All You Need Is Kill

安倍吉俊/原著 桜坂洋/原著 竹内良輔/編集 小畑健/著

All You Need Is Killの好きなところ

【死も利用して、強さを求める】 ハリウッドで映画化もされた小説のコミカライズですが、このマンガ単体で読んでもめちゃくちゃ面白い。 ーあらすじはこんな感じー ・近未来、地球はギタイと呼ばれる謎の生命体に侵略されていた ・人類は防衛ラインを敷いて戦うが、ジリジリと後退させられている ・主人公のケイジは前線に来たばかりの新兵 ・初の実戦で、あっけなくギタイに殺された。はずだった… ・目がさめるとそこは、実戦参加の前日だった 謎の生命体との戦闘、タイムリープの謎が解けるミステリ展開、ライバルであり師匠であるキャラとの絆、などなど全2巻とは思えないほど作品の濃度がぎゅっと詰まっています! 中でも僕が魅力に思っているのは主人公の強さへの執着心、もっと言えば「死を使って自分を鍛える」部分です! 詳しく書くと、この主人公は死んでもその前日に戻るので何回も死ぬはめになるんですね。 普通の人間ならそれで気が狂いそうですけど、主人公はそれを「自分を鍛えるチャンスが無数にある」と考えます。とてもポジティブ。 そして実際に戦場の中で敵に殺され、途中からは敵を殺しながら自分の力を高めていくのです。 そのシーンの鬼気迫るオーラ、強さのために命すらも雑に扱う覚悟。 そういった狂気じみたところが大好きです。 短くまとまったSF作品が読みたい方にオススメ!

2019年 10月 19日

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