【2021年夏のスポーツマンガ特集】バレーボールマンガ12選 今この瞬間の輝きを体感しよう

2021年夏、待ちに待ったスポーツの祭典が遂に開催!涙、感動、様々なドラマ…スポーツはわたしたちの心をいつも揺さぶってきました。

そして筆者がフォーカスしたいこの夏のスポーツは、バレーボール

少女ファイト

とにかくバレーボールが最高だ!と叫び出したくて仕方がないのはきっと筆者だけはないでしょう。

本記事では2021年7月15日に発表された「2021年夏スポーツを100倍楽しむマンガ100選」に選書された作品を中心に、アルのライターがこの夏オススメのスポーツマンガをご紹介させていただきます❗️

今回のスポーツマンガ特集ではバレーボールをテーマに、バレーボールにおける1チームの登録メンバーと同じ数である12をキーワードにバレーボールはもっと面白いことを証明してくれるバレーマンガ12作品を厳選しました。

少女ファイト

選んだ人もり氏 。スポーツマンガが大好きなアルのライター。イチオシのバレーボール作品は『ハイキュー!!』高校時代はバレーボール部でした。今も昔もバレーボールが1番面白いスポーツだと信じてます。

🏐目次〜好きな作品まで一気にジャンプできます

🏐『ハイキュー!!

🏐『れっつ!ハイキュー!?

🏐『少女ファイト

🏐『2.43 清陰高校男子バレー部

🏐『リベロ革命!

🏐『アタック!!

🏐『ハリガネサービス

🏐『健太やります!

🏐『神様のバレー

🏐『その娘、武蔵

🏐『涙のバレーボール

🏐🌊『はるかなレシーブ


かつて春高バレーにも出場するも今は堕ちた強豪、飛べない烏と揶揄される古豪烏野(からすの)高校に入部した日向翔陽(ひなたしょうよう)と影山飛雄(かげやまとびお)。

どこまでも向上心に溢れた2人を中心に、烏野高校が全国の舞台を目指し成長していく様が丁寧に描かれています。

ハイキュー!!』の注目したい点は、バケモノのようなプレーヤー達の凄みも味わえる一方で、夢敗れた者達の姿もしっかりと描いてくれているところです。

誰もが部活動を経験する中で感じてきた喜びや悔しさを追体験しているような気持ちにもなる、登場人物達の心情までもが読者につき刺さるのです。

魅力的なキャラクターがコレでもか!と登場してくる本作品。バレーボールの面白さを広く世に知らしめてくれた名作です。


ハイキュー!!』の公式スピンオフとして「ジャンプ+」で連載されているレツ先生による作品です。

『ハイキュー!!』に登場するお馴染みのキャラクター達が4コマという名の四角いコートで暴れ回ります。

2021年7月2日発売の第8巻では『ハイキュー!!』の作者である古舘春一先生との夢の逆転コラボも実現しています。

原作ファンは思わずニヤリとしてしまう展開の連続です。あのエピソードの裏にはこんな秘話があったのか!?と驚愕すること必至です。

ギャグ要素濃いめでバレーボール界の頂きを目指す『れっつ!ハイキュー!?』ジャンプ+で初回無料で読めます!


小学生時代、狂犬と恐れられた大石練(おおいしねり)。バレーボールの名門である白雲山中学から声がかかり入部を果たすも、とある事件がきっかけで心が折れ自分の実力を隠し控えに甘んじる練。

そんな練の憧れ、姉である大石真理(おおいしまり)は将来を嘱望されるバレー選手でしたが、全国大会決勝の前日に交通事故で命を落としてしまいます。

少女ファイト

さらに練習試合での不祥事がきっかけで白雲山中等部を退部になる練。かつて姉が所属していた黒曜谷高校バレーボール部から突如推薦を受け、訝しみながらも入部を決める練。そこで出会ったチームメイトは一癖も二癖もある選手ばかり。

様々な苦難を乗り越えながら、徐々にチームとしての形を成していきます。そして本作は戦いの舞台に上がる全ての選手達を救おうとする、再生の物語でもあります。

作者の日本橋ヨヲコ先生の熱量が凝縮された濃厚な世界を堪能してください。魂を持っていかれるだけの覚悟さえあれば、後は身を委ねるだけです。

少女ファイト

2.43 清陰高校男子バレー部』は壁井ユカコ先生による小説が原作の作品です。

東京の強豪中学バレー部でトラブルを起こした灰島公誓(はいじまきみちか)は、母方の郷里である福井に転居し、幼なじみの黒羽祐仁(くろばゆに)と再会します。

まともに練習すら行われていなかった紋代中学バレー部。天才的なバレーセンスを持つ灰島と、飛び抜けた身体能力を持つ黒羽の化学反応により徐々に頭角を現していきます。

周囲との軋轢を生みつつも、バレーボールに邁進する姿が赤裸々に描かれており、青春の香りが満載です。

山川あいじ先生によりコミカライズされた読み切りはコチラから読めます!

