その年に話題となった新語・流行語を決定する「ユーキャン新語・流行語大賞」。
2020年の年間大賞に輝いたのは小池百合子東京都知事の「3密」でした。コロナウイルスの感染拡大を防ぐ標語として、間違いなく今年最も浸透した言葉ですよね。
選ばれたら最後、翌年にはブームが沈静化してしまうとか、そもそもそれ流行ってましたっけ?とか思うこともあるのが流行語大賞ですが、それがブームというものの宿命。突発的に吹く風に心が持って行かれるのは全員じゃないんですね。でも、今年の「3密」、ずっと覚えていたい言葉です。
一方でマンガ界からもたくさんの新語・流行語が生まれました!
そこで今回は、今年流行ったマンガのセリフたちを使用シーンと共にお届けします。
何も見たくねぇ(チェンソーマン)
藤本タツキ先生の『チェンソーマン』に登場する岸辺隊長のセリフ「何も見たくねぇ」。
悪魔が存在する世界を舞台に「デビルハンター」として生きる主人公・デンジとその仲間たちの戦いを描いた本作。岸辺隊長は歴戦のデビルハンターであるものの、これまでに幾度となく過酷で悲惨な修羅場を潜り抜けてきました。そんな彼がある日ぽつりと放ったセリフが「何も見たくねぇ」でした。
🔍「何も見たくねぇ」の使い方
直視できないほど辛い出来事が起きた時に使います。時には岸辺隊長の画像を引用して使われることも。
チェンソーマンの早バレ見てしまいました記憶を消して明日読むまで目隠しします何も見たくねぇ— たまり (@hb4369z) December 13, 2020
特に『チェンソーマン』そのものが毎週怒涛の展開を迎えるため、このような使い方をする人が多い印象です。
全集中の呼吸(鬼滅の刃)
「ユーキャン新語・流行語大賞」でもトップテンにノミネートされた吾峠呼世晴先生の『鬼滅の刃』。もはや言わずと知れた国民的大ヒット作品ですよね。
本作に登場する「鬼殺隊」と呼ばれる隊士たちが習得する特殊な呼吸法「全集中の呼吸」。今年は、この言葉をことあるごとに使用する人も多かったのではないでしょうか?
🔍「全集中」の使い方
言葉通り、集中して物事に取り組む時に使います。
11月に行われた衆議院予算委員会で菅義偉総理大臣が「私も"全集中の呼吸"で答弁させていただく」と言い、鬼滅ブームは政界にまで浸透しました。よもや、よもや...。
100日後に...(100日後に死ぬワニ)
ワニが死ぬまでの最後の100日間を描いたきくちゆうき先生の『100日後に死ぬワニ』。
ほのぼのとした絵柄や日常と最後に表示される"死まであと○○日"のギャップで一躍大人気作品となりました。
🔍「100日後に...」の使い方
目標やゴールに対してその過程を発信する時に使います。
100日後に痩せる(かもしれない)おばさんの食わんとやっとれん41日目。#ダイエット記録#子持ち主婦#ダイエット日記#絵日記#4コマ漫画 pic.twitter.com/AEznmSEeeZ— こいしさん@100日ダイエット中 (@koishisan_2) December 14, 2020
やはり暴力・・・!!暴力は全てを解決する・・・・!!
『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』の7巻に登場するこちらのセリフ。
本来タブーである暴力を肯定するセリフ、そして犯人の澄んだ表情がとてもユニークです。
このセリフがどんなシーンで登場するのかはぜひ元ネタ解説記事をチェックしてみてくださいね!
🔍「やはり暴力・・・!!暴力は全てを解決する・・・・!!」の使い方
暴飲暴食や散財など背徳感のある行為をした時に使います。
やはり暴力...‼️暴力は全てを解決する..‼️ pic.twitter.com/MkaSVWGTxE— エンブリオ@ゲイツ部 (@imutsukih) December 12, 2020
時代の姿を映し出す
2020年、私たちの日常会話やSNSに浸透した流行語・新語やマンガのセリフたち。
新しい言葉が生まれる一方で忘れ去られ消えていく言葉もあります。時代と共に変化し、まるで生き物のように進化していく言葉たち。
来年はどんな言葉たちに出会えるのでしょうか。
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