ぐらんぶる

1分でわかる『ぐらんぶる』

• 爽やかな海風が吹く町で、北原伊織の大学生活が幕を開けました。

• 今、最高の仲間たちと過ごす大学生活に胸を膨らませ、ダイビングの世界への入り口を開く…！

• ようこそ！！アルコール×美女×全裸の男たちが待ち構えている、愛すべきバカ共の世界へ！！！！

作品概要

ぐらんぶる

『ぐらんぶる』は「good!アフタヌーン」にて連載されている、スキューバダイビングを題材としたマンガです。物語はダイビングショップ「Grand Blue（グラン ブルー）」と、中心人物・北原伊織らが所属するダイビングサークル「Peek a Boo（ピーカブー）（通称PaB）」を中心に繰り広げられます。

美女・ダイビング・酒（を浴びる屈強な男たち）、という3つの柱をもって展開される本作品には、テンポのいいギャグ要素とダイビングというレジャーの醍醐味がふんだんに詰め込まれており、その魅力は累計発行部数600万部という形で私たちの元に届けられました。

あらすじ

ぐらんぶる

爽やかな青い海が見える町、新居に運び込む荷物を車から荷物を下ろしているのは、春から伊豆大学の1年生になる北原伊織です。女っ気のないほろ苦い青春時代を送ってきた彼は、男女共に仲のいい大学生活に心を躍らせ、下宿先のダイビングショップ「Grand Blue」の扉を開けました…！

ぐらんぶる

そこにいたのは伊豆大学のダイビングサークル「Peek a Boo（ピーカブー）」のメンバー。残念ながら、彼の華やかな学園生活は始まる前に幕を閉じました。

酒！！海！！半裸の男たち！！！！

伊織が思い描いていた大学生活とは真逆の方向に舵を切りながら、新生活が幕を開けます！！

登場人物

北原伊織（きたはらいおり）

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本作の中心人物。大学進学を機に、伊豆の地に引っ越してきた男の子です。男子校生活から抜けだし、男女仲良く過ごす大学生活に夢を膨らませる大学1年生でしたが、入学より前に「全裸で野球拳をする男たち」に出会ってしまったせいで希望は粉々に打ち砕かれてしまいました。

ダイビングショップに下宿する、という恵まれた環境により無理矢理PaBへの入会を決めさせられてしまいます。最初は嫌がっていたものの、酒には強い方らしく、すぐにPaBの雰囲気に馴染んでしまいました。ダイビングに興味がある一方で、水中で目を開けることに対して恐怖を感じており、不安が拭いきれない様子。

今村耕平（いまむらこうへい）

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伊織のクラスメイト。着席しているだけで周りの女性が噂をするようなイケメン。しかしその噂話は美形な容姿に対する評価だけでなく、彼が着ているアニメキャラクターのTシャツが原因だったりするのですが。

大学で夢を叶えるためにサークルを探すものの見つからず、伊織に騙されてPaBに入会しました。何かと伊織と抱き合わせにされることが多く、もちろん飲酒量も度数も伊織と同じ。結果として2人はライバル関係にあるものの、息はぴったりの様子。

古手川千紗（こてがわちさ）

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伊織のいとこで、同じ屋根の下で暮らす女の子。危険も魅力もよく知った上で海を愛する女の子で、将来の夢はダイビングインストラクター。

すぐに服を脱いで酒を酌み交わす本作の登場人物たちにおいて、常識外れの行動は絶対に回避する数少ない常識人です。酒を飲みバカなことをする彼ら（主に伊織）を軽蔑しながらも「誰であろうと海を好きになって欲しい」という純真な気持ちが強いため、ダイビングに関することならばなんだかんだ世話を焼いてしまいます。

古手川奈々華（こてがわななか）

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伊織のいとこで、千紗の姉。「Grand Blue」の看板娘として、店を利用したダイビング体験者に対するインストラクターを務めています。

久しぶりに再会した伊織が見蕩れるほどの美人であり、一緒に暮らしていることを聞きつけた同級生に羨まれるほど魅力的なお姉さん。しかしその実態は重度のシスターコンプレックスであり、妹の千紗が洗濯物として手渡した衣類の匂いを楽しむほどの逸材です。

時田信治（ときたしんじ）

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伊豆大学の3年生で、ダイビングサークル「Peek a Boo」の会長。伊織が「Grand Blue」に初めて訪れた際に半裸で野球拳をしていた、屈強な男の1人です。

非常に体格がよく、その分飲酒量も多い人物。テキーラやウォッカなど、度数の高い酒を常飲しているにもかかわらず、伊織や耕平のように潰れてしまう場面はほとんど見受けられません。

意外にも常識人で、飲み会主催以外のサークル活動にも積極的。特に新入生に対してダイビング知識をレクチャーする際は真剣そのもので、ダイビングに関しては伊織からの信頼が厚い人物です。

寿竜次郎（ことぶきりゅうじろう）

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伊豆大学の3年生で、伊織と同じ機械工学科の先輩。時田と共に積極的なサークル活動を行うことが多く、伊織が初めてPaBのメンバーを目撃した野球拳で時田の相手をしていたの人物です。