2021年1月7日にはアニメ化も果たしました。全国の舞台を目指す七符清隠高校バレー部の活躍をアニメでも堪能しましょう!


レシーブ専門のポジションであるリベロが主人公の物語です。

背は低いがバレーボールへの情熱とひたむきなプレーでチームを鼓舞する幹本要(みきもとかなめ)が、県内最強チームの藤原学園を打倒する為に入った高校はなんと5年連続一回戦負けの弱小校。

練習すら満足に出来ない環境の中で、チームメイト達が徐々に要の熱量に感化されチームとしての形を成していく姿が胸アツです。

県内最強の称号を賭けてぶつかり合う藤原学園戦は日本バレーボールマンガ史に残る名試合です。

瞬間瞬間で切り替わる手に汗握る展開、ネットを挟んでそれぞれの想いが交錯し、ボールを媒介にして語り合う両チーム。そして訪れた最後の瞬間の感動はスポーツマンガとしての美しさと儚さをこれでもか、と感じさせてくれます。


どんなスポーツもそつなくこなし、入学早々校内の様々な運動部から入部を嘱望される男加藤晴鷹(かとうはるたか)が、バレーボール部に半ば強制的に入部させられるものの、その奥深さにのめり込んでいきます。

天才セッター金子裕太(かねこゆうた)も同時期に入部し、さらに強面が過ぎる、キャプテンでありスーパーエースの小林賢吾(こばやしけんご)も怪我から復帰しチームが一気に成長してゆく様が描かれる一方、素人である晴鷹の葛藤や、それを乗り越えていこうとする姿からも勇気を貰えます。

そして何より迫力あるスパイクシーンの描写が本作の最大の魅力です。まるで大砲が発射されたかのようなスパイクの激しさをぜひ体感してください!


まだ実績はそこそこながら数々のチームを全国に導いてきた名将、山縣三郎監督の赴任後徐々に力をつけてきた都立豊瀬高校に入部した下平鉋(しもだいらかんな)。

彼は中学時代、アキレス腱を断裂した過去を持ち、その後は怪我の影響もありピンチサーバーとしてプレーをしていました。

中学生レベルでピンチサーバーというといわゆるベンチメンバーとしての認識しかされずチームメイトから冷ややかな視線を送られる鉋。しかし彼は、卓越したサーブコントロールの技術を身につけていました。

バレーボールの中で唯一の個人で完結するプレーであるサーブ。

強いチームには必ずサーブで自チームに流れを持って来られる選手が存在します。試合の局面を変えるたった1人の腕から放たれるその軌跡に、バレーボールの魅力が凝縮された作品です。


1988年から1994年にかけて描かれたバレーボールマンガです。『MAJOR』でお馴染みの満田拓也先生による作品です。

体格には恵まれていないものの、ひたむきさと不屈の精神でチームを支える井口健太(いぐちけんた)。天才アタッカー前田隆彦(まえだたかひこ)と共に弱小チームである小坂見台高校バレー部を引っ張り上げ、県内最強チームである私立誠陵高校バレー部との戦いに勝利すべく幾度となく挑戦します。

まだ先輩がチームに在籍している状況でありながらもキャプテンを任されるなど健太の周囲を認めさせるほどの勤勉さと努力に注目です。

決してトータルの能力が高い訳ではないものの、一芸に秀でた選手達が噛み合って強豪校と渡り合う姿は、バレーボールというスポーツの魅力の本質を現していると言えるでしょう。

描かれた年代がまだバレーボールがラリーポイント制でなくサイドアウト制だったこともあり、その歴史の流れをも感じさせてくれる作品です。


戦略的なバレーを実践する作品です。

中学生の男子バレーの監督が主人公なのですが、王道で感涙するでもなくスパルタでピリピリした白熱ものでもない、言葉を選ばずに言えば邪道

相手チームにとって嫌がらせの様な攻撃をしていかにプレイを阻害するかというバレースタイルなので読んでいて、次はどんな作戦を繰り出すんだろう!とワクワクさせられます。

万年最下位チームの彼らによる快進撃を是非味わってニヤリとして欲しいです!

