乙女文藝ハッカソン

山田しいた/著

乙女文藝ハッカソンの好きなところ

山田しいた先生が『あひるの空』を読んでるツイートを見かける → 著書『乙女文藝ハッカソン』の存在を知る → 試し読む → 「好きかも」 → 3巻完結であることを知る → 3巻なら・・ポチる → 読み終える → 「なんか書ける気がしてきた」 → そしていま、レビュー書く。 いつか小説を書いてみたい。 とか、大声で言うには小恥ずかしい夢というか目標が僕にはあって、小説の”書き方本”みたいなのを読み漁ってた時期がありました。 あの時間は何だったのだろうか・・・この3冊に凝縮されているでねぇの・・・。 ”書き方本”に書いてあることのほとんどが『乙女文藝ハッカソン』 では網羅されていた。 その極みがコレです↓ 「読書量が多いと良い小説を書ける確率が上がる」(2巻より) 作中のこの言葉通り、『乙女文藝ハッカソン』では 山田しいた先生の圧倒的な読書量がうかがえ、自身も小説作家である一面を持っておられるがゆえ、紹介される文学作品はきっと最低限おさえるべき作品なのだろう。 読後は「紹介された小説 全部読みますっ!」ってなると思います。 *** 【ハッカソン】:ハック(コンピュータに関する深い知識を駆使してなんか凄いことをやること)+ マラソン の米IT業界発祥の造語 こんな言葉があるのを僕は知りませんでした。 『乙女文藝ハッカソン』 は、それを文芸部に置き換えた学園祭の催しの1つ”最強の文芸部を決める闘い”=「文藝ハッカソン」の頂点を目指す話です。小説を書いたことのない主人公 ”安達倉 麻紀(あだちくら まき)”が、先輩たちの手解きを受けながら「物語」の作り方を磨いていく。 安達倉の才能がじわじわと開花するのか!? 詳しくは本編で。 『乙女文藝ハッカソン』 では「構想」から「物語」の作成手法、作成過程、そして「物語」開示。完成した「物語」までちゃんと読めるからスッキリするんです。これまで読んだ”書き方本”には、ここまで見せる本はなかったから。 ライターのみならず創作に携わろうとしている人ならきっと何かヒントを得られるはず。   ***  「あとがき」でも触れられていましたが、いつか続編が描かれることを期待しています! と思ったら、先日の「cakesクリエイターコンテスト2020」で山田しいた先生が受賞してて、連載に鋭意とりかかっている模様。これまた期待っすネ!

2020年 06月 19日

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