バジーノイズ

むつき潤 / 著

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バジーノイズの好きなところ

アルで出会えたマンガ2号です。 1号は・・・また気が向いたら、書きます。 *** のぺーっとした画は僕の守備範囲外で、普段はそのフライを取りに行かないずにボーっと突っ立ってるんだけど、けんすうさんが『バジーノイズ』を絶賛してるのを見かけて、あっ、そういえば『バジーノイズ』って、ワープさんが前に推してやつやん! と思い出して、”いちアルファン”としては避けては通れず、このフライ追いかけてみました。そしたらさ、 ―あれ?この間 ―あれ?この空気 ―あれ?この行間 好き。 しかも、のぺーっとした画には確かな立体感があったんです。でも、その立体感をつくっているのは、画の影だったり、パースのゴリゴリ効いた画じゃなくて、むしろその逆で、省略に省略された画は殴られても全然痛そうじゃないくらい伝わらないんだけど、(殴るシーンは例えじゃなくて、本当にあります。何回か) それでもなんか立体感を感じたんですよね。 これはたぶん『バジーノイズ』が作る音楽だったり、物語だったり、漫画の見せ方だったりが絶妙に混じりあっていて、ないはずの立体感が作られていったんだと思う。もし、のぺーっとしたこの画も、立体感を演出するための技だったら…もう頭が下がります。 ※ウェブマガジン記事「『バジーノイズ』むつき潤が語る、ロックマンガへのカウンター」でむつき潤先生のインタビュー記事読みました。はい、 意図的でした。はい、天才でした。 物語はよくあるサクセスストーリーで、バンドマンガってこんな感じだよなの王道だから、久々に読んだバンドマンガの懐かしさがまた心地よかった。でも、これまでのバンドマンガに感じる熱さとは違ってて、 熱くないけど熱いバンド漫画。赤い炎じゃなくて、青い炎みたいな。実は、青い炎の方が熱かったりする。 みたいな感じです。 音を可視化させちゃう表現は、ホントびっくりしたさ。たぶん、音楽って形でみせたらこんな感じなんだろうな。と思っちゃいました。 持っていてるだけで、あれっ?なんか俺ってオシャレ。と思えるような作品したっ! って、これも『バジーノイズ』の施策だったようです。 むつき潤先生、僕はホイホイに捕まったゴキブリでございます。

2020年 04月 11日

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