東京 (28)
ごく普通の中年サラリーマンの男がミステリー小説で得た知識を駆使し、完全犯罪を目指す物語です。 主人公の男はひょんなことからヤクザの男を殺してしまいます。 この事実が明らかになれば家族に危険が及ぶと考えた主人公は、長年読み続けきたミステリー小説で得た知識を駆使し、秘密裏に死体を処理していきます。 そんな普通の生活を送る裏側で死体を処理するというストーリーがスリリングで、読んでいて非常にハラハラさせられました。 死体処理のハウツーが載っているところは読んでいて衝撃を受けました。 また、序盤から明るい未来の見えない状況にある主人公が、そのまま地獄に落ちていくのか、それとも平穏な日々を取り戻すのかというところも気になりました。
2019年 08月 06日