図書館の大魔術師
泉光 / 著
コマ投稿OK
1025人がフォロー
図書館の大魔術師のコマ投稿一覧
図書館の大魔術師
書を護ることそれ即ち世界を護ること とある魔術師の言葉だ
図書館の大魔術師
カッ
図書館の大魔術師
確かにこの爆笑を分かち合いたい気持ちはある!だが!誰かを蔑む時とは常に…一対一でなければならない!!
図書館の大魔術師
生き物や自然言葉など万物に宿るエネルギーを"司といいますセドナはを=ト トあトト「風の魔術師」そのマナと対話し 操る術を魔術と呼びました空気中のマナと協力し 大気を操る術者です事トト
図書館の大魔術師
修復室入りますとばすぞナナコ!遅れんじゃねーぞ!!
図書館の大魔術師
貧民街 ただいまー お姉ちゃん? お仕事ー? 少年は姉と二人暮らしでした 姉は弟を学校に通わせるため 朝は茶畑 昼は農園 夜は刺繍をして働いていました 少年は一度だけ 姉に尋ねたことがあります
図書館の大魔術師
落ちてほしいって思ったの最低だ…ッ私…ッツだって…だって…
図書館の大魔術師
シオは自分の行きたい道にいけばいいの| リシオが世界の何処かで笑っていてくれればそれがお姉ちゃんの幸せなんだから
図書館の大魔術師
やだわ
図書館の大魔術師
制限時間を過ぎました時間切れにつき失格です
図書館の大魔術師
シトラルポルの煉炭術師ー…! それってーッッ まさか… あなたはー…!!
図書館の大魔術師
傷に合わせ貼り付け、脱脂綿で余分な水分を取りながら圧力を加えます。
図書館の大魔術師
1番の基本は裂け目の補修
ネタバレ
(タップして見る)
図書館の大魔術師
図書館の大魔術師
ヒューロン自治区首府父の都 ベレへベツィ
図書館の大魔術師
図書館の排架にはいくつもルールがあります 例えば"某は正である"という本と"某は正ではない"という内容の本は同じ区域に置かなくてはなりません どちらか一方を棚から外す またはあえて見えにくい所に隠す行為を圏は禁じています
図書館の大魔術師
圕十二室 一般的な地方図書館では 本の補修・目録づくり・選書などの業務を 一人の司書が兼任します 一方中央圕では その業務を十二の分野に分け その部署に所属することで それらの業務を 専任することになります それが”室”です 案内室 法務室 目録室 司書室 渉外室 守護室 総務室 財務室 書庫室 修復室 施設室 児童室
図書館の大魔術師
本を貸し出すだけが図書館じゃない! あらゆる形の書を保管し! あらゆる敵から護る! 書のための鉄壁の要塞! それが! アフツァック中央圕なのだ!!
図書館の大魔術師
黒の書
図書館の大魔術師
ネザファパレハの円盤
図書館の大魔術師
我々は正義ではない
図書館の大魔術師
あの本は 多くの偶然と少しのなんとなくと一つのうっかりとが重なって君の手に渡った これを運命と言うにはあまりに不格好だろうか? けれど私は思う ちょっとした気まぐれ 一つの親切 不意の失敗 今日出したほんの少しの勇気… 日常を変えてしまうような出会いはすぐ近くにあるのだと だから私は日々の小さな出来事を大切にしている そしてそんな生き方をする自分を誇りにも思う 今なら確信を持って言える
図書館の大魔術師
一つの物語が動き出すんです 格好つけなくてどうするんですか!
