東京 (28)
【思考と行動で、愛を勝ち取れ!】 これほどまでに恋愛に対して、努力と工夫を重ねたラブコメがあったでしょうか? ーあらすじー ■ここは良家の子女令息が集まる名門高校!その生徒会には校内の全生徒から憧れの眼差しを受ける2人がいた! ■日本有数の名家の娘にして文武両道、万能の天才、四ノ宮かぐや! 庶民の出ながら圧倒的学力と勤勉さで信頼を勝ち取った努力の鉄人、白銀御行! ■学園のトップに立つ2人は生徒会で活動するうち、お互いを憎からず思うようになる。しかし……何もおきなかった! ■理由は明確、原因は明白、お互いが「相手の告白待ち」をしていたからである! ■ならばと両者は動き出す!そう、相手を心理的に戦略的に追い詰め、「自分に告白をさせる」ように動き出した! ■これは持てる能力の全てを使って「愛を勝ち取る」戦いの記録である! 主人公たちの恋愛に対する(間違った)努力がたまりません。 相手に告白させるためにものすごい量の思索を重ね、とんでもないレベルの罠をはりめぐらせる。 そして相手もそれに気づき、罠をかいくぐったり、時にはその罠を利用して相手を追いこんだりします。 なんて幸せなデスゲーム。 恋愛のドキドキと心理戦のドキドキがミックスされたようなあの感覚は、この作品でしか味わえないものでしょう。 ストーリーの中盤からは心理戦要素が薄くなったと言われがちですが、それでも「愛を勝ち取るために努力を重ねる」という部分はまったくブレません。 主人公たちは相手の関心を引くため、明後日の方向にホームランを打ち、豪速球の大暴投を投げ続けます。 効果はないかもしれない。本当はもっと直接的で本質的な行動があるとわかってる。でもそこにはあえて目を向けず、今日も別の方向の努力をする。 その甘酸っぱさ、コミカルさ、過去の自分を針で突かれているような感覚。 ラブコメ好きだけでなく、「努力で何かを目指す物語」が読みたい方にもおすすめです!
2019年 11月 19日