時田同様に大酒豪であり、同じベクトルで感覚がズレているため2人揃うと手が付けられません。しかし、伊織がダイビングに挑戦するきっかけとなる一言を投げかけた張本人でもあり、彼の前向きで思いやりのあるセリフは名言として読者の心をグッと掴みます。作品の魅力を引き立てる重要人物です。

浜岡梓（はまおかあずさ）

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青梅女子大学の3年生で、PaBのメンバー（PaBはインターカレッジサークルであるため、他校からの参加も可能）。PaBの男たちとは異なり度数の強い酒を常飲するわけではありませんが、彼らのノリに対しては寛容な姿勢です。

実は、伊織にだけバイセクシャルであることを打ち明けており、特に奈々華に対して強い好意を示しています。破天荒なように見えて誰よりも人間関係を大切にする人物。それゆえに、自分のポジションを理解した振る舞いができる女性です。

吉原愛菜（よしわらあいな）

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青梅女子大学の1年生で、伊織と同様に大学デビューに夢を見ていた女の子。しかし残念ながら以前加入していたサークルでデビューに失敗、のちに伊織と耕平に出会ったことでPaBへの入会を決意します。

飲酒量は決して多くなく、半裸の男たちへの耐性も低いため作品の中では比較的に常識人です。しかしひとたび酔っ払うほど飲酒を行うと、やはり彼女はPaBに入るべくして入会した人材なのだと気づかされます。

作品の魅力

ぐらんぶる

本作の魅力はバカ騒ぎして酒を飲み明かすような、豪快な大学生活のノリと勢いです。

海の見える町で送る華やかな大学生活、男女の仲を深めるサークル活動、そして美人のいとこと暮らす最高の私生活…。

その全てを裏切る、可燃性の酒！！ゴミを見るときと同じ視線のいとこ！！そして、全裸で騒ぐ屈強な男共！！！！

こんなむさ苦しい大学生活はイヤだ…と同情する一方で、ここまでアホな大学生活に振り切った生活は、一周回って憧れを抱いてしまいます。なぜなら最高の仲間とバカなことができる大学生活だって、一生に一度しか経験できないのですから。

ぐらんぶる

また、ダイビングサークルとは名ばかりの飲み会サークルかと思いきや、しっかりとダイビングをする描写も盛り込まれています。大量の酒を浴びながらも真剣に海と向き合っているのです。

ダイビングに関する話題が出ている際は酒の力がなりを潜め、時田や寿を始め、真剣にダイビングと向き合っていることがヒシヒシと伝わってくる名言が次々に出てきます。

ぐらんぶる

ダイビングは真剣に、酒を飲むときも全力で！！！

つまり、愛すべきバカたちと過ごす最高の大学生活に満たされている作品なのです！

アニメ情報

『ぐらんぶる』は、2018年の7月13日よりMBS・TBS・BS-TBS・AT-Xにて、TVアニメの放送が行われました。

現在は放送が終了しており、Amazonプライム・ビデオ、dアニメストア、Netflix、U-NEXT、ひかりTV、FOD、バンダイチャンネル、ビデオパス、J:COMオンデマンド、Huluといった配信サイトで視聴できます。

他にも個別に課金をするサービスでは、GYAO!ストア、ニコニコチャンネル、ビデオマーケット、Rakuten TV、HAPPY!動画、music.jp、DMM.com、TSUTAYA TVにて購入できますので、是非ともご覧ください！

SATFF

（一部抜粋、敬称略）

CAST

（一部抜粋、敬称略）

映画情報

2020年08月07日より、実写化という形で『ぐらんぶる』の映画が公開されました。キャストは北原伊織役に竜星涼さん、今村耕平役に犬飼貴丈さん、古手川千紗役に与田祐希さんという美男美女で構成されています。

またキャストに期待が高まる一方で、ぐらんぶるの世界観を知るファンから不安と期待の声混じった困惑の感想も多く見受けられました。

しかしファンの心配をよそに、公開された映画は豪快な大学生活の部分がしっかり強調されており、原作の井上堅二先生からは

「誰がここまでやれと言った」

（クランクイン！へのコメントより）

という絶賛のコメントが寄せられるほど高い完成度です。

名言

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イベント情報

TVアニメ「ぐらんぶる」のスペシャルイベントとして、「～Drinking Party 2019～」というタイトルのイベントが2019年1月27日に行われました。

イベントは作品の世界観に合わせたゲームコーナー、トークコーナー、そして朗読コーナーなどなど。出演者、観客共にドリンクを片手にイベントは進行されていきます。ドリンクはアルコールも可だったことから、さながら超大勢の飲み会のような楽しい雰囲気に包まれたイベントでした。

作者情報

原作：井上堅二先生

ライトノベル作家でありながらマンガ原作者。代表作は「バカとテストと召喚獣」。ときにはアニメの脚本にも関わっており「プリズマ☆イリヤ」シリーズでは、脚本やシリーズ構成として参加しています。

作画：吉岡公威先生

マンガ家。代表作に『てんぷる』など。可愛い女の子の描画に定評があり、『甘城ブリリアントパーク』や『蒼柩のラピスラズリ』などライトノベルのコミカライズを多く手がけています。