あさひなぐ

こざき亜衣 / 著

コマ投稿OK

コロナ禍での日常を描くリレー連作「MANGA Day to Day」で描かれた "もうひとつのあさひなぐ"。あったかもしれない可能性へのエールを君に!

新型コロナ禍の日々を舞台に100人以上のマンガ家が描き下ろしマンガを日替わりでリレー連載する企画「MANGA Day to Day」。Twitter特設アカウント上ではたくさんの先生方の想いが込められた作品が日々公開されています。

2020年の8月25日に公開されたこざき亜衣先生の作品『シュレディンガーの高校生』では、新型コロナにより薙刀のインターハイがなくなった2020年現在の女子高生達の目線で描かれています。

こざき亜衣先生が描いた「もうひとつのあさひなぐ」

🄫こざき亜衣/小学館・講談社

マンガに登場するのは薙刀部の少女三人組。練習をしに道場に向かうも閉まっていたため、タピオカ屋に行き先を変更します。

テイクアウトしたタピオカを飲みながら、話題は薙刀部の女子高生を描いたこざき先生の作品『あさひなぐ』に。

🄫こざき亜衣/小学館・講談社

コロナがない世界でのインターハイの決勝戦で戦う『あさひなぐ』の主人公・東島旭を見て、少女の一人が「(現実だったらインターハイの)決勝戦の頃には敗退してたと思う」と呟きます。

その言葉にもう一人が「わかんないじゃん、そんなこと誰にも。決勝のコートにさ、いたかもしんないじゃん。」と泣いて反論します。

🄫こざき亜衣/小学館・講談社

東京オリンピック、夏の甲子園、インターハイ。

様々な大会がコロナにより中止になりました。

もし薙刀のインターハイが今年開催されていたら、彼女達がどこまで勝ち進められたかははっきりわかりません。しかし、それは同時に彼女達が決勝に残り優勝した可能性も存在しえるのではないでしょうか。

「確定されるまで結果は決定づけられない」というパラドックスの理論「シュレディンガーの猫」のように。

今年、実際に大会がなくなり悔しさややるせない思いを抱える方も多いと思います。そんな方々にこの作品を読んで心に「優勝出来たかもしれない未来の自分自身」を描いて大事にして欲しいと強く感じる作品です。

作品の全貌はTwitterでご覧頂けます。

今しかない時間を過ごしているあなたへ

蓋を開けるまで結果がわからないように、未来も無限に同時に存在しています。

どんな自分になりたいか考え描き行動し続ければ、きっと現実になります。その時まで何度も読み返して何度も未来の自分を思い描いて下さい。

そして『あさひなぐ』最終回まであとわずか!旭達のインターハイ決勝戦を応援しましょう!

『シュレディンガーの高校生』も収録されている最終34集は9月末発売!

あさひなぐ (全33巻) Kindle版

OGP及び記事内画像はこざき亜衣先生のTwitterより転載許可をいただいたものを使用させていただきました。ご協力いただいた諸氏に深く感謝致します。

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