かがみの孤城

武富智/著,辻村深月/原著

かがみの孤城の好きなところ

辻村深月先生の大ヒット小説『かがみの孤城』をコミカライズした作品です。 とあることがきっかけで学校に行けなくなってしまった少女こころは、ある日、鏡の中にある城に招かれます。 そこにはこころと同じように学校に行っていない少年・少女6人と、狼のお面を被った「オオカミさま」と名乗る少女がいました。 「オオカミさま」いわく、城の中には「開かずの間」があり、どこかに眠っている「鍵」を見つけ、扉を開けることができれば、どんな願いでも1つだけ叶うとのこと。 そんな不思議な城を舞台にした物語となっています。 こころがトラウマを抱えるきっかけとなったシーンでは、中学校のカーストや子どもの無邪気な悪意が生々しく描かれており、読んでいて胸にきました。 また、こころ以外の6人の事情や「オオカミさま」の正体、そして城のどこかにある「空かずの間の鍵」といった謎がどのように描かれるのかも読んでいて気になりました。

2019年 12月 30日

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