東京 (28)
スルメのように読み込めば読み込む程に絵柄もストーリーも魅力と面白さが増していく作品です。第1話から読み返しています散りばめられている謎、伏線を懸命に考察してはそれを覆してくる面白さが癖になります!! 巨人が支配する世界、人を補食する残酷な世界なので少々グロい描写もあります。お気に入りのキャラクターも沢山死んでいきます…キャラクターが魅力的な故に結構引き摺ります。…が、立体機動装置を使ったVS巨人との戦闘シーンのスピード感は気持ちよく(コーエーテクモさんから発売されているゲームで体感も出来ます!!)その迫力は原画展(進撃の巨人展で是非とも体感して頂きたいです!)で拝見した繊細かつ力強い線が作り上げているものだと思うとまた感動します! キャラクターにおいて男女の扱いに差は無く老若男女全てのキャラクターがカッコ良い部分、弱さ、内面、それぞれに等身大で魅力的で無駄な露出も性的な描写もあからさまな恋愛もない、其々が其々の溜めにただ懸命に足掻いて誰かを愛し生きている…なので純粋に物語を楽しめます。 最初は巨人VS人類の単純なストーリーだと思ってました、しかし読み始めてみればその世界が海のように深かった…。巨人VS巨人、人類VS人類、国VS国民、国VS世界…他作品では戦闘が多いと間延びしてしまいいつも飽きてしまっていた自分が、全く飽きる事なく楽しめている数少ない作品の1つです。 迫力、スピード感、ストーリー。主要に見えるキャラクター脇役に見えるキャラクター誰しもが物語を大きく変えていく要素を持っていて、その生きざまを見届けるのも楽しいですし、心に刻まれるセリフが沢山溢れています。沢山のキャラクターが死んでいき、謎か解明され核心に迫って行ってます。そしてとうとう本誌では…最新話を読んだ事で今月もまた1話から読み返しています。
2019年 09月 09日