37.5℃の涙

椎名チカ

37.5℃の涙の好きなところ

エドです。 エド全然関係ないです笑 アルといえばエドかなと思いまして(世代的にピンと来ない方もいらっしゃるんでしょうか。「鋼の錬金術師/荒川弘」の主人公です。)。 今日が初投稿です。 緊張します。 この投稿が、マンガを読むきっかけになれば嬉しいです。 では、早速、紹介です。 今日はこれ、 「37.5℃の涙/椎名チカ」 です。 この作品は、子供もが病気で保育園に預けられず仕事に行けないという親御さんに手を差し伸べる存在である「病児保育士」を題材にした作品です。 子育ては大変だと聞きますが、結婚しておらず子供もいないぼくは、その辛さを感じることができません。 それではダメだなと思い、この作品を読みました(これを読めばいいなっていうのは結構わかるんです。)。 いろいろ感じさせられることが多かったです。 読んで欲しい対象は… 1.これからお子さんが生まれる方  ・予備知識として 2.既にお子さんがいらっしゃる方  ・心の支えとして  ・ケーススタディとして  ・病理保育について知ってもらうため 3.周りにお子さんがいらっしゃる方  ・あ互いに理解を深めるため です。 今日は、その中でも印象に残った話を紹介します。 ※ ここから先はちょっとネタバレになります。 奥さんが育児・家事そしと仕事に追われる中、旦那さんが何も気づかずに仕事のみをしている家庭のお話です(かなりザックリしてます。)。 奥さんは、育児休暇が終わり、育児・家事・仕事のすべてを頑張ろうとしますが、たびたび、お子さんが体調を崩し保育所に預けられないというところから、話は動き出します。 保育所は体温が37.5℃以上ある子供は預かってくれません。 保育所に預けることができなければ、仕事に行くことができない。 旦那さんに相談しても取り付く島もありません。 子供のことは大切だけど休みが重なれば仕事もやめなければなりません。 仕事も頑張りたい、子供にも真摯に向き合いたい。 奥さんは悩みや葛藤でがんじがらめです。 そして、ついに大切なお子さんを怒鳴りつけてしまう。 そんな心身ともにいっぱいいっぱいの時に、育児に対する男女の違いと病理保育について知ります。 「男って 女性10気がつくことに2しか気づけない」 「妻がうまく夫を使えていない」 「『私の大変な姿を見たら 助けてくれるだろう』なんて思ってても男は全く気づきません」 「妻が笑って『ありがとう』って言ってくれるだけで喜んで手伝っちゃうんですよ」 これらは作中の印章的なセリフです。 育児は夫婦でやるものだと言われるようになり、育児をする男性は「イクメン」と呼ばれもてはやされています。 でも、ちょっと待ってください。 育児ってそもそも夫婦でするものです。 なのに、育児をする男性だけをピックアップして、「イクメン」っておかしいです。 もともと育児に専念していた女性には触れずに男性を持ち上げるのは違うと思います。 こういうことについても考えるきっかけになればと思います。 もし育児について少しでも知りたいなという方にはオススメです。 そうでもないという方でも、楽しめる作品です。 ぜひ、読んでみてください。

2020年 01月 02日

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