ツバキ

押切蓮介/著

ツバキの好きなところ

山で狩猟をして暮らす「叉鬼(マタギ)」を生業にする少女、椿鬼(ツバキ)が、旅を通じて様々な人間の業と対峙する物語です。 この作品には多くの外道や日本の田舎の悪しき風習が登場します。 それらに人が苦しめられるシーンは凄惨で、思わず目を覆いたくなることが多々ありました。 そんな中、苦しめられる者を救う存在として主人公、椿鬼が登場します。 強く、気高く、穢れのない椿鬼を通して、人の醜さ、弱さが描かれています。 「鬼に転じて鬼を討つ。」 山に棲む鬼よりも強い鬼と言われる「叉鬼(マタギ)」。 そんな美しい鬼の少女の生き様から目が離せない作品でした。

2020年 01月 07日

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