図書館の大魔術師
図書館の大魔術師
図書館はいかなる民族·性別·社会的または経済的身分の違いにおいて貸し出す者を選んではならない あなたがやっていたことは図書館への…」本への侮辱です…
図書館の大魔術師
自分を過小評価しちゃダメだ君にしかできないことが必ずある
図書館の大魔術師
本を貸し出すだけが図書館じゃない! あらゆる形の書を保管し!あらゆる敵から護書のための鉄壁の要塞!それがアフツァック中央図書館なのだ
図書館の大魔術師
えっ!? でもこうやって霧の上を飛んでるってことは… セラーノ族は 霧の外側にも行けるんですか!? ええもちろん あッ 海を見たいって言っても駄目よ? このことに関して セラーノが 人に手を貸すことは 決して無いわ これは”人”の問題だからー
図書館の大魔術師
よく研いだ小刀でー細心の技術を以て切り離します
図書館の大魔術師
いえいえ どうかお気づかいなく業務のお邪魔になることは私達も本意ではありませんので
図書館の大魔術師
中央園渉外室アンズ=カヴィシマフ事前にお手紙でお伝えしていた通り図書館の視察は今遠征の主目的ではありませんいえいえ どうかお気づかいなく業務のお邪魔になることは私達も本意では一ありませんので遠路はるばるお疲れ様です!するため 宿を紹介して頂きたいと思いまして満足な歓迎もできずに 申し訳ありません!ええ それはもう 村一番の宿を…!
図書館の大魔術師
ずっと応援、してるからこの先誰と出会っても!世界で一番!!私がシオを応援してるから!!!
図書館の大魔術師
私にはわかる!シオは将来すごく大きなことをする気がするの…
図書館の大魔術師
敵や味方という表現が正しいかはわかりませんが口は図書館を建てた場所の本屋の売上の推移を一「逐一追っていますすがとの場所でも本屋の売上が上がっています|バラムアカブとい都市では5年で本屋の(売上が2倍に増えました僕も図書館や古本屋は一本屋の敵ではなく共に協力し合える仲間だと思っています大きな理由は新規の子供の読者が増えたことと読書習慣の定着
図書館の大魔術師
ニュッ
図書館の大魔術師
わかるんですよ司書を長くやっていると。見れば一何を求めて何のために図書館に来たのかが
図書館の大魔術師
…圖の大魔術師 コマコ=カウリケ……
図書館の大魔術師
それよりシオ 聞いて!! 今すごい情報仕入れちゃったんだよ! 情報? 今朝の見習いの中に… 圖の大魔術師の二代目候補が いるらしいんだよ……!
図書館の大魔術師
台紙を挟み文鎮を乗せ 糊を定着させます。これが一番基本となる補修作業になります
図書館の大魔術師
本の修復に必要なもの
図書館の大魔術師
鋭利な個性 シシシア=ロウ=ティ パテ=カトル サラ=セイ=ソン ツィツィ=ミメイ
図書館の大魔術師
レイ=アナ=エダン 仮面はしてないけどカドー族よ
図書館の大魔術師
圕には12の”室”と呼ばれる部署があり 今回の遠征では その中の3室がきています 修復室 ナナコ=ワトル(17歳)本を愛する文学少女 愛想が悪いのが玉に瑕 修復室 ピピリ=ピルベリィ(22歳)ココパ族のカフナ ちょっとバカだけど 修復の技術はピカイチ 渉外室 アンズ=カヴィシマフ(33歳)今回の遠征の主任 いつもにこやかな6児の母 怒ると怖いらしい 守護室 セドナ=ブルゥ(17歳)守護室期待の若手 かっこつけてるのがうっとうしいことも
図書館の大魔術師
4頁の冒険
図書館の大魔術師
樹海創讃文書
図書館の大魔術師
図書館の大魔術師
本をよく読む子供は小さな違いに恐れがありません 自分が知らない世界があることを本を通して知っているからです「7つの星か〜!6巻すごくいいとこで終わったもんね!」「この町には 本がしっかり根付いてるんだ…‼︎」
図書館の大魔術師
「そこ柱通るかー⁉︎」「石が足りてねぇぞー!」「おらぁー きびきび働けよー!」「親方!オセが新しい柱の色が他と違うことに文句言ってるぜ」「お前が燃やしたんだ自業自得だ馬鹿って言っとけ‼︎」
図書館の大魔術師
この本は世界のために戦った大魔術師と図書館の物語だそして私が司書を目指したきっかけでもある
図書館の大魔術師
次に訪れたのは残された土地を民族同士が奪い合う戦争の時代でした 戦いの勝者は敗者を支配するために文化と歴史と言葉を否定したのです 魔術師達は嘆きました*こんな世界のために私達は戦ったんじゃない。そして魔術師の一人が咳いたのです 誰かが先人の想いを護らなくては、
図書館の大魔術師
ある哲学者の著書によれば一人の性質は振る舞いから始まるのだという 例えば気高い人は初めから気高い人として産まれてくるわけじゃない 勇者は勇者のように振る舞うから勇者になり気高く振る舞うから気高い人になるのだと 物語の主人公は主人公のように振る舞うから主人公でいられる
図書館の大魔術師
薄く伸ばした動物の皮を繋げて巻いた書物の革命児!
