東京 (28)
親友の死に生きる意味を失って消えゆく神様、死ねない男と黄泉に向かう旅に出る… 字面から連想されるより全然(後ろ向きに)ポジティブで明るい雰囲気なのだけど、和やかなムードが突然スッと冷たくなる展開だったり、どこか壊れた心や狂気を漂わせていたり、軽やかな読み口にも急に裏切られそうな緊張感があってすごくよい。 1巻もそうだったけど、おそらく島根に向かうなかでミカたちはさまざまな人と出会い、生きること死ぬことと向き合っていくんだろうなと。あと地味に旅マンガ要素もあって楽しい。
2021年 04月 27日