東京 (28)
この作品が独特なのは娘と母が同級生なところ。母が大好きな娘のあかしが、母親ともっと一緒にいたいという理由で母すだちと同級生になってしまいます。 同じクラスの中で2人は友達みたいだったり、やっぱり親子だったり。はたまたすだちが一人暮らしの友達、冬生の母親代りを演じたり、時にはあかしの妹を演じたり。それでいてお泊り会では先生と一緒に酒を飲んだりしています。 不思議だけれど当たり前のように、いろんな関係性があちこちで、しれっと成立している。それがこの作品の何気なくもすごいところだと思います。
2019年 10月 30日