図書館の大魔術師
図書館の大魔術師
”無彩の放浪者”その個体は生まれつき強大な マナを持つと言われ ある民族には災いを呼ぶ悪魔を恐れられ ある民族には神秘の良薬として取引されました
図書館の大魔術師
それはたとえどんな理由があろうとも許すことはできないわねぇえ…
図書館の大魔術師
どうして学校に通わなきゃいけないの?
図書館の大魔術師
立派な司書になるから…!
図書館の大魔術師
シオ
図書館の大魔術師
男カフナの男女比率
図書館の大魔術師
では図書館は本屋の味方か
図書館の大魔術師
その出し方じゃいずれ本が壊れちゃうわ。本の背は一人にとっての背骨
図書館の大魔術師
確かにこの爆笑を分かち合いたい気持ちはある!だが!誰かを蔑む時とは常に…一対一でなければならない!
図書館の大魔術師
たとえ些細なものでも傷が放置されていると次に利用する者も雑に扱うという悪循環が生まれます。こまめに補修された本の姿を見せることにより、利用者も本を大切にする気持ちになるのです。
図書館の大魔術師
楮紙は必ず手でちぎりましょう。ちぎることで生まれる疎らな繊維が修復痕を目立たなくしてくれます
図書館の大魔術師
本の補修は司書業の要です
図書館の大魔術師
私の浅薄な期待など必要ない 彼は私の想像力の遥か上を越えていく存在なのだからーー
図書館の大魔術師
たった一つの質素で小さな矢片が 止まっていた時代の針を動かすーー‼︎
図書館の大魔術師
く…くそマジメすぎる…ッ めんどくさッ
図書館の大魔術師
この広い広い図書館で 一人で仕事ができる者など 決して居はしないのだから
図書館の大魔術師
明日に向かって吠えろ!
図書館の大魔術師
大三幻
図書館の大魔術師
本人がいないところでそういうこと言うなよ 卑怯だぜ
図書館の大魔術師
この圏の解体を目論み活動する勢力は少なくない だがここで保持している書の多くはかつての誰かの宝だ 一つの側面では私達は書を独占する悪であり 彼らの活動は正義と言える 私達は書の守護者であると同時に 書の支配者である事実を忘れてはならない なぜなら時に正義への確信は 道を踏み外すことに正当性を与え 真に欲した理想を遠ざける 歴史上幾度となく繰り返された凄惨な出来事の多くが…ッ 正義の暴徒の下に引き起こされてきたのだ…! 故に今一度心に刻もう 支配者ではなく… 守護者としての唯一つのその使命ーーッ
図書館の大魔術師
そこにはきっと どこまでも見渡せる世界が広がっている
図書館の大魔術師
ピシャーン
図書館の大魔術師
最初の書は人が作ったかもしれない けれどすぐにその立場は逆になった 書が人をつくり書が世界を創っているんだ
図書館の大魔術師
その昔ニガヨモギの使者という災いが大陸に訪れましたニガヨモギの使者は大陸を破壊し尽くし民を恐怖に陥れた この厄災に7人の秀でた魔術師が立ち上がりましたそして長きにわたる戦いの末 使者は魔術師によって石棺に封印さらたのです。これで再び大陸に平和が訪れるはずでした。 しかし厄災が残した灰白色の死という霧が大陸の多くの土地を奪ってしまっていたのです
図書館の大魔術師
生き物や自然言葉など万物に宿るエネルギーを司。といいますそのマナと対話し 操る術を魔術と呼びました セドナは「風の魔術師」 空気中のマナと協力し 大気を操る術者です
図書館の大魔術師
そうした中で中央圏に勤める司書は特別に英知の専門家」を意味するカフナという言葉で皆に呼ばれたのです カフナ…本の都の司書さん…」
図書館の大魔術師
我々は正義ではない
図書館の大魔術師
これは 世界のために戦った 一人のカフナのための物語ー
図書館の大魔術師
図書館はいかなる民族·性別·社会的または一経済的身分の違いにおいて貸し出す者を選んではならない。あなたがやっていたことは図書館への…本への侮辱です…
図書館の大魔術師
やっぱココパ族は見たことないでしょ!いいピックリ顔だったわよ!
