東京 (28)
スパイ、暗殺者、超能力者、ひとクセあるキャラたちが、それぞれの事情から「偽りの家族」として暮らす物語。 キャッチーな登場人物とテンポのいいストーリー展開で、サクサクぐいぐいページをめくってしまします! 軽く読むことができるコミカルなノリの奥に、深いテーマ性を感じるのがこの作品の魅力。 それはズバリ「家族とは何か」! 彼らは偽りの家族として集まり、利害の一致から共に暮らしているだけでした。しかし「本当の家族に見えるように」たくさんの努力と工夫を重ねるうち、いつしか本当の家族よりも家族らしくなっていきます。 家族とは「なっているもの」ではなく「なるもの」なのかも…! そんなことを考えた作品でした。 笑って時々ジーンとしたい人にぜひ!
2019年 11月 09日