『神様のバレー』のレビューはアルライターの花が【夏のスポーツマンガ特集バレーボール】記事に寄稿させていただきました🏐


若干14歳にして中学女子バレーボール界の頂点に君臨し、180cmを超える体格を持つ兼子武蔵(かねこむさし)。

彼女が全国大会の試合後インタビューで口にしたのはまさかのバレー辞めます宣言。

入学した高校には女子バレー部が存在するものの部員すら満足に揃っていない状態。必死の勧誘で武蔵に入会を迫る先輩。果たして武蔵は再びバレーボールと向き合うのか。

本作品の注目すべきポイントとして、部活をやる理由とは?というテーマが挙げられます。

本来誰に強制される訳でもなく、自分の意思で選択すべき部活動。

なぜ、自分がそれをやるのか。無限に近い選択肢の中で、自分がバレーボールをやる理由。

価値観もバラバラな人間達とチームとなることの意味を見出せなかった武蔵が新しい価値観に出会い、誰の借り物でもない、自分だけの、バレーボールを選択すべき理由を見出そうとしていく姿に惹かれます。


中学時代はミラクルサウスポーと呼ばれ将来を嘱望されていた河合瞬(かわいしゅん)。全国大会決勝で負ったケガが原因でバレーボール界から長らく姿を消してしまいます。

高校生になってもバレーボール部には所属せず、自堕落な生活を送っていた河合。ケガのせいにして自分と向き合わない河合は、ある日バレー部キャプテンの関森に煽られバレー部の練習に飛び入りします。

そこでチーム1レシーブの上手な小柴と対決することになる河合。過去のイメージが先行し、全くスパイクが思い通りに打てずに苛立ちを見せるも、自分の中で何かが目を覚ましたことを感じた河合が、再びバレーボールというスポーツに向き合っていく姿が描かれます。

挫折から這い上がる姿、そしてそれに引っ張られるように成長していくチームメイト達。涙なしでは見られない珠玉のストーリーを堪能してください。


はるかなレシーブ』はパートナーとの絆が魅力の物語です。

テーマは女子ビーチバレー。片面8m×8mの広いコートに、2m24cmの高いネット。そしてボールには2/3程度の空気しか入っていない、難易度の高い競技です。

はるかなレシーブ

そこで試合に勝つために重要になるのがパートナーとの絆です。

広い砂のコートは自由に駆けられない、威力が出ないスパイクで点を入れるためには心理戦に勝つ必要がある。だからこそライバルの考えを読み、パートナーと心を通わせて得点に繋げる必要があります。パートナーとの絆の強さが勝敗を分けるのです。

はるかなレシーブ

学校、通学路、放課後の浜辺。何気ない日常で生まれた絆が、激闘の結果を左右します。日常で何を感じ、それがどのような力になるのか。彼女たちを成長させる1ページ1ページが見逃せない作品です。

はるかなレシーブ

『はるかなレシーブ』のレビューはアルライターの星月まふゆが【夏のスポーツマンガ特集バレーボール】記事に寄稿させていただきました🏐

バレーボールの魅力を教えてくれる作品たち

ボールを一度も地面に落とさずに返す。そのためにいかに相手の裏をかき自分達の攻撃を成功させるか、相手の攻撃を読んで防ぐか。頭脳を駆使するスポーツでもあり、選手同士の絆が強く求められる競技でもあります。

バレーボールはもっと面白いことを証明してくれる珠玉の作品達に触れて、この夏さらにスポーツを楽しんでしまいましょう!

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スポーツマンガを味わい尽くそう!

今回ご紹介させて頂いたスポーツマンガには一般社団法人マンガナイト主催のスポーツマンガ100選企画に選出された作品もご紹介されています。どんな作品が選ばれているか詳しく知りたい方はぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね⚾️⚽️🏐🎾🏀🏈🥊🏃‍♀️🤾‍♀️🏓🚴‍♂️🏸🏌️‍♀️

本記事は、競技ジャンル別にアルライターオススメのスポーツマンガ作品をご紹介する「2021年夏のスポーツマンガ特集」の一本として掲載されています。熱量が世界レベルの素晴らしきスポーツマンガの魅力を味わい尽くしましょう!