東京 (28)
僕が「時」を同じくしてこのマンガと共に図書館員として生きている。きっとこれは運命なのだろうと感じるほどに震えている。この作品がマンガ界の後世に伝わる大作になると確信してやまない。作者がこの作品を通して伝えんとすることの偉大さ、並々ならぬ想いが痛いほど感じ取れ、その尊さに現実の自分が使命感すら覚えてしまう。 「書」とは何なのか。 なぜ「書」を護らねばならないのか。 誰が「書」を護るのか。 作者が導いてくれる結末までの大冒険を、心ゆくまで楽しみたい。 約束された「マンガを読む喜び」を共に見届ける仲間が増えることを願う。
2020年 09月 02日