ランウェイで笑っての好きなところ

それまで読者アンケートなんて出そうとも思わなかった。 でも『ランウェイで笑って』の初連載を読み、 この作品は絶対後世に残すべきや！！！！ もし俺の一票で連載の行く末が決まってしまったら…… と思ったら、動かずにはいられなかった。 まさに『ランウェイで笑って』はそんな「衝動」がテーマだったりするわけで。 結局ね、俺の一票で――なんてことはなく、数日後Twitterで「大反響」なんてキャッチコピーを見て、なぁーんだ みんなも同じことを思ってたのか。。と取り越し苦労だったことにがっかりする一方で、自分のモノサシは間違っていなかったことに安堵した当時の記憶を思い出します。 そして、待望の単行本１巻の発売。待ちに待ったさ。そして、面白さが加速する２巻。"タイトルの意味が明かされるフェチ"な僕は、完全に魅了された。 ところが、僕の本棚はこの２巻で止まっている。 「あれは１・２巻同時発売にするべきだったな」 誰かがそんなことを言っていた。御意。僕も同じことを思ってたよ。 プロローグといえる２巻までの話は、１冊で収まっていた方が作品としてキレイだったし、２巻までのあの濃さと熱量は同じ時間で味わいたかった。 ミスチルがCDの容量では収まらないから―とアルバムをUSBでリリースするという前代未聞の楽曲発表をしたのと同じように、１・２巻同時発売！なんて斬新なことをやって、作品美を追求してほしかった。 だから、断固としてこの作品は認めんっ！ ってわけではありません笑 でも、これだけは言っておきます。発売された今となっちゃ自分でどうにかできるわけで、これから読むっ！という人はぜひ１・２巻同時に入手して、イッキ読みしてください。 ２巻で本棚が止まっているホントの理由はね……２カ月に１度発売されるハイペースに完全にとり残されてしまっただけなのです。『あひるの空』の単行本発売ペースが僕のスタンダードんだもの。。。 僕はホントは、”おいしいものは先に食べちゃう派”なんですよ。 でも、『ランウェイで笑って』だけはこの際「もう読むマンガなくなっちゃたよー」となってからじっくり味わおうかと。 期待を裏切らない"三ツ星レストラン"であることはわかっているから。 アニメも楽しみです♪