。一体どれだけの時間を掛けて後半の20分を描いているのかという、この濃密さ。アンビリーバブルです。
試合のラストではもうセリフすらなく、絵だけで試合が展開されるマンガ史上に残る名展開となっているのです。この表現を選択したところに作者の井上雄彦先生のダンコたる決意が伝わってきます。
伝説は語り継がれる
スラムダンク イラスト集「PLUS/SLAM DUNK ILLUSTRATIONS 2」をデザインさせて頂きました!30×30cm上製本、本文96Pに井上雄彦先生描き下ろし14点収録!ロゴ+部分に金箔押し、見返しはバスケットボールの質感に似たクロコGAを使用。イラストの印刷もかなり良い仕上がり!ぜひ!https://t.co/iejIzJKUg4 pic.twitter.com/UgRpkWygsQ— 小林満 (@genialoide_K) April 7, 2020
人気絶頂で連載を終了させるという引き際の潔さがまた美しく、いつまでもファンの間で語り継がれています。YouTubeのコメント欄には「解説を聞いて泣いた」の声が続出。もう皆が湘北に入ってよかった…!状態です。
そこまでの感情を昂らせる作品であり、その魅力を余すことなく語れる中田敦彦氏の語り部力。言葉の上手さよりも愛が前面にほとばしるその解説動画を見れば、『SLAMDUNK』の魅力が増し増しになること間違いなしです。
まだ動画を見ていない方はすぐさまチェックすることをオススメします。
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