図書館の大魔術師
ヒュ
図書館の大魔術師
だから…私のこと忘れないで…
図書館の大魔術師
シオが一緒に働いてくれたら…
図書館の大魔術師
シュタッ!!
図書館の大魔術師
どんな顔で苦しむのかしら……………これがなければいい上司なんだけど
図書館の大魔術師
”無彩の放浪者” その個体は生まれつき強大なマナを持つと言われ ある民族には災いを呼ぶ悪魔と恐れられ ある民族には神秘の良薬として取引されました
図書館の大魔術師
糊は堵紙の繊維を直角に引き出すように引きます。 橘紙を貼るときは表と裏でできるだけ邪魔にならない方を選びましょう。
図書館の大魔術師
修復痕が目立つので適切ではありません
図書館の大魔術師
それじゃあ… 次 北に向かって はい 実家出れば 朝の礼拝やらずに済むと思ったのに… めんどくさい~… しかもすごい丁寧だし…
図書館の大魔術師
図書館の大魔術師
海からの魂 カナ=ミドリィ アヤ=グンジョー ユキ=チャイロウ
図書館の大魔術師
※他民族の強烈ななまりを意訳により演出しておりますAャー…|握手お世辞はいいようシオ=フミスと |キ*申します読み書きはバッチリャーーふャーしゃべるのはむじぃだよ!じゃあぜひpャャーーシオはイロオトコありがとう!私ペペリコ=プラッダティー親指を合わせるのが ココパ族の挨拶ですなんだよ!
図書館の大魔術師
それから95年 かつて世界を救った大魔術師達は 完全に老い 世代交代を余儀なくされました 各民族達にはそれぞれ 新たな指導者が生まれていたのです
図書館の大魔術師
アレマナカ
図書館の大魔術師
夢っつーのはな ! 叶っても終着じゃないし 破れても行き止まりじゃない
図書館の大魔術師
殆どの者が針に手をかけることなどできない 子女らはその時計の内側に敷き詰められる欠片に過ぎないのだ 子供たちもすぐそのことに気づく 己の才能の限界 自分は世に溢れる数多の凡才の一つなのだと 皆その事実を受け入れた後は渋々と生きていくものだ だが 稀にそこから足掻く者が出てくる わかっているのだ どれだけ世の末端にいようと 針の先には必ず欠片(自分)が繋がっているのだとー
図書館の大魔術師
でもそのよくわからないものの中にはきっと どうしようもないくらい楽しいものが沢山ある そしてそれはね 一生懸命やってみなきゃ見つけられないの なんでもいいから一生懸命頑張ってごらん 選ばないで 闇雲でいいから 目の前にあるものにただただ一生懸命取り組んでみて 一つ一つ 一生懸命を積み重ねて そしていつかなりたい自分ができた時 後ろを振り返ってみるの